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(7)大乗仏教はある定義をしてそこに留まるような方針はなかった [2021年07月19日(Mon)]

(7)大乗仏教はある定義をしてそこに留まるような方針はなかった

 うつ病になる、自殺が起きるということは、身体的ではなくて心理的な悩みです。 それならば、大乗仏教の人々の支援の対象だったはずです。苦悩する人を救済することで、「利他」と言われます。だから、大乗仏教者は、これが幸福だ、といって満足してはいません。世の中には、苦悩が限りなく生じますので、枠をはめないのです。

 大乗仏教の「大智度論」に、そういう教えがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2427
★大乗仏教者は、禅定の喜びにとどまるな

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
★大乗仏教者はどこにもとどまってはならない、人々の苦悩は限りがないから
 経典や論書などの文を読んで、思想や哲学などがわかった、理解した、これが仏教だ、というところに満足してはいけないということでしょう。つまり世俗諦ではいけない。
 わかったつもりならば、證明せよ(勝義諦)、悩んでいる他者を救え(利他)、自分だけの満足という「エゴイズム」ではないのか、仏教は思想哲学の理解ではない、人間成長だ。自分が最高の人間だと思っているつもりか、成長がたりないのではないのか。などということでしょう。西田は「至誠」であるかという。3つの核心です。

 したがって、大乗仏教ならば、いつの時代、どこの国、地域においても、苦悩の解決支援ができるはずのものだ、と認識していたのだと思います。

 たとえば、うつ病、自殺になるところの一つの領域としては、がん患者が告知されて苦悩する問題、いよいよ死を意識する段階のターミナルケアの現場があります。
 がん患者が、うつ病になるとか、自殺されるということは、まさに心理的な問題です。もし、大乗仏教を自認する人々が、この領域で支援活動されるならば、 自殺防止に貢献できる重要なリソースのはずです。大乗仏教には、その力があるはずです。
 「坐禅が究極だ」などと言って、禅定の喜びという自己満足にとどまるなというのが「大智度論」ですから。檀家信者が、がんとなり心理的に悩む時にも、「自分は坐禅ができて満足だ」と思って、檀家信者に心理的なケアをしようとしないことになります。

 うつ病が治らずに、自殺する人が多くなっていますが、我が仏教はそのようなことにはかかわらない、してはならない、それをするくらいならば坐禅しなさい、ということが暗黙の至上命令ならば、古代インドの大乗仏教の人々とは違って、がんになって心理的にも悩む檀家信者に対して、自殺にならないように支援する活動は期待できないということになります。

 もちろん、仏教の学者(大学の)はしないでしょう。学者は本務がありますから。研究(文献研究が主)、論文執筆、学生への教育が主な任務(人生の価値)でしょうから、継続的にがん患者の悩みを聴くことに時間とエネルギーをさかないでしょう。実際の臨床支援を人生価値とはしないわけです。

 では、一体、どういう人的リソースが、現状では不十分であるところの心理的な手法を用いての自殺防止の研究をしているのでしょうか。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 21:32 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(6)専門家や大学人が自分の解釈を優先して批判者を攻撃、排除するのがなぜいけないのか [2021年07月16日(Fri)]

(6)専門家や大学人が自分の解釈を優先して批判者を攻撃、排除するのがなぜいけないのか

 前の記事で、社会心理学によって、自分の大切にしているものを批判された時、攻撃心が起きることを指摘していました。学問的議論さえもしない、批判者を排除する。なぜ、そういうことがいけないのか。自分のものを強く固執するために(大淵氏によれば自利です)、革新説を排除することになり、広く社会の人の救済を妨害することになるからです。

 社会心理学者大淵憲一氏、榎本博昭氏やフランクルが指摘したのは、うつ病、自殺のことではないのに不思議にも、この領域にも該当します。

 うつ病はこのような深刻な病気です。変調が広い領域にわたって、治らない場合、自殺がある病気です。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/1119

 学生や家族にも、治りにくいうつ病のひともいます。

 治療法は薬物療法が主ですが、治らないひとが、2,3割います。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2108
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/1932
  ★ここに、うつ病が治らない人が何割という記事へのリンク

高校や大学で禅は目的をもたないのだと教えられた学生

 私の知る限り、大竹晋氏の指摘された大乗仏教をまさに体現したような僧もいて、うつ病だったひとが禅で治っていくのを見ました。私もそうでした。その僧(故人)は、目的をもたないとは強調しませんでした。心の病気の人を受け入れていました。
 もし、学校で、禅は目的を持たないのだと教えられたら、学生時代や卒業の後、うつ病になった時、薬物療法を受けても治らなかった場合、「禅で治り助かるかもしれない」とは思いつかないでしょう。その人は、治らずにずっと社会参加ができずに、自殺するかしれません。
 教育者が、強く還元主義的な解釈を学生に教えると、こういう不都合がおこります。教育するひとは、悪意はなくても、学生やそのひとが後に悩んだ時に、「禅をやってみようか」と思い、うつ病のひとを支援する禅の人を訪問して救済されるかもしれないという社会の利益を妨害することになります。ひとはみな、知らないうちに、罪を犯しているかもしれません。
 フランクルは、精神科医ですが、還元主義、画一主義、全体主義を批判したのは、似たような例ではないでしょうか。

禅は目的をもたないでするのが尊いと教えられた若手の僧

 禅の教育者が、若手に「禅は目的をもたない」と教育すると、同じです。自分や家族、檀家信者がうつ病になって、薬物療法で治らない場合、禅をすすめることはないでしょう。しかし、禅で治るひともいます。教育者は、知らないところで、寺族、檀家信者の救済から遠ざけたことになりませんか。
 マインドフルネスのうち、SIMTでは、うつ病が治るひともいます(すべてではありません)。 SIMTは、禅で悩むひとを救済する禅僧のものと似たところがあるからだと思います。 SIMTでは、対人関係で感情を起こすのは、自分の評価基準(本音という)で評価するからだといいます。禅も「我見我執」といい、本音と似ています。坐禅時、瞑想時だけではなくて、対人場面での観察を重視することが類似します。坐禅、対人場面ではない時にも、 思い出しては、我見我執、独断、自己中心的な見方(=本音)で評価して考えている時にも、観察します。 「目的を持たない坐禅」というところでは、そういう観察くふうはないでしょう。

 上記のような、あるところ(解釈、思想、仮説、学説など)を強く固守するところでは、時代の変化によって生じた新しい問題に応じた解決策、革新は生まれそうもありません。
 一体、だれが心理的なストレスによるうつ病が治らないで自殺するひとがいるという新しい問題の解決のために、行動するのでしょうか。このような心理的な問題ですから、大乗仏教としては「利他」の重要なテーマではないのでしょうか。仏教は心理的な苦悩を救う支援をするものを利他というのではないでしょうか。

 大乗仏教は、我見、身見、我利我執に気づいて抑制せよと言います。ある解釈などに留まるなといいます。文字で定義すると、時代の変化に合致しなくなります。時代によって変化して、新しい問題が起きることを感じていたのだと思います。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2425
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3686

 大乗仏教や禅も、還元主義、画一主義、全体主義を捨てよといっているとおもいます。こう考えると、大乗仏教は、現代にも色あせていない人間の闇を指摘しているようでもあります。 何度もいいますように、大乗仏教は、空海、華厳経として大変深く人間を観察しているそうです。(竹村牧男『唯識・華厳・空海・西田』青土社)

地位ある人は自分の思いどおりにしたい
 =だが、他の人も自分の自由が欲しい、抑圧されるのは嫌だ

 心理的、宗教的な領域の専門的なスキルの教育者は、どうあればいいのでしょうか。上記のように、画一的な解釈を「強制」するのではなく、 他の解釈もあることを認め、他の解釈も説明して、どれを取るかは自由であると伝えればよいのではないでしょうか。そして、種々の解釈を持つ人を排除せず、それぞれを必要とする異なる受益者のために働き、教育者も受益者も多様なグループが共生していく団体になればいいのではないでしょうか。
 これまでの力ある人が自分が地位を失うのではと心配するようなことは起こりません。深いものを理解しない人、好きになれない人、必要としない人が多いものです。たとえば、「死」の不安を探求できるという深い仏教があるとしても、若い人は見向きもしないでしょう。若いひとは、素敵な環境でひと時のストレスが解消されればよいとか集中力の向上になるのがいいとかいうかもしれません。
 実際、仏教やマインドフルネスも、深い哲学をいうものや公案のような厳しい方法をいうものは難解であるためか、多くのファン、実践者を獲得していません。 本当に、深刻に悩む人には、深い哲学を基礎にした実践、うつ病を改善して自殺しないで済むような方法を団体内の誰かに開発して伝えてもらいたいものです。こういう支援者になりたいと思う人は多くはないはず(苦労が多いから)ですから、決して他のものが排除されることにはならないのです。
 すべての人が同じ趣味、同じ職業などを好きにはならないように。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2221
★専門家は支配欲が強い=哲学者 板橋勇仁氏

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3027
★専門家は偉いと思われたい

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3052
★意味的枠組みに縛られる=井筒俊彦氏

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4246
★科学知と自己洞察知は異なる=科学者はかえって自己知がない(西谷啓治)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4821
★マインドフルネス心理療法SIMTとは
(3)特に対人場面で起きる本音を観察
 言葉や行為が自己保身、自己利益優先となって他者、団体、社会の利益を害する、そういうエゴイズムではないか評価すべき。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 18:48 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(4)無視、傍観、見て見ぬふり 〜 誰かがa研究してくれるはず [2021年07月13日(Tue)]

(4)無視、傍観、見て見ぬふり
 誰かが研究してくれるはず

 若い人の自殺が増加している。 うつ病で不登校の学生、うつ病が治らずに自殺する学生が身近にいるのに 救済できない。社会に出た教え子にも、友人、知人にも、自分の親にも。
 寺の檀家、信者にもおなじことが起きている。我が仏教では無力だ、僧侶の周辺にもうつ病、自殺があり、誰かが寺族、檀家のうつ病を救ってほしい・・・。

 自分の本務の仕事、研究、学生の教育に忙しい。無視、傍観する、見て見ぬふりが起きる、この社会。そばで起きていることをうすうす知っているが、誰かがやってくれるのを待っている。

 しかたがないのだ、みな自分の本務をもっている。他のことには、手をだせない。

 次の本は、この問題ではないのだが、同じようなことが多くの領域で起きているという。

『見て見ぬふりをする社会』
マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ、河出書房新社、2011年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4650
(1)自分が何も知らないということを認める謙虚さ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4651
(2)見て見ぬふりする人と正当な批判者を封じ排除する人、告発するカサンドラ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4653
(3)差別心、利己心は意図的か

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
こちらでもこの本を見た。
「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社

 オルテガが、大学を批判している。学問の多数派、正統の批判だろう。大学は正統となり多数派となる。しかし、時代環境の変化においついていない部分が出現する。当然だ、世界は日々変化している。そこは時代遅れだと批判者が現れる。多数派、正統の不十分なところを指摘する異端である。少数派である。正統がオルテガのいう「大衆」だろう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100


 オルテガやヘファーナンがいったのは、うつ病の治療法やそこから起きる自殺の対策についての学問の分野ではないだろう。しかし、このような領域においても、同じような問題が起きているように見える。なぜなら、うつ病が治らない場合、この大学が紹介するところを訪問してください、という告知が見当たらないからである。うつ病が治らず、困っている人が多いようだ。ながびくうつ病もあり、不登校、退学、そして8050問題にもなるかもしれない。患者、家族は研究開発臨床の見通しの情報が欲しいはず。

 治りにくいうつ病、そこから起きる自殺に関する問題は、精神医学、臨床心理学、仏教学、禅学、マインドフルネス学などのすぐそばで、起きている問題である。

 研究しているところがあるのだろうか。あるならば、苦しんでいる人たちに告知してくれてもいいのではないだろうか。「ここを訪問してほしい」とか「今、研究中、臨床試験中でもうすぐできるから待ってほしい」と。
 誰かがやってくれるだろうと、「見てみぬふり」か、無視傍観か。
 正統は、自分のものが尊重されていて困らないし、尊敬され、地位、収入を得られて満足で幸福である。時代が変わり、もれている問題がある、 それではいけないという批判者、カサンド ラというそうだが、批判者のいうことが不快であり、排撃したくなるという社会心理学もいう。正統は批判者、カサンドラを排除したくなる。
 積極的排除と消極的排除が行われる。

 こういうことが起きることを「社会心理学」も指摘しているようだ。 一体、どこで治りにくいうつ病の救済方法を提供しているのだろう。あるとしても、少数派、異端なのだろう、情報が知らされない。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは
Posted by MF総研/大田 at 19:20 | 自殺予防対策 | この記事のURL
東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加 [2021年07月09日(Fri)]

東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加

 警察庁により、6月のデータが発表されました。
 東京都の自殺者は、6月は、213人でした。200人前後が継続しています。

(クリックすると拡大されます)

4835-自殺者数グラフ6月 -東京NEW.jpg

 全国では、横ばいですが、女性が増加しています。

4835-自殺者数グラフ6月全国 -女性.jpg

 区や市町村単位では、ひとけた、二けたが多いでしょうから、目立った対策をとりにくいのでしょうか。対策が聞こえてきません。都道府県として、経済的および、治にくいうつ病の対策を考えるのがいいのでしょうか。

https://kurukura.jp/safety/20210105-20.html
★交通事故による死者数をはるかに上回るのに。
 交通事故による死者数は、2839人。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4832
★自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 心理療法でうつ病を完治させるほどの心理士も少ない



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4766
★女性の自殺が増加
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4804
★埼玉県も


 地方創生SDGsでも、自殺防止(ターゲット3.4)が重要なゴールです。パートナーシップが重視されています。単独でも行いますが、パートナーシップでの支援活動を希望します。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf
★うつ病、非定型うつ病、パニック症など、こんなにつらい病気です。治らなくて苦しむ人が多いのに、有効な対策が遅れています。

 新聞には、相談先が掲載されています。 「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)

「死にたい思い」のほかに、このような症状があるならば、うつ病の併発の可能性があります。

http://mindfulness.jp/utubyou/utu-shoujou.htm
★うつ病

http://mindfulness.jp/utubyou/hiteikei-utubyou.htm
★非定型うつ病

http://mindfulness.jp/shoki-fuan.htm
★死にたい思いが、パニック症、社交不安、PTSD、過食嘔吐などが治らないとか 家族との不和、孤独などがあるためであれば、そこからのうつ病の可能性があります。

 「死にたい」思いのほか、こういう症状や状況であれば、SIMTで改善の可能性があります。 医師の診察、薬の服用をしながら、マインドフルネスSIMTをためしてください。 治る可能性が高まります。
こちらのメールでご相談ください。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★地方創生SDGsのプログラムとして、相談、および、症状を軽くするため継続のカウンセリングの プログラムがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


Posted by MF総研/大田 at 21:36 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(1)自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない [2021年07月08日(Thu)]

自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 =自殺が多いのに危機的な状況

 秋田大学に自殺予センターができました。 自殺を予防するためには、現実に自殺を減少させる具体的な種々の対策の研究、提言が必要です。
 自殺を予防するための一つの対策として、 種々の悩みからうつ病になった人を治すことです。 薬物療法があり、心理療法があります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4817
★秋田大学に自殺予防センター

 マインドフルネスSIMTも、うつ病を改善することができます。しかし、これを大学の研究者はやりませんので、大学には期待できません。臨床できるカウンセラーの育成が必要です。 秋田大学でも、臨床者を育成してくだされば、ありがたいです。
 研究論文を書くのが好きな人ではなくて、クライアントとあって、治す方法を指導することが好きでないと、うつ病のひとは治りません。
 研究者ではなくて、カウンセラーや宗教者、臨床医でないと、うつ病の人を救済できません。
 西田幾多郎博士もいいました。哲学者と宗教者は違うと。前者は苦悩する人を支援しません。体験するのは、宗教者、カウンセラーです。

これからも、危機的な状況が続きそうです。経済的に困窮する人が多いでしょうし、家庭の問題もあります。うつ病になって薬物療法で治りにくいうつ病の人が、追い込まれおそれがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3851
★カウンセラーの本音
 =多くのマインドフルネスをいうひとがいるが、うつ病などを治す活動を生きがいにする人は少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4800
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4050
★学者は臨床が好きではありません(無評価観察の限界をいうポージェス)
 研究者は論文を書かなければ「評価」されません。
 臨床では、クライアントと会うことに時間がたくさんかかります。論文にするような新しい知見はありません。ただ、ただ、うつ病が治らず苦しむ人が治るようにすでに確立されたスキル(注)をアドバイスし続けます。論文に書くとしても、改善事例や応用事例(注)です。新しい知見、学問的な発見としては評価されないでしょう。しかし、重要な行為です。患者、クライアントの評価を得る臨床活動をするひとが必要です。一方、 研究者は、学問的に「評価」されたいので、研究者、学者といわれる人は、まず、こういう臨床(うつ病などを改善するために治るまで患者に会い続けること)をしません。
    (注)改良を加えていくが。また、対象者にふさわしく方法や説明をくふうしいていくが。たとえば、子どもの不登校の解決、産後うつ病の改善、がん患者の告知後のケア、など特定領域の支援方法など。
 一体、どういうひとが、うつ病の人と会って、多くの時間をかけて心理療法を提供して治ってもらって、自殺せずに済むようになるのでしょうか。政府はどう考えているのでしょうか。見通しはたっているのでしょうか。
 一回の相談で死ぬことをやめて、生きていくことができる人も多いのでしょう。だから、「相談」も大変重要です。しかし、相談だけでは治らないうつ病、非定型うつ病、パニック症、PTSD、過食症などがあります。薬物療法では治らないひとがいます。そこからも、自殺があるはずです。

 こういう私自身も、限界です。時間をさけません。高齢の身に、深刻な苦悩をかかえてうつ病などになって治らない苦悩を訴えてくる クライアントの気持ちを受け止めるには、歳をとりすぎました。
 コロナ感染症の対応に追われて、自治体もうつ病などが治らないで苦悩する人たちのために対策をとることに時間をさくことができないようです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2301
★薬物療法で治らないうつ病の人が長年月、ひきこもり、自殺予備群。一体どういうリソースが「治す」支援をするのか?
2012年でした。 今なお、いません。8050問題、子ども、若者の自殺、経済だけではない、心理療法の遅れも。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3047
★現在の専門家は現在の任務で忙しいので、うつ病を治す臨床をするひとはいない
 (2014年でした。あれから7年、やはり、新しい心理療法で支援するひとはいません。きっとこの状況は、10年、20年続くでしょう。政府が特別任務を帯びた専門家を育成する事業を始めない限り。人は皆、生きるために一定の年収が保証されないと乗り出せません。)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
★もう一度学問にある専門家多数派のエゴイズムを考える

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4650
★見て見ぬふりする社会

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
★無視傍観されるうつ病

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3851
★マインドフルネスの推進者の本音
 =新しい専門家になって、また、枠をはめて・・・
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2961
マインドフルネスを推進するのは誰か

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
【連続記事】一体どういうリソースなのか
 =薬物療法で治らないうつ病などが治るような長期的な支援をして自殺を減少させるのは


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4842
(8)がんや難病の患者の死の不安

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4841
(7)大乗仏教はある定義をしてそこに留まるような方針はなかった

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4840
(6)専門家や大学人が自分の解釈を優先して批判者を攻撃、排除するのがなぜいけないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4839
(5)生命、財産、名誉、家族など自分にとって重要な価値をもつものが脅威にさらされたと知ると攻撃スキーマが活性化

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4838
(4)無視、傍観、見て見ぬふり
 誰かが研究してくれるはず

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4837
(3)マインドフルネスは新しい「正統」になったのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4836
(2)現在の心理療法を推進している「正統」を批判する手法が現れないとうつ病が治らない、自殺が減少しない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4834
(1)自殺を減少させるために、うつ病などの完治まで支援する学者はいない
 =自殺が多いのに危機的な状況
Posted by MF総研/大田 at 22:47 | 自殺予防対策 | この記事のURL
子ども、小中高性の自殺、進路、学業不振、親子関係 [2021年07月07日(Wed)]

子ども、小中高性の自殺、進路、学業不振、親子関係

 昨年,厚労省は過去10年間の自殺の原因を分析して発表していた。(2019年6月)
https://www.asahi.com/articles/ASM6F323JM6FUTFK005.html

 これによると、小学生は、男子は「家族からのしつけ・叱責(しっせき)」、「学校問題その他」で、女子は「親子関係の不和」「しつけ・叱責」だった。

 男子は「学業不振」、「しつけ・叱責」で、女子は「親子関係の不和」、「その他学友との不和」だった。

 高校生の男子では「学校関係」、「学業不振」、「その他進路に関する悩み」で、女子は「うつ病」、「その他の精神疾患」、「進路」だった。

 大学生は、男性が「学業不振」「進路」、女性が「うつ病」「進路」の順だった。

 昨年度1年間の自殺の原因が、6月26日に報道された。
https://www.asahi.com/articles/ASP6T5VSZP6TUTIL028.html

 昨年度の子供の自殺が過去最高だった。総数は、499人。 その原因は、・・・。

  進路に関する悩み、学業不振、親子関係の不和の順であった。

 背景について、コロナ禍で在宅機会の増えた親、 学校の長期休業や行事の中止・延期など、子どもを「支える場所」が大きく変化したという。

 子どもの自殺を防止するためには、家庭と学校の双方が対策をとる必要があることを示唆している。教師も親も、どのようにして 自殺に至るのか、十分理解しておく必要がありそうだ。親がそれを知る機会を作るのは難しいだろうから、学校で保護者にあう行事の時に、そういうことを勉強してもらうこと、子どもにも相談先のあることを知らせておくようにしたらどうだろうか。
 未来の日本を担うはずだった子どもたちが、自殺していくのは、とても悲しい。
 子どもも保護者も教師も、心理的な悩みからうつ病になり、自殺が起きることについての神経生理学のこと、および、予防法、相談先を学習していたほうがいいと思う。

【関連記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1947 (不登校)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4623
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4626
★休み明けに多い生徒学生の自殺を防ごう

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★10代女性の自殺 8月は昨年比3.6倍

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★大学生の1割が「うつ状態」・秋田大学の調査

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4355
★子どものうつ病、自殺

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★教職員の休職が過去最多
 =教師も疲弊、生徒をよく見ていられないのでは?

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年
Posted by MF総研/大田 at 17:25 | 自殺予防対策 | この記事のURL
東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加 [2021年06月20日(Sun)]
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東京都の自殺者数は200人の高水準が持続=昨年より増加

 東京都の自殺者は、今年は、ずっと200人前後が継続しています。

(クリックすると拡大されます)

4825-自殺者数グラフ5月 -東京NEW.jpg

 昨年は、5月から10月まで増加していきました。今年の5月は昨年を上回っています。この後、昨年と同じ傾向であれば大変です。

 何か対策をとれば、減少させられるでしょう。
 たとえば、うつ病の人に向けて、薬物療法を受けても、うつ病が治らず、絶望している人に向けて、「うつ病は治る可能性があります。」と呼びかければ、思いとどまるかもしれません。
 うつ病は、実につらい病気です(私が体験者です)。抑うつ、頭が回転しない状況が続き、治る見込みがないと思ってしまえば、絶望してしまいます。一方、治る可能性があるのならば、本当は生きたいのだと、思いとどまるでしょう。うつ病による自殺は、病気が自殺させるのです。 病気が治れば、死ななくてよかったと思うのは確実です。
 経済的な問題がつらくて、うつ病、自殺念慮ならば、経済的な支援も同時に必要です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4798
★うつ病が治らない、心理療法の開発の遅れ




https://blog.canpan.info/jitou/archive/4766
★女性の自殺が増加
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4804
★埼玉県も


 地方創生SDGsでも、自殺防止(ターゲット3.4)が重要なゴールです。パートナーシップが重視されています。単独でも行いますが、パートナーシップでの支援活動を希望します。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf
★うつ病、非定型うつ病、パニック症など、こんなにつらい病気です。治らなくて苦しむ人が多いのに、有効な対策が遅れています。

 新聞には、相談先が掲載されています。 「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556)

「死にたい思い」のほかに、このような症状があるならば、うつ病の併発の可能性があります。

http://mindfulness.jp/utubyou/utu-shoujou.htm
★うつ病

http://mindfulness.jp/utubyou/hiteikei-utubyou.htm
★非定型うつ病

http://mindfulness.jp/shoki-fuan.htm
★死にたい思いが、パニック症、社交不安、PTSD、過食嘔吐などが治らないとか 家族との不和、孤独などがあるためであれば、そこからのうつ病の可能性があります。

 「死にたい」思いのほか、こういう症状や状況であれば、SIMTで改善の可能性があります。 医師の診察、薬の服用をしながら、マインドフルネスSIMTをためしてください。 治る可能性が高まります。
こちらのメールでご相談ください。

http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★地方創生SDGsのプログラムとして、相談、および、症状を軽くするため継続のカウンセリングの プログラムがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


Posted by MF総研/大田 at 22:03 | 自殺予防対策 | この記事のURL
秋田大学に自殺予防センター [2021年06月07日(Mon)]
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秋田大学に自殺予防センター

 秋田大に「自殺予防センター」が開所されたという報道がありました。 全国初だそうです。

https://kahoku.news/articles/20210602khn000038.html

 自殺者数が2万人くらいで高止まりしています。 自殺予防を本格的に研究することが求められます。

 秋田大学で「自殺予防センター」が開所されたことは大変喜ばしいことです。予防対策を研究して、成果を全国に展開していただきたいと思います。
 埼玉県、東京都も自殺者数が多いので、成果をご教示願いたいと思います。

 私は、30年近く、自殺念慮の伴う、うつ病、非定型うつ病のかたにお会いしてきましたが、その経験から「自殺予防」としては、次のことに関心があります。

1)うつ病、適応障害などにかからないようにする対策

2)ストレス因が起きたひとに、1週間以内に、1年以内に自殺されない対策

3)適応障害からうつ病にならないようにする対策

4)薬物療法や従来の認知行動療法などで治らないひとでも治るような新しい治療法の開発、および、それに専任する人材の制度構築(哲学を背景にしたマインドフルネス心理療法に可能性がある)

5)子ども、女性の自殺防止のための特別の対策

6)長期間、ひきこもりのひとたちの対策

7)その他

 大学で、はじめてだそうです。そして、この問題を集中的に研究してくださる「学者」が現れることになります。嬉しいことです。さらに、研究だけでは当事者が救われないので、研究の成果を実行する臨床者を育成すべきです。
 学者、専門家はある意味では、狭い範囲しか研究できません。近いところにいる学者でも、組織、職務、時間、関心の制約によって、自分が行動する範囲を限ります。
 そして、テーマに近いところで重要な社会問題があっても、乗り出すことはできません。ひどい場合、学問的な解釈だとして、自分の行動、不作為を自己正当化する人がいます。批判者を排除をする人がいます。そういうエゴイズムの傾向を何人かの哲学者があぶりだしています。悲しい人たちが救済されずに苦しみ続ける状況が続く傾向があります。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4630
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4807
(つい先日、臨床までを含み自殺対策に専念する研究者はいないと述べた直後に、秋田大のことを知りました。うつ病、適応障害からの自殺を防止する)臨床者を育成していただきたい)

 かくいう私自身も、時間、老齢、健康、スキル不足による限界により、今の方法では多数の支援はできません。
 うつ病、非定型うつ病、適応障害、不安障害、パーソナリティ障害 などが治らないひとがいます。そこから、自殺も起こります。
 自殺予防のために、どういう方法で、どういう社会制度で、どういう人が、どういうことをすればいいのか、これからの専門家に検討していただきます。

 いじめ、暴力、数々のハラスメント(パワハラ、セクハラ、アカハラ等)による被害者も、うつ病、適応障害となり、薬物療法だけではなくて、手厚い心理的なケアをする臨床者がいないと自殺になるおそれがあります。
 とにかく、当事者に直接支援する臨床者が多数いないと自殺はなくならないでしょう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4818
★新型コロナ感染症によるうつ病・自殺予防対策の必要な領域の一つ
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1312
★14年前の記事。治らないひとが多いのに、治す心理療法を提供する人がいない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1835
★12年前の記事。NHK「うつ病治療 常識が変わる」<目次>




https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
【連続記事】死なないで! 自殺防止−2021年


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
Posted by MF総研/大田 at 10:22 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(6)適応障害にも見られる素行の障害 [2021年06月05日(Sat)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを

(6)適応障害にも見られる素行の障害

 適応障害の情動面または行動面の症状があらわれる。
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 抑うつ気分、不安、素行の障害などが現れる。

 「素行の障害」については、(注1)にDSM-4にあったものを述べたが、もう少し詳しくみる。適応障害だけではなくても、ストレス因によらずに現れる素行の障害は、人口の4%も現れるというから、これもつらい障害である。

 独立した診断名として、DSM-5には、「素行症/素行障害」がある。

A)人および動物に対する攻撃性
(1)いじめ、脅迫、威嚇
(2)喧嘩
(3)他人に危害
(4)他人に残酷
(5)動物に残酷
(6)被害者の面前で、盗み(強盗、ひったくり、強奪など)
(7)性行為の強要

B)物の破壊
(8)放火
(9)他人の物の破壊

C)虚偽性や窃盗
(10)住居侵入
(11)嘘をつく、だます
(12)窃盗(万引き、文書偽造

E)重大な規則違反
(13)親に禁止されても夜間外出(13歳未満から始まる)
(14)無断で外泊
(15)学校を怠ける(13歳未満から始まる)

 15のうち、過去1年の間に3つがあり、6か月の間に1つあると「素行障害」となる。

 「適応障害」の場合には、明確なストレス因が関係して起きるが、「素行障害」の場合には、そういうこととは関係がない。

 ストレス因が起きる以前は素行の障害はなくて、ストレス因があって上記の素行の障害が起きると、適応障害となる可能性がある。
 あるストレス因がおきたことによって、抑うつ気分、不安、素行の障害が起きると、適応障害となる可能性があるが、ストレス因がなくなると、症状はおさまる。
 被害者が他人であれば、犯罪になったり他者を苦しめるし、被害者が家族の場合、家族を苦しめる。 だから、素行の障害がみられるのであれば、ストレス因を解放できないか配慮したり、解放できないならば、ストレス対処をアドバイスすることが求められる。

 以上のように、適応障害は、ストレス因によって、抑うつ気分、不安、素行の障害が起きるのであるから、マインドフルネスSIMTで改善の支援ができる。 日常起きる不快な感情から、これらの症状が起きるのであるから、不快な感情が起きる背後にある「本音」と感情の関係を観察して、価値崩壊の反応をせず、意志的反応のトレーニングを身につけることである。

(参照文献)『DSMー5 精神疾患の診断・統計マニュアル』高橋三郎・大野裕監訳、医学書院、2014年 .

(注1)素行
 「素行の障害」については、DSM-Wでは「他人の権利、または年齢相応の主要な社会的規範 や規則をおかす行為の障害である場合(例:無断欠席、破壊、無謀運転、 喧嘩、法的責任の不履行)」の例が表示されていた。

(注2)マインドフルネスSIMT:自己洞察瞑想療法。大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。

(続く)

適応【目次】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
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(1)適応障害とは
Posted by MF総研/大田 at 21:26 | 自殺予防対策 | この記事のURL
(5)がん患者の適応障害、うつ病 [2021年06月04日(Fri)]
【連続記事】適応障害にもマインドフルネスSIMTを

(5)がん患者の適応障害、うつ病

 がん患者の適応障害による適応障害とうつ病は多くの人がなりやすく、自殺まるので、もう少しみておきます。

   名古屋市立大学の明智 龍男氏の論文では、がん患者の適応障害、うつ病は、15−25%であったと報告されています。
 また、別の論文では、頭頚部がん患者には、適応障害13%、うつ病4%があったという報告があります。

 がん患者の自殺については、「がん患者の自殺率は一般人口の約2倍程度であるが,自 殺はがん診断から早期の時期に多く,海外の報告では診 断後1週間以内が最も危険性が高かったことが報告され ている」といいます。

 別の人の報告では、当初適応障害と診断されて、4後後にうつ病になっている患者が40%であったという報告があります。

 がんの宣告を受けること、がん患者として闘病していく人は多いので、このような研究成果を知って、適応障害、うつ病になることを予防したい。1週間以内に自殺が多いといわれているので、家族が検査結果を聴いたあと、1週間以内は特に注意しておかねばなりません。

 家族ががんとなって、患者本人はしっかりしてるのに、その配偶者が深く悩んでうつ病になったひとがいました。

 このように、がんには、適応障害やうつ病が身近にあり、自殺の危険があるので、そうならないように心得ておきたいです。治療は薬物療法や精神療法がありますが、予防には精神療法によります。マインドフルネスも効果があるでしょう。

 若いころに、不安や抑うつになった人は要注意です。がん告知、がん闘病生活には、厳しいすストレスがあるそうです。しっかりと心のケアをしたいものです。そこで、がんになってもマインドフルネスSIMTという深いマインドフルネスSIMTの本を出版準備中です。本年中には、出版できると思います。出版できたら、これを参考書にして、がん患者さんのためのマインドフルネスSIMTのセッションを始めたいと思います。
 出版されたら、SDGsの活動の一コマに追加します。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm

(続く)

(参照文献:1)『DSMー5 精神疾患の診断・統計マニュアル』高橋三郎・大野裕監訳、医学書院、2014年
(参照文献:2)明智 龍男氏
http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/igak.dir/P51-55_aketi.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/1/118_1/_pdf

【目次】適応障害にもマインドフルネスSIMTを
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Posted by MF総研/大田 at 20:36 | 自殺予防対策 | この記事のURL
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