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(4)意識作用のプロセスの理解 [2022年09月27日(Tue)]

マインドフルネス心理療法、SIMTとは
 (4)意識作用のプロセスの理解
 〜 家庭、職場などで生活する時

 人生には、快も不快もありますが、とにかく生きていかねばなりません。生き抜いていくために、自分の日常生活における意識の起こり方を観察して、病気にならないように、犯罪にならないように、他者を苦しめないように、意識作用の全体を観察します。

 瞑想(坐禅)時だけではありません。快・不快の感情が起きる家庭、学校、職場、生活場面で、常にです。その時の、応答の仕方で、結果的に人間関係を悪化させたり、ハラスメントと批判されたり、するからです。

★意識作用の観察
 意識作用、常識的には、「心の作用」「心の働き」と呼ばれているものには、どんなものがあるかを観察します。
 見る、聞く、など5つの感覚、思考、感情、欲求、行為などがあります。行為には、発語、態度、身体行動があります。この違いを観察します。まず、瞑想時に観察します。わかったら、家族や職場などでの対面時、何か(論文、作品、手紙、ネットでの書き込みなど)を作る時にも、観察します。 (ほかに、意識されにくいエゴイズムの心理がありますが、後で述べます)

★意識作用の前後関係の観察
 意識作用の区別が観察によって、理解できたら、次には、その前後関係、プロセスを観察によって、理解します。「観察によって」というところが、「瞑想」「実践」になります。言葉での理解は、思考にすぎません。実践が伴わないと、現実の生活場面で活かされません。

 前後関係ですが、大体、次のような前後関係、プロセスになっていることを観察によって理解します。

 五感覚右矢印1感情右矢印1欲求右矢印1行動(発言、態度、身体行為)

 五感覚右矢印1思考右矢印1感情右矢印1欲求右矢印1行動(発言、態度、身体行為)

 思考右矢印1感情右矢印1欲求右矢印1行動(発言、態度、身体行為)

 欲求は、意識されず、無意識のうちに、行動になっている場合もあるはずです。観察によって理解します。気がついたら(意識したら)、ひどい言葉を言っていた、犯罪行為になっていた、・・。このように、意識しないで、行動(発言、態度、身体行為)すると、まずいわけです。

 対人場面では、上記の行動(発言、態度、身体行為)に続くプロセスがあります。 相手が反応するので、自分の側では、その反応を見る、聞く、をします。そして、また感情(2次的)を起こします。

行動(発言、態度、身体行為)右矢印1(相手が、発言、態度、身体行動するので、自分は) 右矢印1それを見る、聞く右矢印1(それにより自分は)右矢印1感情右矢印1(続きます)

 2次の感情は、一次の感情とは違うものです。たとえば、自分が家族のある行為を見て、不満、イライラの感情(一次)を起こして、「そんなことをするな」(行動=発言)という。すると、相手は(感情を起こして)「うるさい」と言い返す。それを自分は、聞く。
 そして、今度は怒りの感情(2次)が起きて、「うるさい」とは何だ」という発言。

 こういうふうになります。家庭でも、職場でも、こういう意識作用のプロセスがありますので、瞑想時も、対面時も、観察するのが、自己洞察瞑想療法、SIMTです。
 こういう感情の連続は、人間関係を悪化させ、こころの病気になったりするので。賢明な反応に変えなければなりません。

(続く)

【参照文献】
大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法、SIMTとは
Posted by MF総研/大田 at 07:22 | SDGs | この記事のURL
(3)人生価値の確認、想起 [2022年09月23日(Fri)]

マインドフルネス心理療法、SIMTとは
 (3)人生価値の確認、想起

 人生には多くの出来事があります。つらいことをも何度も起こります。そういうなかで、生きていくためには、人生価値の確認、想起が大切です。生きがいを感じて、幸福だと感じるのは、その人生価値を維持できる場合だからです。

人生価値の確認、想起

 自分が人生を通して継続して大切にしたいことを人生の価値といいます。心身の健康の維持、平和な家庭生活の持続、職業生活を持続させること等が多くの人に共通の価値です。自己中心的な本音で、自分と他者の苦しみを引き起こすような発言や行動をしないで、お互いが納得できるような言葉や行為を選択するのが、賢明な価値実現の反応です。そういうわけで、次のような反応の仕方を繰り返し実践します。

 なお、職業だけが価値ではありません。家庭にいて家族のために働くのも重要な価値です。
 「今」という瞬間は、すごい速さで移り変わっていきます。人は、複数の価値をもっていますが、一つの瞬間は一つの価値のためにしか行為できません。 複数の価値を持っていることを確認します。そして、時々刻々の瞬間にどれかの価値なのか判断して、思考・発語・行為を選択するトレーニング、執着せずに適切に価値を移動するトレーニングも自己洞察瞑想療法SIMTの中のトレーニングに含まれます。
 価値の領域が違えば、評価の基準が変わります。評価の仕方も適切でないと自分や他者の価値を崩壊させます。

 また、そういう職業とか家庭での仕事だけが価値ではありません。 こういうことは、他者に何かを提供する、行為をして喜ばれて、自分も喜びを得ます。当為価値といいます。
 当為価値だけが人生価値ではありません。病気や事故、高齢により、 仕事ができなくなる、家族のためにも働くことができなくなることもあります。病気になったり、介護される状況になったりした人がそうでしょう。こういう人にも、態度価値、存在価値があります。フランクルが態度価値について、述べています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2681
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2648

 さらに西田哲学では存在価値があるといいます。(注: 大田健次郎2022著書で詳細に述べました)
 家族が家族に対する愛による価値がそうです。家族は、家族が働けなくなっても、病気になっても、価値を認めます。何かをするからという当為価値ではありません。
 さらにひとりぼっちの孤独な人であっても、愛してくれる人々がいます。人間としての生命を認めます。存在そのものを愛します。
 家族のない人であっても、生きていることを愛します。自分自身が存在価値を認めます。
 そして、宗教的なレベルの存在価値があります。すべてのひとが、自己、人間を超えたもの(超個)において包まれていて、生かそうとしていることを意識できることがあります。日本に昔からあります。日本の自己洞察は、そこまであります。
 どんなに、つらいことがあっても、これらの価値を思い出して(想起して)、これを崩壊させないようにします。自分の見方、考え方、欲望、行為などが、価値を崩壊させないか、現在進行形で評価し、抑制し、価値実現かどうか評価します。後でも、述べます。

 カルトは、家族の存在価値や個人の現在の当為価値よりも、組織の価値を優先させる恐ろしいところがあります。そこには、組織のトップ、幹部の利益を優先させるエゴイズムが働いているのです。そういうエゴイズムの心理を観察して抑制すべきなのですが、カルトの幹部はそういう誠実さを失っています。
 自分の意識を瞑想時に無評価で観察するだけではなくて、思考し、行動時のエゴイズムの心理、欲望、行為が自分、自分の組織、他者の価値を崩壊させないかまでも観察して、共生社会を建設していくのが、西田哲学を基礎にした生き方ですが、おそらく、人類共通の生き方にしてもらいたいものです。そういうところには、他国の侵略、戦争もカルトもありえません。
 みな、違う価値の世界を生きていきますが、みな互いに他者の価値世界を尊重します。金子みすゞが「みんな違ってみんないい」ということでしょう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2376
★当為価値、存在価値

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2828
★フランクルの価値

(注)
大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社

(続く)


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法、SIMTとは
Posted by MF総研/大田 at 17:01 | SDGs | この記事のURL
(2)ストレス反応の理解 [2022年09月21日(Wed)]

マインドフルネス心理療法、SIMTとは
 (2)ストレス反応の理解
 〜うつ病などを予防したり治したりするために世界の構造を理解して生きていく

 精神疾患(心理的なストレスによって発症、悪化するうつ病、PTSD、不安症、依存症など)になって完治しない人がいますが、疾患を持続させている心のプロセスを理解していないことがあります。疾患を持続させて治らないような、衝動的な反応を繰り返していることがあります。だから、自分が生きる世界とそこで生きている自己の構造を理解することが大切です。

 精神疾患でなくても、家庭や職場で人間関係を悪化させて、家庭を崩壊させたり、仕事が続けられなくするのも、避けなければなりません。
 数々のハラスメントをするひとがいますが、他者を苦しめるエゴイズムの心理を自覚して抑制します。

☆ストレス反応の理解

 人生には、人間関係、病気、経済的問題、死の不安など、様々な苦がありますが、怒り、不満、恨み、イライラ、不安などの陰性の感情を起こす考えを繰り返すと、交感神経と副腎皮質(HPA系)を興奮させて、免疫細胞ミクログリアから炎症性サイトカインが分泌されて、脳や内臓に炎症を起こします。これによって、痛みや潰瘍やうつ病などをもたらします。

 クラスメート、同僚、部下、家族、などをつらい目にあわせて、うつ病においこみ、自殺させる人もいます。絶対、やめなければなりません。

 家庭や職場では、陰性の感情が起きることは避けられませんが、衝動的な反応を抑制して、家庭や職場での人間関係を悪化させず、うつ病にもならないで、幸福な人生を生きる心の観察、価値実現の反応を常に実践します。

 組織、集団などのトップ、幹部は、自己中心的な思想、方法、欲望をメンバーに強いて、不幸にしています。メンバーがトップや幹部の自己中心的な言葉、行為によって、つらいストレス反応を起こして、うつ、自殺に追い込むものがいるのです。だから、すべてのひとがこういうことを学習し理解し、メンバーを苦しめることをやめなければなりません。居心地のよい職場、グループ、家庭は、そういう配慮がされるところです。

(続く)


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法、SIMTとは
Posted by MF総研/大田 at 19:55 | SDGs | この記事のURL
(1)マインドフルネス心理療法、SIMTとは [2022年09月20日(Tue)]
孤独、不安、つらい人は、始めは正体を隠した誘い(アンケート、占い、相談、ヨーガ、ボランティア活動など)からカルトにはいっていくリスクがあります。
「カルト」が問題になっています。こちらに「カルト」について情報があります。

マインドフルネス心理療法、SIMTとは
 (1)ひとはみな、日本という世界で生きるのではない

 渋谷のスクランブル交差点の上空から見た景色をマルクス・ガブリエルが紹介しました。 豆粒のような人間が1000個も見えます。その豆粒ごとに、違う世界を生きています。 日本世界ではなくて、 「あの会社」「あの学校」「あの病院」が、生きる世界です。彼らの「内心の意識」をみると、彼らの生きる世界がうごめいています。それが、彼らの生きる具体的な世界です。

 人はみな違う世界(叡智的世界)を作ってそこで生きていきます。狭い叡智的世界で幸福、不幸を意識するのです。西田哲学では、叡智的自己といいます。

叡智的世界と叡智的自己

 人はみな自分の世界しか知りません。家庭が無数にありますが、各人は各人の家庭しか知らず、自分の家族の中だけで生きています。地球上には、職業、学問の領域は、無限の可能性がありますが、人は、ごく一部の職業、職場、学問の具体的なことしか知りません。学問も自分の学問の場所のことしかわかりません。
 他の家庭、他の職場、他の学問の場所において、そこでどのようなことが起きているか、具体的なことはわかりません。
 各人は、自分の世界しか知りません。他の世界は、無視、傍観します。自分の世界だけを重視します。だから、本質的に、人間は、エゴイストになります。ひとは、みな、自分が生きるために、自分のもの(職業、生命、名誉、収入など)を必死に守ろうとします。
 毎日、何十人ものひとが自殺します。100万人くらいの人がうつ病で苦しんでいるでしょう。そんなに苦しいひとがいるのに、みな、無視、傍観しています。自分の仕事などで、「幸福だ」といっています。そういう性質が、人間です。人間は、罪深い存在です。

 科学では、自分を解明できないという高名な科学者がおられます。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3569
 科学は対象を解明します。自分は対象ではなくて、それを見て考え行為する主体側です。その主体が自己中心的であることの自覚がなく、大切な他者の自分をいじめたり、殺戮しています。各領域のトップでさえも、ひどいことをしています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4430
★闇の心は、本人は自覚しないー宗教者でも学者でも、罪なことをしていると自覚しない
 あの組織も学者のエゴにより崩壊した

 (三浦綾子記念文学館、北海道旭川市、を見学しました。キリスト教の真摯な信者はエゴイズムの抑制に真剣です。三浦綾子は、小説ですべての人間の自己中心的な行為、エゴイズムを「原罪」として描いています。キリスト教でない日本人はその自覚が薄いようです。日本にも、あらゆる場所で、エゴイズムに泣かされる、立場の弱いひとが苦しんでいます。セクハラ、パワハラ、アカハラ、カスハラ、全体主義、カルト、DV、虐待、女性差別、少数派排除、・・・。)

(続く)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法、SIMTとは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5107
★仙台での講演から戻りました

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5099
★12月17日、仙台での講演、うつ・不安を克服したい人向け

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5098
★12月17日、仙台での講演、支援者向け

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5097
★自己嫌悪の自己とは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5067
(16)大変な時、投げ出すわけにはいかぬ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5064
(15)無評価で観察の「マインドフルネス」が教えない部分

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5062
(14)「マインドフルネス」は観察する範囲が違う

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5055
(13)自分というものの観察には3つの側面〜対象の見方、行為のしかた、自分とは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5054
(12)死の苦悩の淵にいる人を救う誠実な宗教が必要
 =遠藤周作の言葉(2)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5053
(11)日本には深いマインドフルネス(自己の観察、真の自己探求)が多数あった

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5052
(10)どうしても宗教的レベルの世界観自己観のマインドフルネス探求が必要なひとがいる

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5051
(9)問題に応じた「自己の階層」を洞察するマインドフルネスSIMT

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5050
(8)自己とは何かを観察・洞察するマインドフルネスSIMT

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5049
(7)禅やマインドフルネスの人が見ようとしない「罪」とは

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5048
(6)闇の本音を自覚しない日本の禅、マインドフルネス=キリスト教はこの点誠実

 (6)(7)は、三浦綾子のキリスト教とマインドフルネスSIMTの類似点

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5046
(5)本音=自分の立場からの評価基準

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5045
(4)意識作用のプロセスの理解  〜 家庭、職場などで生活する時

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5044
(3)人生価値の確認、想起

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5043
(2)ストレス反応の理解
 〜 うつ病などを予防したり治したりするために世界の構造を理解して生きていく

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
(1)ひとはみな、日本という世界で生きるのではない

【番外】難治性のうつ病の患者さんのいる世界
 このような世界で支援者として生きるひとがいない
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5041
★無評価の観察の世界で評判を得て幸福になっている人たちとは、生きる世界が違う。そこには、うつ病のひとがいません。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713
【連続記事】地方創生SDGs ターゲット 3.4 自殺の減少 ー 2021年の記事

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】自殺防止 ー 2022年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】自殺防止 ー 2021年
Posted by MF総研/大田 at 19:54 | SDGs | この記事のURL
(1)地方創生SDGsにマインドフルネス心理療法SIMTを [2022年09月20日(Tue)]
孤独、不安、つらい人は、始めは正体を隠した誘い(アンケート、占い、相談、ヨーガ、ボランティア活動など)からカルトにはいっていくリスクがあります。
「カルト」が問題になっています。こちらに「カルト」について情報があります。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4911
★事件が起きる前に、カルトについて論じていました

地方創生SDGsにマインドフルネス心理療法SIMTを

 心理職が難治性うつ病の回復支援をする組織をすべての都道府県に

 地方創生SDGsの活動をしています。次の3つの会員として活動しています。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713
☆内閣府
☆埼玉県
☆さいたま市

 マインドフルネス心理療法SIMTは、欧米の無評価で観察のものよりも、深く意識を観察するので、深刻な問題にも効果があります。今、カルトが問題になっていますが、SIMTは、自分のエゴイズムの観察を重視します。それを通じて、カルトのような他者のエゴイズムも判別できるようになります。

 重点的なSDGsの領域は、2つです。

1.ターゲット3.4 自殺の減少
2.ゴール6 質の高い教育をみんなに

 日本には、昔から深い自己観察の哲学や実践があるのに、それが、教育されていません。SDGs4「質の高い教育」の欠如です。
 日本には、深いマインドフルネスがあったことは、西田幾多郎、鈴木大拙などが明らかにしていましたが、最近、竹村牧男氏が、空海や道元にも深いものがあることを明らかにしました。

 深い自己観察方法を再興してほしいと思います。私たちだけでは、とても足りないので、すべての都道府県で、同様に、活動を普及していただきたいです。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3288
★日本のマインドフルネスの再興を

 そして、うつ病やパニック症などが治らない場合でも、SIMTで治るひともいます。 これも、大学などで教育されていません。うつ病が治らなくて、自殺するひとが多いことが知られています。しかし、SIMTが学校でも医療機関でも教育されません。大学などで、SIMTのような心理療法を教育してほしいです。

 新型コロナ感染症の後遺症に、うつ病や非定型うつ病に似た症状があります。非定型うつ病には、鉛様麻痺感があります。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2091
 SIMTで治るひとがいますので、後遺症もSIMTで軽くなるひともいるかもしれません。

 職場の人間関係や過労などで、うつ病になり休職し、労災認定されても、うつ病が治り復帰できる人が多くありません。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3957

 医療従事者でさえも、うつ病になり自殺しています。異常事態と言えるでしょう
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4987

 産後うつ病には、相談できる制度がありますが、ただし、うつ病が重い場合、相談だけでは治りません。うつ病を治す支援が必要です。うつ病が重くなった人は、免疫細胞から炎症性サイトカインが分泌されて、前頭前野、島皮質などに炎症が起きているという説が有力ですが、その炎症が回復しないと「完治」とは言えませんが、SIMTで支援しても回復までに、6−12カ月かかりますから。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3900

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
★こちらに種々の領域にSIMTを活用していただきたいと述べました。

心理職が難治性うつ病の回復支援をする組織をすべての都道府県に

 うつ病については、薬物治療が一般的であり、医師は、心理療法を提供することは経営上難しいそうです。 それならば、心理職や看護職がSIMTのような認知行動療法を提供して、難治性のうつ病の改善の支援をしていただきたい。
 心理職は、たいてい複数の場で活躍しています。数人が、週に数時間を「うつ病の回復支援センター」でマインドフルネス心理療法SIMTを提供するのです。 病院に勤務していない看護職も同様です。 心理職や看護職として、通常程度の報酬を得るが、患者の自己負担を低くするために、助成金を得る。
 助成金の財源は、数人の心理士(および看護職)が、民間団体を作り、助成団体や自治体の援助を受ける交渉ができないでしょうか。
 都道府県ごとに、一つの準備チームを結成して、意欲ある心理職、看護職の参加を募集しませんか。1,2年かけて、準備するのです。当研究所がSIMTの方法を教授させていただきます。
 心理職(および看護職)だけのNPO組織(法人、任意団体)です。事務(IT,会計など)は、心理職・看護職でない人に支援を依頼してもいいです。

 うつ病やパニック症が治らないで、十分に活動できない患者さんが多いから、自殺もあります。時間の一部を割いて、自殺の減少に取り組んでほしいです。
 埼玉県にも必要です。県内の心理職・看護職のかた、このような新しいグループを起こしてください。

【参考記事】不安過敏もつらい、希望する人生価値があるのに乗り出せない
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1757

 マインドフルネス心理療法SIMTは、「自己洞察瞑想療法」といい、他のマインドフルネスとは違います。SIMTとはどういうものか、もう一度、簡単に述べてみます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
【連続記事】マインドフルネス心理療法SIMTとは

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
 (叡智的自己のfレベルの洞察実践、主に、うつ病、パニック症、PTSDなどの改善) 大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社
 (人格的自己、超個の個レベルまでの洞察実践)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713
【連続記事】地方創生SDGs ターゲット 3.4 自殺の減少 ー 2021年の記事

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】自殺防止 ー 2022年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】自殺防止 ー 2021年
Posted by MF総研/大田 at 18:17 | SDGs | この記事のURL
心の内面の観察のトレーニングでお手伝い [2021年04月25日(Sun)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み

心の内面の観察のトレーニングでお手伝い
 =薬物療法が効きにくいうつ病、不安症の回復、予防の支援 

 ひきこもり、8050問題、自殺には、軽いうつ病、不安症、などが関連しているが、薬物療法が効きにくい。
 しかし、ひきこもり、孤立、長引くと、社会参加ができず、自殺も起きる。
 マインドフルネスSIMTは、このような心理症状を改善する。
◇地元の団体とこちらとのパートナーシップで
 当法人は、内閣府の地方創生SDGsプラットフォームの会員ですが、埼玉県SDGsパートナーでもあります。

 埼玉県SDGsパートナーとしての活動は、次のことを計画しています。すでに希望者がいて始めている事業もあります。
 6月から本格的に他の市町村に協力を要請します。

 私たちの提供できるサービスは、他のサービスと違っています。普通、提供されないサービスです。

(図をクリックすると拡大されます)
pp-sdg-goal-3.jpg

 地元の自治体、団体事業はすべて外から見えるサービス、物づくりで社会を創っていく、「世界創造」です。ポイエシスといいます。教育、医療、介護、ビジネス、芸術、スポーツなどすべてです。支援活動サービスならば、不登校の子の支援、ひきこもり支援、就労支援、復職支援、産後うつ病の相談、各種の居場所支援サービス、高齢者を預かるサービス活動、孤独孤立問題の支援サービス、差別問題の相談、自殺防止の支援活動、ヤングケアラー、がん患者団体、各種の家族会、学校による教育事業、介護医療などの事業などの支援活動および産業事業などがあるとします。これも、外から見えるサービスであり、やはり、ポイエシスです。ものづくり、世界創造です。

 マインドフルネスSIMTの支援は、「ひとづくり」「自分づくり」「自己形成」「人間形成」 です。つらいことがあると不快な感情がおこりますが、それでも乗り越えてどんなかたちでも社会に参画して人生をいきぬいていく自分を作ることです。そのポイエシスの事業を行う団体のところに、その活動、事業はそのまま継続していただいて、時間の一部をさいて、心の内面の観察方法を身につけるトレーニングのサービスを提供します。これが、プラクシスのサービスです。 その組織のスタッフやその組織がかかわる利用者の心の病気(注1)や人間関係の悪化の防止や回復の支援、予防などにお役にたとうとするものです。
 なお、利用者としては、心の病気のひとだけではありません。うつ病、自殺防止の心得は、すべての人に必要です。上司(または教師)言葉や行為が部下(または生徒)をうつ病にしたり自殺させたり、親の言葉行為が家族をうつ病においこんだりすることもあります。気がつかずに、うつ病を悪化させたり、自殺されたりします。うつ病、自殺の防止はすべての人が心得ておくべきです。
 また、この後、述べる予定ですが、親や配偶者の介護するひとがうつ病、自殺、無理心中、嘱託殺人などの悲劇が多いが、介護している家族の兄弟 がいたのに、そこまで追い込まれているか配慮しないことがあります。うつ病、自殺、無理心中の心を理解していたほうがいいのです。
 相談、継続的な改善や予防の実技指導や講演講話などのサービスを提供します。また、私どもがしなくてもすむように、このマインドフルネスSIMTの専門家を養成する講座も提供します。1年かかります。一人の心の病気(注1)の人が治るまでにも、1年くらいかかります。だから、多くの人の改善の支援は、集団療法的なグループ方式をよく用います。
 ただし、最初の相談や、グループワークが開始しても時々、個別のカウンセリングを提供します。
 サービスをいつ、どこで行うか、オンラインかなどの打ち合わせは、支援団体と当方とで行い、利用者に団体から伝えてもらいます。

 こうして、そちらの市町村に、支援団体、事業体、または自治体(の担当スタッフ)があることが必要です。担当者と当方とで、相談しながら、すすめていきます。 こうして、その自治体、団体などの、精神社会問題(注2)の改善に貢献しようというものです。

 心の病気の人で、どこの支援団体にもつながりを持たないひとは、こちらと直接、打ち合わせして、マインドフルネスSIMTによる相談、治らない心の病気(注1)を改善する継続のサービスを提供されます。

(注1)マインドフルネスSIMTで支援できる心の病気は、うつ病、非定型うつ病、不安症(パニック症、広場恐怖症、社交不安など)、PTSD、過食症などです。病気ではなく、家族関係の不和も対象になります。

(注2)孤独孤立、差別、うつ病等の心の病気、それによるひきこもりや不登校、8050問題、自殺、など。

(注3)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社

(注4)こちらに、治った事例の記事へのリンクがある。
 http://mindfulness.jp/simt-evidence.htm


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


【地方創生SDGs ホームページの目次】
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2961
★誰が担うのか

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
 =このうち、ゴール17がパートナーシップ

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs_partner_registered.html
★埼玉県SDGs官民連携プラットフォームのパートナー

Posted by MF総研/大田 at 19:51 | SDGs | この記事のURL
埼玉県SDGsパートナーとしての活動 [2021年04月14日(Wed)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み

埼玉県SDGsパートナーとしての活動

 当法人は、内閣府の地方創生SDGsプラットフォームの会員ですが、埼玉県SDGsパートナーでもあります。

 全国のSDGsの会員としても埼玉県SDGsパートナーとしての活動も、次のことを計画しています。@は、すでに希望者がいて始めています。ABも希望があれば開催します。

 新型コロナ感染症による外出自粛規制があるところは、オンライン(ZOOM)で進めます。

@ うつ病などが治らない人をマインドフルネス心理療法で改善する継続的個別支援プログラム実施

A 孤独、軽いうつ気味、家族不和等を感じる人の継続的居場所プログラムの試行(相談、精神疾患の予防をめざす呼吸法、脳トレーニング、室内運動など)。うつ病などが重い人は@を受けられる。

B 孤独、ひきこもり、8050問題、自殺などの問題の解決を支援するAの相談・予防の支援スキルを持つ人を育成するプログラム。その準備のためのうつ・自殺防止対策の講演、特定領域の対策分科会会議。

@ うつ、自殺防止の心得の講演
 @の個別支援は、次のプログラムで開始しています。うつ病、パニック症、PTSDなどが従来の治療法で治らないひとがいます。治らないと、一部の人々が、自殺、不登校、ひきこもり、8050問題の予備軍となります。そうならないように、治らない人を早い時期に回復支援をしようというものです。

 公的支援のはざまになって、十分な支援がないのが、うつ病、不安症などが医療を受けても、治らない患者が多いこと。「ひきこもり」の定義が「心の病気でないこと」とすると、「ひきこもり支援事業」から漏れる。薬物療法を受けても治らない人がいるのだ。ここから「自殺」が起きる。私たちは、特に、この領域にかかわっている。公的支援が欲しい。

★プログラムー01
http://mindfulness.jp/sdgs/2021-01-soudankai.pdf

★プログラムー02
http://mindfulness.jp/sdgs/2021-01-group.pdf

★プログラムー04 講演=団体、学校、企業向け
http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-04-kouen.pdf

AおよびBは、これから開始します。

★プログラムー12
http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-12.pdf

 その他、次に掲載しているプログラムを行います。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

 希望する個人に相談と初歩的なセッションを3回行います。団体とつながれない孤立している個人に。そして、団体に講演した時に、相談と初歩的なセッションを希望するひとがいたら、提供します。遠くのかたは、希望あれば、オンラインZOOM で行います。

A居場所づくり、居場所の充実=孤独、うつ病、自殺防止の要素を持つように
 Aの事業は,次の例を参考にして、ひとつの団体でできることを加えていくことから始めるとよいと思います。または、新しい団体の事業として開始したい自治体などと相談しながらすすめていきます。2つあります。

1。団体に講演だけ。
2.講演した団体のうち、希望する団体に、簡単な居場所サービスを1団体に毎月1回半日サービスを3か月。うつ病などが治らないひとの相談、マインドフルネスSIMTでの予防的な心の健康体操、初歩的なセッションを3回。すでに何かの支援サービスの継続事業をしている団体にマインドフルネスSIMTを加えるものです。
 このメンタルなSIMTの支援サービスは、本年は当法人から受けます。来年度以降も継続したい団体は、自前でマインドフルネス瞑想療法士を持つことを目指します。それはBで検討していきます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4294
★居場所づくり、ひきこもり、がん患者など、特定領域に特化した居場所も。
 この記事は、当事者の家族に呼びかけているが、当事者の家族は動けないひとも多いのであれば、当事者ではない専門家が運営する居場所でマインドフルネスSIMTを。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4742
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4744
★このようなところから開始して、充実させていけば。

BマインドフルネスSIMTのスキルを持つひとが地元に
 地元に、孤独、8050問題、不登校、女性、若者の自殺をもたらすうつ病、不安症、トラウマ、家族の不和などの問題を、マインドフルネスSIMTのスキル、視点から改善する継続的な支援ができるひとがいるのがいいはずです。そこで、・・・。
 Bの事業は、2つのステップになります。第1ステップは、マインドフルネスSIMTの基礎を学習した支援員の育成。講演と相談を受けられる支援員を地元に持つ。
 その人は、なぜ、うつ病になるのか、なぜ自殺するのか、それを防止するための心得えについて、地元の個人、学校や団体に、講演したり、相談を受けることができる(改善支援はできない)。そのために必要な、マインドフルネスSIMTに関係する脳神経生理、やさしい哲学、実践方法を習得する連続講座を受けます。
 第2ステップは、地元にマインドフルネス瞑想療法士を持つための準備会議。薬物療法など他の治療法で治らない人を、マインドフルネスSIMTで「治す」「改善」するスキルを持つ人を、来年度に、地元に育成する。実現すれば、孤独、長いひきこもり、8050問題、自殺の予防対策を、内面の心のケアの側面からすすめるマインドフルネス瞑想療法士(MMT)が地元にあらわれます。
 今年度は希望する団体と会議を重ねます。今年は、「改善」「治す」ほどのスキルではなくて、「予防」的な心の健康トレーニングサービスができる程度の講座を受けます。
 来年度以降に、マインドフルネスSIMTのスキルを習得したMMTが地元に育成され, どのような仕組みを作るか協議していきます。

 上記に述べたように、心の病気が医療(薬物療法が圧倒的に多い)を受けても、治らないひとが多い。ここには、公的支援事業がない。これをどうするか協議したい。そうでないと、十分な支援ができない。放置すると、自殺、8050問題の一部になる。

他の都道府県にも同様の事業を

 上記は、埼玉県内向けと全国向け事業ですが、埼玉県以外にも作りたいという希望のある県外の団体、つまり、内閣府の「地方創生SDGsプラットフォーム」の会員団体とパートナーシップで 作っていきたいと思っています。次に掲載しているプログラムを行います。
 やはり、医療を受けても、治らないうつ病、不安症、PTSD、過食症などの人々の公的支援制度の創設です。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


【地方創生SDGs ホームページの目次】
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで
Posted by MF総研/大田 at 07:31 | SDGs | この記事のURL
(13)Goal  16.平和と公正をすべての人に [2021年03月27日(Sat)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み

(13)Goal  16.平和と公正をすべての人に

 地方創生SDGsは、日本的マインドフルネスである、SIMT 自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法とは、深い関係があるので、 ゴールごとに、説明を加えています。
 最後になりましたが、ゴール16です。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

Goal 16は、「平和と公正をすべての人に」です。
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するととも に、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築す

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-16.pdf

 Goal 16のなかの、ターゲットをみると、内面の心の問題は、 暴力、ハラスメント、虐待、汚職、贈賄などの不正です。

 見た、聞いた時、自分の理不尽な基準で評価して、家族に向けての行為としての暴力、虐待です。家族以外にも向けて表出する犯罪。
 そして、自分、または、自分の団体の金銭的利益のために、法律を犯す行為をする汚職、贈賄。これも内面の心ですから、マインドフルネスSIMTに関連があります。

 暴力は、パーソナリティ障害の一部にも見られます。

★虐待された人、DV の苦悩
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3709

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3710

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2814

☆田宮虎彦・虐待を扱った小説

 怒りの感情から暴力の行為が生じます。怒りの感情のコントロールにマインドフルネスSIMTを活用しようとするのが、このマインドフルネス瞑想療法士です。

https://sites.google.com/view/mindfulness-simt-fukushima
☆イライラや怒りの感情のコントロール、そういう人のカウンセリング
☆そして、不安、うつ、被災地のいわき市のカウンセラー、マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマーク

 人は、自分の行為が、相手を苦しめる暴力、虐待は悪いことだと「評価」して、抑制しなければなりません。行為の直前の、見方、考え方、欲望が、悪であると「評価」して、行為の表出を抑制しなければなりません。そういう評価の観察の哲学と実践のあるSIMT、自己洞察瞑想療法によるトレーニングは試してみる価値があると思います。


【ホームページの目次】
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【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
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★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで
Posted by MF総研/大田 at 20:18 | SDGs | この記事のURL
(12)Goal  9.産業と技術革新の基盤をつくろう [2021年03月25日(Thu)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
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(12)Goal  9.産業と技術革新の基盤をつくろう

 地方創生SDGsは、日本的マインドフルネスである、SIMT 自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法とは、深い関係があるので、 ゴールごとに、説明を加えています。
 あとは、ゴール9,および、16です。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

 ゴール9は、科学、技術、イノベーションです。当然、こういうところに、個人、団体のエゴイズムに汚染された、学問、技術、イノベーションをしては、社会全体の損失になります。 いのちにかかわることもあるわけです。 西田哲学がいうように、私欲なく、至誠の心で、学問をすべきでしょう。残念ですが、必ずしも、そうなっていません。

  特に、ターゲット9.5でわかるように、科学研究、技術、イノベーション(STI)に関係する。

 STIは遂行する技術者、研究者の自己に都合のいい立場からのSTIでは困るのだが、 学問にも、エゴイズムや独断偏見が起こりえる。

 Goal 9は、「産業と技術革新の基盤をつくろう」というものです。内面の心は関係なさそうに見えますが、やはり、研究や技術開発は人間が遂行するのですから、エゴイズムの含まれたものでは困ります。

 哲学者や社会心理学者などが、学問においてもエゴイズムが見られることを指摘している。STIが進展してこのゴールが実現するためには、従来の学説、技術にとらわれずに、絶えず新しいSTIに進化していかねばならないはずだ。最先端のものは、はじめは少数説になる。しかし、従来のものが多数派であり、無視、排除されるおそれがある。

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-9.pdf
★Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう


【ホームページの目次】
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【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
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★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで
Posted by MF総研/大田 at 22:59 | SDGs | この記事のURL
(11)Goal 12.つくる責任 つかう責任 [2021年03月22日(Mon)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
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(11)Goal 12.つくる責任 つかう責任
 持続可能な生産消費形態を確保する

 生産と消費の形態に関する目標であるから、内面の心理は関係なさそうに見えるが、実はそうとも言えない。団体、企業の個人が不正、ハラスメントを働いて、社会の信頼を失うことは多い。
 トップの意向を忖度して、言うべきことを言わず、すべきことをせず、不正、エゴイズムの行為を見て見ぬふりして、長い期間のあとに、発覚して、大問題にな り、社会の信頼を失い、組織の存続が難しくなることもある。

 SDGsにも、 「いいことをしているはずなのに、陰ではひどいことをしていた」「いいことをしていることに集中しすぎて、負の影響について考えていなかった」というような歪みがおこることがあり、「SDGsウオッシュ」というそうだ。下の【目標12】に記載した。

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-12.pdf
【目標12】

 欧米の「マインドフルネス」の専門家は、「集中力」の向上をいうが、上記のとおり、集中力は無条件に「よい」ことではない。悪事、ハラスメント、他の人を苦しめていること、狭い枠内にとじこめることに集中する・集中させられるのならば、広い視野からみる社会的には害となる。その点で、リネハンの弁証法的行動療法の「マインドフルネス」に、「価値」があるのは重要な意味がある。さらに「自分」の価値だけではなくて「相手」の価値、両者を包む「社会」の価値も考慮すべきである。

 人は、叡智的自己として、自己中心的であるから、自分では正義の行動のつもりであっても、自利のために行動して、組織を崩壊させることも起きる。
 そういえば、マインドフルネスについても不都合なことが起きており、「マインドフルネス・ハラスメント」と私がよんだが、「マインドフルネス・ウオッシュ」とも呼べる事態である。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3589
  ★マインドフルネスの悪用

 西田哲学は、個人の不正と組織の不正をいう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3476

 こういう弊害が起きて、生産消費の持続を崩壊させないためには、内面のエゴイズムの心、ウオッシュの観察、気づき、抑制の教育も重要である。マインドフルネスのうちでも、集中力のような問題ではない。西田哲学は、「至誠」の実践だという。

 「闇の心」がいけないことはわかっているというだろうが、現実には気づかずに犯すことが多い。学者でさえも、オルテガがいうとおりである。
 至誠をいう西田哲学であるが、実際に実践されなければ知っていることにならない。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3495

 現実の世界は、知ることと行動することとが同一だからである。


【ホームページの目次】
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【ブログの目次】マインドフルネスSIMTによるうつ病などの改善はSDGs(持続可能な開発目標)に関係する
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★自治体、団体、企業と、このNPOとのパートナーシップで
Posted by MF総研/大田 at 18:41 | SDGs | この記事のURL