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世界ハンセン病の日 〜 種々の差別をなくしたい [2023年02月02日(Thu)]

世界ハンセン病の日

 〜 種々の差別をなくしたい

日本財団 会長 笹川陽平氏の記事です。

 「毎年1月の最終日曜日は「世界ハンセン病の日」です。この日にちなみ、今年は6年振りにバチカンと共催で「誰も取り残さない社会の実現」と題するハンセン病国際シンポジウムを開催・・・」

https://blog.canpan.info/sasakawa/archive/8586

「ハンセン病は、現在では治る病気となりました。 早期発見・早期治療により、ハンセン病に伴う障害を予防することができます。

ハンセン病の治療薬である多剤併用療法は、世界中どこでも無償で提供されています。 しかし、薬だけでは社会的・経済的差別を克服することはできません。

ハンセン病を完全に癒すためには、人類が生まれながらにして持っている友愛の精神を育み、すべての人間が兄弟姉妹であり、平等に尊厳を持つことを認識する必要があります。」

 この言葉は共通の真実です。 私は、神谷美恵子の「生きがい」についての著作から、ハンセン病のことを知りました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3751
 (当時の病名で出ています)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3770

 私も小さな差別をうけましたが、ひどい差別に苦しむひとがいることを知りました。 日本にも世界にも種々の差別があります。 無理解、偏見、選択的無関心による差別が続いています。

 日本には、西田哲学、鈴木禅哲学で解明した人間の平等、共生社会の哲学があり、かなり多くのひとが実行してきました。それも埋もれています。
 うつ病の精神療法が普及せず、苦しみ続け、自殺なさっていくところにも、無理解、偏見、 選択的無関心があると身にしみて感じています。

 「世界ハンセン病の日」は、このような問題を知り、差別に苦しむひとの支援や 差別撤廃の誓いをあらたにするよすがにしたいと思います。




https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
【目次ー自殺予防2023年】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5125
【連続記事】マインドフルネス心の世界遺産ー2023
Posted by MF総研/大田 at 11:01 | 差別・偏見 | この記事のURL
(8)自分が偉いと思い込んでいる男たち [2021年03月18日(Thu)]

孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
(8)自分が偉いと思い込んでいる男たち

 女性蔑視が問題になっているが、差別、偏見、排除は、 自分が偉いと思い込んでいる男たちによっても引きこされる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガ 慢心の人。自分の主張をするだけ。他人の話をきかない。
(もちろん、全部のひとではないだろうが)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4671
★美しい日本の心、至誠が失われたか

  朝日新聞で、高橋源一郎氏が論考を載せた文の一節にこうある。

https://www.asahi.com/articles/ASP3K31QTP31UPQJ014.html
     「なぜ、「自分がエラいと思いこんでいる男たち」の話は長くなるのか。他人の話を聞かないからだ。自分以外の人たちにも話したいなにかがあるとは想像できないからだ。もうずっと長い間、そうだった。」
 こういう心理は、大乗仏教では煩悩のうち、慢心であり、抑制するように指導されるのですが、たいていの専門家がそういう内面の闇の心理を観察するトレーニングをしないので、こういううぬぼれ、慢心を表出してしまう。参加者を不愉快にさせ、司会者を辱め、会をぶちこわす。こんな集会には、もう二度といかないと思わせるだろう。一人の「エライと思いこんで」いるうぬぼれる人間が、大勢の他者の価値を崩壊させる。

 そういうことがあるようだ。ある統一的なテーマで数人が話をすることになっていたが、一人があまりに長くなりテーマから離れてその個人の専門とするテーマの話になっていたので、時間配分を気にした司会者が、「そのへんで」といったら、大勢がいたのに、激しく怒った。「私の話を聴きたいひとがいるのだ」と。これも大学人であった。自分のことだけ。

 ある僧侶は、「話してくれといわれないならば、しゃべるな」といった。一つの見識だろう。 座談会で、意見をいってくれと言われないのに、他の人がしゃべっているのに、しきりに途中から話者の言葉に刺激されて、話を奪ってしまうものがいた。本当は、話者の人の話をききたいのに、他者から中断される。

 このようなことをいう人がいた。「他のひとが話している時には、求められない限り、発言したくなっても、7度考えてから発言せよ」と。意見を言ってくれという場になったらいいのだが。
 他人の意見を聴こうとせず、自分のことばかり 話すことは、よくあることのようだ。

 次の記事でオルテガがいっていたといって、私は次のように書いた。
    https://blog.canpan.info/jitou/archive/4745

     「各種の専門家は、自分の価値だけを優先して、近づくひとを苦しめるエゴイズムの行為を犯すことが多いです。オルテガは大学のひとにもそれが多いことを指摘しました。どうして、そうなるのでしょうか。」


http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-4.pdf
★多数派の学説しか聞かれない大学が多くなる傾向がある

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★見て見ぬふり

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3674
★自由にモノが言えない日本の組織
 同じ組織(大学、学会など)の研究者同志が他を学問的な批判をすることはない。

 魅力ある少数説が、時々、著書で見るが、多数派説しか知らない講師からは、学生は魅力ある学説を聞くことは稀有なことになる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3677
★形骸化していく仏教

 魅力が感じられなければ、地方は人口が減少して、寺院消滅が言われる。 そして、仏教は捨てられる。(『捨てられる宗教』(島田裕巳、SB新書)
 私は、よく話を聴いてくれる禅僧によって救われたのに、そういう魅力ある面もある寺院が、仏教が捨てられていくのはいかにも残念である。

 仏教の中にも、現代に多大な貢献ができるものがあると思う。研究者が互いに批判しあって、発展していく仕組みはどうしたらできるのであろうか。

 そして、言うまでもないが、この文章には「こういうのはよくない」「こういうのはいい」という「評価」が多い。そして、この文章全体も「つまらない」などと評価される。人生は、評価する、評価される場面だらけである。

 言いたかったのは、自分が自覚せずに、闇の心を発動して発言、行為をすることによって、他者を苦しめ、うつ病にさせたり、自殺させたりするという社会に迷惑をかけることをしやすいので、自分の見方、考え方、行為などに潜む「闇の心」があることを観察するような、東洋的な自己観察方法が大切だといいたかったのだ。
 地方創生SDGsの実現として、孤独、孤立、いじめ、自殺などの問題解決、 いごこちのよい町づくりに、 精神面での取り組みも同時に重要だと思う。

(参考)
★地方創生SDGsパートナーシップ関係
http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf 
【ターゲット】3.4

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-3.pdf    
【ゴール】3

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf   
【ゴール】17

http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-12.pdf   
私たちのプログラム12

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4738
★大震災の被災地はあとあとまで精神的ストレスから心身の不調が
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
Posted by MF総研/大田 at 22:13 | 差別・偏見 | この記事のURL
(7)女性差別、女性蔑視の撤廃の実現 [2021年03月16日(Tue)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み


★SDGs ゴール5=ジェンダー平等の実現
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-5.pdf

孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
(7)女性差別、女性蔑視の撤廃の実現

 母子の無理心中事件が報道されました。 昨年の自殺は、女性が大幅に増加しました。

https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0316535678/ 
★女性の自殺者、過去2番目の伸び率

 オリンピックの準備の過程で、女性差別、女性蔑視の問題があきらかになりました。女性差別、女性蔑視の独断偏見があります。西田哲学は、世界に独断偏見が充満しているといったのです。女性への差別はその一種です。マインドフルネス心理療法SIMTでは、独断偏見を「本音」といって、常に観察することを実践します。本音は、感覚レベル、思考レベル、行動レベル、価値レベル、人格レベルなどあります。
 自分の見方、考え方、欲求、外的行為(発言、態度、行動)が女性差別の偏見の闇の心が発動していないか、その瞬間に評価するのです。 (無評価の観察は、瞑想の時だけです)

 地方創生SDGs官民連携プラットフォームでも、この問題の解決は重要な目標になっています。 私たちの、自己洞察実践は、当然、この問題にも取り組みます。

 パートナーシップで、このNPOがさせていただくこととしては、次に書いてあるとおりです。

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-5.pdf

 西田哲学を背景にした、根源の男女平等の哲学の理解と、対人関係の現場や文書作成時において、差別心の本音に気づく洞察実践をすすめることです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4750
【Goal 10】これも性別による格差の是正
  =平塚らいてうは戦前から主張していました

【参考】

女性差別の解放運動をはじめた平塚らいてう
1886年(明治19年)2月10日 - 1971年(昭和46年)
「元始、女性は太陽であった」という。
東京都日暮里にあった禅の道場「両忘庵」に通い、悟り(根源の絶対平等の体験)を得たという。
平塚らいてうの会のホームページ
http://raichou.c.ooco.jp/

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4762
★ここにも平塚らいてう

(参考)
★地方創生SDGsパートナーシップ関係
http://mindfulness.jp/sdgs/20-02-target3-4.pdf 
【ターゲット】3.4

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-3.pdf    
【ゴール】3

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-5.pdf
【ゴール】5

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-8.pdf
【ゴール】8

http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf   
【ゴール】17

http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-11-kouen.pdf
私たちのプログラム11 【講演】マインドフルネスこころのケアセンター (仮称)を地元に

http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-12.pdf   
私たちのプログラム12 【具体的実現】マインドフルネスこころのケアセンター (仮称)を地元に

http://mindfulness.jp/sdgs/SDGs-Program-04-kouen.pdf
私たちのプログラム04 【講演】孤独、差別および自殺防止へ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4738
★大震災の被災地はあとあとまで精神的ストレスから心身の不調が
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740
【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4766
【目次】女性の自殺予防対策
Posted by MF総研/大田 at 20:26 | 差別・偏見 | この記事のURL