ひきこもりは半年間以上からというのは妥当か? [2023年07月07日(Fri)]
ひきこもりは半年間以上からというのは妥当か?
産経新聞
ひきこもりは半年間以上から? 「実態即さぬ」指摘で新指針策定へ
平成22年に定めた「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、ひきこもりを「社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労など)を回避し、原則的に6カ月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態」と定義した。
@統合失調症などの精神障害を主な診断とする群A発達障害などの群Bパーソナリティー障害などの群−の3群に分類するなどし、個々に支援の方向性を示した。
「6カ月に達していないという理由で、相談に乗ってもらえないケースが確認されている」と指摘されているという。
確かに、見直しが必要だ。
期間は撤廃すべきだ。うつ病などつらいのに何とか耐えて学校や職場に通い続けて、1,2か月、ひきこもり、支援を受けず自殺、ということも起きているだろう。
「ひきこもり」しなくて、つらい現場に通い続けて、突然、自殺が起きることが、児童生徒のいじめによる場合があるが、ひきこもりでないわけだが、これとの関係はどうするのか。
精神科医による支援は、薬物療法に偏っている。心理療法で支援する専門職による支援対策が望まれる。「孤独・孤立の対策」と密接に関連している。
ツイッターでは、何年も精神科の治療を受けていて、完治しないで、苦しんでいる人の嘆きが充満している。[死にたい」という人もいる。
これも「ひきこもり」だが、なかには、認知行動療法などで治る疾患もありそうだ。
長い年月、治らなかったうつ病、不安症のひとがマインドフルネス心理療法SIMTで治るひともいる。認知行動療法等で「治す」支援対策も充実してほしい。
うつ病や社交不安症など、認知行動療法で治る人もいるのに、治りにくい障害、疾患と決めつけて福祉的な対策に傾く支援対策では不十分。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
【目次ー自殺予防2023年】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5144
【目次】孤独孤立の対策にうつ病、不安症ー2023年
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厚生労働省/ひきこもりや8050問題の支援のためマニュアルを策定する方針を固めた [2023年05月10日(Wed)]
厚生労働省/ひきこもりや8050問題の支援のためマニュアルを策定する方針を固めた
厚生労働省がひきこもりや8050問題の支援のため、マニュアルを策定する方針を固めたと報道。
うつ病などが治らない若者が社会復帰できない場合も、〇十年後に8050になる。病気でないものもある。#8050問題にマインドフルネスSIMT、も一部貢献できないか蓮田で議論する機会を作ります。
色々な背景から、病名に診断がつかないが、社会復帰の回避・嫌悪の心理は広くある。私自身も弱いから理解できそうな気がする。強いひとにはわからない。薬では治せない。標準的な認知行動療法ではないが、認知行動療法的な手法での支援ができないか、議論の価値がある。
5月28日に、双極性障害やうつ・パニックのひとのための講演、議論をおこなうが、できれば、テーマを変えて、毎月か隔月に、マインドフルネスSIMTで貢献できないか議論していきます。参加者がいなければ、やめますが、当然。
http://mindfulness.jp/katudou/2023-5-soukyokusei.pdf
★5月28日
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不登校の子をもつ保護者のかたへ〜石川県珠洲市の企画があります [2022年11月16日(Wed)]
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ひきこもりの人たちの中に精神疾患や障害の人も [2021年04月22日(Thu)]
ひきこもりの人たちの中に精神疾患や障害の人も
=中高年のひきこもり、8050問題(6)
斎藤環氏によるひきこもりのひとたちの支援には、うつ病、不安症、PTSDなどの精神疾患のひとはあまり対象とならないようである。前の記事で紹介したように(注2)。
しかし、やはりいくつかの相談事業には、ひきこもりの人のなかに精神疾患や障害の人たちがいて、相談サービスがある。そのあたりを紹介しているのが、川北稔氏だ(注3)。
厚生労働省の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(2010年)がある。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006i6f.html
http://www.ncgmkohnodai.go.jp/subject/100/22ncgm_hikikomori.pdf
これでは、ひきこもりを3つの群に分類できるとしている。(注3,p29)
第1群は、統合失調症、気分障害、不安障害などの精神障害と診断され、かつ発達障害
を併存していない群であり、薬物療法などの生物学的治療が不可欠ないしはその有効性が
期待されます。
第2群は、広汎性発達障害や知的障害などの発達障害と診断される群で、この群には発
達特性に応じた精神療法的アプローチやソーシャル・スキル・トレーニング、さらに具体
的な生活・就労支援を中心とする取り組みが必要です。
第3群はパーソナリティ障害や身体表現性障害、同一性の問題などを主診断とする群で、
この場合は、精神療法的アプローチや生活・就労支援が中心となります。またここには第
1群で気分障害や不安障害を主診断とする事例のうち、薬物療法が無効なために心理−社
会的支援が中心になるものも含まれます。医療機関や保健・福祉分野の相談支援機関、カ
ウンセリング機関、青少年育成や労働に関する相談支援機関、民間支援団体などによる治
療・支援を活用すべきです。
川北氏も、「ひきこもる人のなかには精神疾患がある人がいるが、第1章でみたように精神科や「こころの健康相談」に足を運ぶことに抵抗感を抱いている場合も多い。」しかし、医療機関で診断を受け、一定の手続きを取ることで、障害のある人向けの各種サービスを利用できることがある。」(注3,p106)という。
「そのなかには、趣味の活動や参加者同志の交流ができる場所に通う居場所型の支援や、仕事に就けるようにサポートをおこなう就労支援もある。障害者手帳を取得して一般企業で働く場合、手帳を持っていることを周囲に明かさない場合もあれば、障害者雇用枠を利用する場合もある。」(注3,p106)
色々な支援窓口があるので、「連携しながら支援をすすめている」(p83)
さて、ここで、一つ関心があるのは、第1群のなかに分類されている、第1群の「気分障害、不安障害など」である。これに、該当する本人や家族が現状の支援に満足していないケースがあることだ(注4)。治るに違いないと思って、こちらに相談してこられる中には、うつ病、不安症、PTSDなどが何年も治らないというひとが、マインドフルネスSIMTを1,2年実践して完治することもあるのだ。アメリカの場合には、第3群の境界性パーソナリティー障害に、弁証法的行動療法がある。
だから、もう一つ、支援プログラムを考慮してもいいのではないかと思う。うつ病や不安症は治る可能性のある「病気」ではないのか。それなのに、ずっと障害として生きるか、うまくいけば完治することもあるのとでは、大きな違いではなかろうか。このような、難治性の精神疾患の人を「治す」支援が望まれる。
時間があれば、SIMTで完治したひとたちの、罹病期間が何年だったのか、集計してみたい。「ひきこもり状態」」だったはず、さんざん他の療法を受けたをあとで改善した例だ。治る可能性のあるうつ病、不安症の支援サービスがまだある。
私たちだけでは、長く治らない、うつ病や不安症などで、マインドフルネスSIMTを試行してみたいという人がどこにおられるのか把握できないし、リソースが不足しているので、地方創生SDGsプラットフォームの会員の皆様や埼玉県SDGsパートナーの会員の皆様とのパートナーシップで進めていきたい。
(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書
(注3)川北稔(2019年8月)『8050問題の深層』NHK出版新書
(注4)こちらに、治った事例の記事へのリンクがある。
http://mindfulness.jp/simt-evidence.htm
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
=このうち、ゴール17がパートナーシップ
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs_partner_registered.html
★埼玉県SDGs官民連携プラットフォームのパートナー
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心の病気で長く引きこもっている人は就労支援の対象とならない [2021年04月21日(Wed)]
心の病気で長く引きこもっている人は就労支援の対象とならない
=中高年のひきこもり、8050問題(5)
うつ病は再発が多いし、非定型うつ病やパニック症、
などは長引くことがある。心の病気が治らないで、8050、7040になろうとする人には、就労支援の対象にならない。
「地域若者サポートステーション」は、心の病気でもなく、ひきこもりでもない人が対象だ。
「かつて地域若者サポートステーションは、ひきこもりにかんする主要な相談窓口の一つとになされていた。しかし、いきこもり地域若者サポートステーションとの重複を回避するため、2017年度からはひきこもり状態の人が支援対象から外された。また、年2006年の事業開始時には「自身の将来に向けた取り組みへの意欲が認められる者」を対象としていたが、2015年度には「就職に向けた取り組みへの意欲」に変更され、対象者が限定されると懸念されている。」(注3,P108)
うつ病には、意欲がない症状があるので、うつ病が治らないとサポセンの支援は受けられない。
心の病気の人には、「精神保健福祉センター」がある。しかし、。、、、。
「もう一つの代表的な支援の手法が、精神保健福祉センターなどで実施される、こころの健康相談である。・・・しかし、周囲が窓口の継続的な利用を勧めても、本人は「自分は普通だ」と拒否的な姿勢を示すなど、こころの健康について考えること自体が難しいとかんじている場合も多い。精神疾患や障害に対して社会の理解や受容が進んでいないことが、その背景にあると考えられる。」(p109)
相談窓口はある。しかし、うつ病などが治らないのだとわかると、医療機関を紹介されるだろう。
そこには、そもそも、治りにくいひとがいるという問題がまっている。相談だけではなくて、継続的な治療支援が必要であり、薬薬物療法で治らない場合の、支援の仕組みが必要となっている。
治りにくい場合、「本人が受診などの行動をとることができれば、障害者手帳の取得や年金の受給といった福祉サービスにつながる可能性がある。」(p109)
そうではあるが、イギリスでは、心理療法が盛んであるという。そろそろ、日本も、うつ病などには、アメリカでもマインドフルネスがあるのであるから、日本ももう心理療法を低額で受けられる専門職を配置してもらいたい。そうでないと、8050問題の解決に限界があり、自殺の防止も難しい。
(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書
(注3)川北稔(2019年8月)『8050問題の深層』NHK出版新書
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
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=このうち、ゴール17がパートナーシップ
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心の病気が治療を受けても長期間治らないひとたち [2021年04月20日(Tue)]
心の病気が治療を受けても長期間治らないひとたち
=中高年のひきこもり、8050問題(4)
ひきこもりの人がながびいて、50歳代となり、その子をささえている親が80歳代になっていて、親が死んだらひきこもりの子はどうななるかと悩んでいる「8050問題」。
「ひきこもり」と似た状況にある人として、「8050問題」になる可能性があるB番目のリソースです。つまり、うつ病、パニック症、広場恐怖症、PTSD、依存症などが治らずに、薬物治療を続けているひとや、治らないで治療をあきらめて何年かたつ人たちがいます。
私たちは、マインドフルネスSIMT、自己洞察瞑想療法で、活動をしていますが、多くの事例がBです。うつ病、パニック症などになって、治療を受けたが治らずに退職して、それでも治らずに、治療を続けて、3年、10年たつひとたち。この人は、治っていないので、復帰支援の福祉のサービスを受けないでしょう。
うつ病には抗うつ薬がありますが、軽くなってからは効きにくいということが発表されました。
また、非定型うつ病は、抗うつ薬が効きにくいと言われます。
パニック症や広場恐怖症も治りにくいひとがいます。
医療のサービスを受けても治らないので、社会参加ができません。やがて、「8050問題」「7040問題」と同じく当事者と老親が悩みます。
4段階の支援プロセス
斎藤氏の支援は4段階だそうです。
@ 親の支援
A 個人療法
B 集団療法
C ソーシャルワーク
療法とはいえ、心の病気を「改善」するのではないのでした。
しかし、治らないひとには、治す治療法が必要です。SIMTの支援者のところに来る人は、治す支援を期待してきます。
そのために、10か月の間継続的に、SIMT、自己洞察瞑想療法のトレーニングをアドバイスして、治るように支援しています。
このような、他の治療法を受けても治らない人たちの「治す」支援の仕組みを作らないと」「8050問題」の支援から漏れる人たちがでます。そのほか、自殺問題も解決しません。
医療による治療を受けても治らないのですから、絶望していますから、おいこまれると、自殺が起こります。
実際、警察庁の自殺理由の調査によれば、そういう治療を受けていたのに、自殺したケースが多いです。
このような人たちを地方創生SDGs官民連携プラットフォームの会員として、単独で支援を続けますが、
ここだけでは、多くのご家族の期待にそえないし、そういう人たちに情報が届かないので、パートナーシップで、自治体や団体と協議しながら、すすめていきたいと思います。
この支援スキルを持つ人が少ないので、連携先と相談して、地元に支援者を増やしていく事業をすすめられないかと思います。
まず、こういうことに関心のある自治体、団体に、うつ病、自殺、マインドフルネスSIMTのことを理解していただく講演に参加していただきたいと思います。
http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm
★こちらに講演の紹介をさせていただいております。
(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
=このうち、ゴール17がパートナーシップ
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs_partner_registered.html
★埼玉県SDGs官民連携プラットフォームのパートナー
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
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心の病気の診断基準にはあてはまらないひきこもりのひとの支援にマインドフルネスSIMT [2021年04月19日(Mon)]
心の病気の診断基準にはあてはまらないひきこもりのひとの支援にマインドフルネスSIMT
=中高年のひきこもり、8050問題(3)
ひきこもりの人がながびいて、50歳代となり、その子をささえている親が80歳代になっていて、親が死んだらひきこもりの子はどうななるかと悩んでいる「8050問題」。
次の記事でみたことがあった。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4294
中高年のひきこもり 61万人
=8050問題、7040問題
斎藤環氏は、ひきこもりの人は、200万人はいると推測している。「それだけ多くの人たちが、家族としか関係を持たず、社会参加をしていない。それが日本社会の現実です。」(p23)。
「2019年に発表された今回の内閣府調査まで、政府は15〜39歳の若者だけをひきこもり調査の対象にしてきました。2016年に発表された前回の調査では、その年齢層だけで全国に54万1000人のひきこもり状態にある人がいると推計しています。
これに今回の調査で判明した「40〜64歳」のひきこもりを単純に加えると、その総数は115万4000人。」(p21)
「自治体調査の数字と合わせて推測すると、中高年のひきこもりは少なくとも100万人、全体ではその倍の200万人と考えるのが妥当でしょう。」(p23)
そのほか、私が「ひきこもり」と似た状況にある人、「8050問題」になる可能性があるB番目のリソースです。つまり、うつ病、パニック症、広場恐怖症、PTSD、依存症などが治らずに、薬物治療を続けているひとや、治らないで治療をあきらめて何年かたつ人たち。ひきこもりの定義に該当しないとして、数値に含まれていないかもしれません、
4段階の支援プロセス
斎藤氏の支援は4段階だ。
@ 親の支援
A 個人療法
B 集団療法
C ソーシャルワーク
ABは、「療法」とはいっても、「医療」行為ではないようだ。次の
ようにいう。
「「個人療法」といっても、本質的には病気ではないのでそんなに特別なことをするわけではありません。・・・私の場合も、この段階では世間話などをしながら本人との信頼関係を築きつつ、家族との関係を調整したりするのがおもな仕事です。」(p132)
次の段階は「集団療法」だが、、、
「家庭以外の「居場所」に参加してもらい、同じようなひきこもり経験を持つ同世代の仲間との親密なコミュニケーションを経験してもらう段階です。」(p132)
私は、このAからBにすすむことは、当事者にとっては、勇気のいることだと思う。そこで、私は、ここでマインドフルネスSIMTの初歩の段階を実践していただくことをすすめる。病気のレベルではないのだから、容易であろう。
集団の場に出ていくことは勇気がいるだろうというのは、次のことがあるためだ。
ひきこもりの人には「いじめPTSD]「いじめ後遺症」とでもいうべき心の状態をかかえている(p80,83)という。「対人恐怖」的になっている人、家族と不和になっている人もいる(p82)。
マインドフルネスSIMTは、「病気を治す」だけではない。すべての人の健全な心の使いかたを西田哲学を参照して、生活実践化したもの。病気でない人の実践は「自己洞察瞑想法」になる。
Self Insight Meditation Technology(SIMT)である。
日常における感情、感情からの回避や衝動的な行為言葉(家族との口論)、想起、トラウマのおこりかたなどを観察してもらえばいい。本(注1)のうち、病気の症状への対処法を除いて実践すればいい。
集団的居場所へいくことをためらう「回避」の克服、居場所での他者との間に起きる感情の処理の仕方のトレーニングをSIMTで身につけるのだ。
ある程度、自信ができると、家族との不和も改善し、「地域若者サポートステーション」や「ひきこもり支援センター」にも参加できるだろう。
こういう理由で、地域の支援に乗り出せない段階のひとに、マインドフルネスSIMTをすすめたい。地方創生SDGs官民連携プラットフォームの事業として提案している。当事者と家族でもいいし、支援団体をとおしてでもいい。
さて、次に、治療を受けたのに、心の病気(うつ病、非定型うつ病、パニック症、広場恐怖症、社交不安、PTSD、過食症など)が3年、10年、治らないでひきこもり状態の人々だ。このようなひとは、地域の支援事業には参加できない段階だ。医療も治ることが期待できない。つらい。本人も親も「8050問題」だ、「死ぬしかない」といううつ病の悪化、「自殺」の問題だ。家族中が悩み苦しむ。
これもマインドフルネスSIMTで支援したい。次の記事にする。
(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書
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「ひきこもりは病気ではない」という定義から漏れる人がいる [2021年04月18日(Sun)]
「ひきこもりは病気ではない」という定義から漏れる人がいる
=中高年のひきこもり、8050問題(2)
前の記事で、「ひきこもりは病気ではない」という定義をみた。
1 ひきこもりは社会に参加しない状態であって、病気ではない(p52)。だから「薬物療法はほぼ無効のことが多い」(p183)
2 しかし、ひきこもりは長期化しやすい(p86)
3 自力で解決する家族は少ない。第三者に支援を求める必要がある。多くの家族は自分たちだけで解決できるだけの知識やスキルを持たない(p89)
「ひきこもり」の支援事業があるが、「ひきこもり」の定義が「病気ではない」段階の人を対象としていると、長く心の病気が治らないのに、医療では治す、福祉は病気でない人の支援というと、心の病気が治らない人は、両方から支援が漏れていることになる。
こういうBつ目のリソースも「8050問題」の一部として、対策をとるべきである。
これは「自殺対策」には重要である。@Aに該当しないで、心の病気(うつ、不安症、PTSD,過食症など)の治療を受けても治らないで苦しんでいる大勢の人も対象とすべきであると思う。支援がないと、長期間就労できず、悩み続けて「自殺」予備軍となるからである。「ひきこもり支援事業」の対象にはならなくても、なっても、治療しても効果がない人を対象にした新しい「自殺防止支援事業」の対象にすべきである。この領域に公的支援がないのであれば、公的支援制度を作るべきである。あとで述べる。
(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
=このうち、ゴール17がパートナーシップ
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中高年のひきこもり、8050問題(1) [2021年04月16日(Fri)]
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相談会と体験会
[2019年08月03日(Sat)]
相談会と体験会
10月と11月の対策(2019年)
★個別相談(10月と11月)
内容:うつ病、不安症、PTSDが治らない、不登校、ひきこもりに伴う抑うつ症状、不安、回避、トラウマ、親子夫婦の不和、職場の人間関係の悩み、がんに伴うよくうつ、など。
一つのご家族と、1時間ほど、個別に相談させていただきます。ご希望の方はメールでお知らせ下さい。うつ病はわかりにくく、自殺されます。ご家族が同伴して現状と今後の心得をご理解ください。
期日、時間、会場を決めて、おあいします。会場は、蓮田市勤労青少年ホームや椿山自治会館を予定しています。個別に違いますので、申し込みの人とうちあわせて決めます。希望の日、午前か午後がいいかお伝えください。
ご家族別に、会場、時間が違いますので、予約が必須です。予約のない人は入場できません。
☆相談料:無料
☆メール
http://mindfulness.jp/mail-ad.pdf
☆会場:蓮田市勤労青少年ホームや椿山自治会館
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kaijou/kinrou-home.htm
http://mindfulness.jp/2019-aki-soudan.pdf
★相談会のチラシ
うつ病、自殺の仕組みの学習とマインドフルネスSIMTの体験会
今日(8月3日)は、マインドフルネスSIMTの体験会でした。うつ病になって治らないと、ひきこもりにならざるを得ません。前頭前野の機能低下がなかなか回復しないようです。その仕組み、治し方などを学習しました。そして、マインドフルネスSIMTによる治し方を学習しました。
そして、マインドフルネスSIMTの第一段階の実践をしました。
埼玉新聞社、および、蓮田市教育委員会には、7月と8月の2回で、後援を得ていました。
後援を得た体験会は、これで修了です。その後、9月7日(土)にも、開催いたします。内容を少し変えます。7月まで、なんとか我慢して学校にいったのに、8月休みでほっとできたのに、休みが終わる8月末か9月1日に、悲しいことが起きる可能性があります。(今年は、1日が日曜日ですから2日も)
保護者のかたは、やさしく、お子さんの状況を観察してみられることを希望します。まさか、死にたくなっていないかどうか。強く、詰問するとはよくないでしょう。本音を言えないような
いいかたではまずいです。
8月と9月の対策
http://mindfulness.jp/2019-9-soudan.pdf
★チラシです
★個別相談(8月26日〜31日)
(こちらの都合がつき、会場が空いていれば、8月の中旬でも検討します。)
一つのご家族と、1時間ほど、個別に相談させていただきます。ご希望の方はメールでお知らせ下さい。うつ病はわかりにくく、自殺されます。ご家族が同伴して現状と今後の心得をご理解ください。
期日、時間、会場を決めて、おあいします。会場は、蓮田市勤労青少年ホームや椿山自治会館を予定しています。個別に違いますので、申し込みの人とうちあわせて決めます。希望の日、午前か午後がいいかお伝えください。
☆相談料:無料
☆メール
http://mindfulness.jp/mail-ad.pdf
☆会場:蓮田市勤労青少年ホームや椿山自治会館
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kaijou/kinrou-home.htm
★体験会、9月
9月7日に、おいで下さい。マインドフルネスSIMTでつらい症状が軽くなる可能性があることを勉強していただきたいのです。
また、長くひきこもっておられるかた、そのご家族もご参加ください。長い人生ですから、1年ためしてください。
9月に、おあいしましょう。
☆対象:
相談においでになったご家族
はじめての方もOK
相談会では、詳しい実践ができませんので、この日に行います。
☆参加費;無料
☆会場:蓮田市勤労青少年ホーム
7月と8月の体験会の内容は、これでした
7月8月の体験会の主な資料は、次の冊子でした。表紙と内容目次を表示します。
内容です。
呼吸法・自己洞察法
―対人関係・心の病気の改善・予防―
(目次)
1. マインドフルネスSIMT
2. さまざまな心理現象を観察
★1部 うつ病とマインドフルネス
3.なぜ!うつ病に/なぜ!自殺
4.なぜうつ病に 〜2つの神経生理学的な反応
5. うつ病の症状
6. うつ病の身体症状
7. なぜ うつ病に
8. 2つのストレス反応
9. うつ病もパニック症の治りにくい人が
10.薬で治りにくいうつ病・不安症もSIMTで治る
11.改善効果1ーうつ病
12.非定型うつ病 〜症状の特徴
13.非定型うつ病 〜図
14.改善効果2ー非定型うつ病
15.改善効果3ーPTSD
16.改善効果4ー痛み
17.改善効果5ーパニック症/広場恐怖症
18.呼吸法の時間 〜初めにできなくても大丈夫
19.なぜ治るのか
20.2つの反応パターン
★2部 マインドフルネスの実習
21.意志作用の活性化のトレーニング
22.マインドフルネス=観察
23.こころの階層構造を観察
24.2つの反応パターン
25.本音(ほんね)の観察
26.本音の階層
27.基本的な呼吸法
28.日常的行動の時の観察
★うつ、自殺の防止
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2983
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3703
★3月も自殺対策強化月間
【目次】このようなところに活用できそう
マインドフルネスSIMT 2019
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
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Posted by
MF総研/大田
at 20:43 |
ひきこもり |
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