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自殺しないで・させないで [2020年09月18日(Fri)]

自殺しないで・させないで

 8月の自殺が増加しています。

https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/040/196000c
★毎日新聞。相談窓口も掲載されています。

 相談してみて、うつ病、非定型うつ病だとわかったら、治療受けて治してください。うつ病、非定型うつ病は治る病気です。治してください。

 死にたくなったのは、うつ病、非定型うつ病になっているためであることが多いです。 こういう病気は、たとえ他の治療法で治らなかった場合も、マインドフルネスSIMTで治る人が います。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/m&a/evidence.htm
★治った人達のデータ

 SIMTは、他の「マインドフルネス」とは違います。深刻になっている精神疾患を10カ月 かけて支援していきます。他の「マインドフルネス」は、1、2カ月が支援期間ですが、 死にたくなっている症状は脳内に種々の変調が起きていて深刻であり、もっと深いマインドフルネスによる長期間の支援が必要です。無評価観察で見る「マインドフルネス」を越えて、見る、考え、行為にある種々の執着嫌悪の心理を評価観察するマインドフルネスまでを実践します。
    これもなお宗教ではありません。「見る」時にも、すべて人は無評価ではありません。あるがままに評価していることを受け入れるのです。「マインドフルネス」はまだ始まったばかりです。学問ならば必ず研究によって進化していきます。無評価の観察だけでは、救済されない問題が多いではありませんか。うつ病、非定型うつ病でさえも十分に支援できないではありませんか。さらに、学問的な研究を進化させなければなりません。(注)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2474
★10ステップ
=うつ病、非定型うつ病などのすべての症状を改善し自殺を防止する

テキスト
大田健次郎「うつ・不安障害を治すマインドフルネス」佼成出版社
    (基本だけを抽出したダイジェスト版を来年発行する予定です。一人でする場合も、MMTの支援を受けながらする場合にも共に理解しやくくなるでしょう。これらは、欧米の「マインドフルネス」よりも深い意志作用までの観察トレーニングです。無評価観察を越えたものですが、宗教レベルではありません。

    さらに、宗教レベルの深いマインドフルネスを必要とする人もおられます。「死」を意識する人(がん患者など)の死生観を扱う最も深いマインドフルネスです。日本だけのものです。来年発行します。この3部作により、すべての階層のマインドフルネスが概観されます。)


 一人でできない人は、SIMTで支援するカウンセラー、マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)がたくさんいます。MMTは、10カ月かけて、うつ病になる脳神経の影響、深いマインドフルネスの背景の西田哲学などを学習し、自分でも実際に自己洞察の実践をした人です。倫理基準を順守します。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-06/99-all-katudou.pdf

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/list-mmt.htm

(注)「無評価で見る」ということを科学者は絶対視させないでください。絶対視すると、それこそ「宗教」ではありませんか。(長くなるので次の記事にします)


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4531
★自殺予防の記事ー2020
Posted by MF総研/大田 at 09:11 | 自殺防止対策 | この記事のURL
相談会、体験会=こどもの自殺、当初判断覆る [2019年08月05日(Mon)]
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/program/soudantaiken.htm
★12月以降は、個別相談、いつでもできます。予約なさってください。

相談会、体験会=こどもの自殺、当初判断覆る

 子どもが自殺した時、先生や教育委員が、判断を誤るケースが起きています。うつ病がわかりにくいのです。親も気が付かないことがあり、うつ病からの自殺が理解されていないでしょう。 学校がつらい場所となったために行きたくないのに、無理に行かせるのは、あぶないです。うつ病になっていないかどうか知る必要があります。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14093340.html
★いじめ自殺、当初判断覆る

 未成年の自殺は、9月1日が、最も多いのです。学校へ行きたくないのでしょう。親が子の苦悩に気がつかないこともあるでしょう。まもなく、その日を迎えます。子どもの様子をよく知って、うつ病になっていないかよく見極めて、対策をとるべきです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4325
★不登校、ひきこもりの相談、および、マインドフルネスSIMT体験会
Posted by MF総研/大田 at 11:56 | 自殺防止対策 | この記事のURL
こどもの自殺、ひきこもりを解消したい [2019年07月31日(Wed)]

こどもの自殺、ひきこもりを解消したい

 まもなく、マインドフルネスSIMTの体験会です。うつ病、自殺に至る、感情や本音のこと、神経生理を理解します。予防のマインドフルネスSIMTも学習します。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4230

 ある小学校では、2年連続で、子どもが自殺しています。いじめ、教師の扱いかたが原因かもしれません。これから調査されます。
 また、自殺があった時、最初は「いじめはなかった」と教委が発表したあと、保護者が不服申し立てて、第三者が調査したところ、「いじめがあった。それが自殺の原因」とされたケースが数例ある。エゴイズムが見え隠れする。保護者の悲しみと怒りを共感できない自己保身。隠せばいいのだと悪を教育者から学ぶ子ども。

 また、親が厳しすぎて、家も生きる場所ではなくて、自殺する子もいます。親、教師、教委など、うつ病、自殺の神経生理を理解しておくべきです。
【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
Posted by MF総研/大田 at 19:37 | 自殺防止対策 | この記事のURL
思ったよりたくさんのご参加! 体験会、ありがとうございました [2019年07月08日(Mon)]
★家族のうつ・自殺を予防するマインドフルネス体験会  不登校、ひきこもりは、不安やうつによるものもあるはずです。そうだとしたら、早いうちからマインドフルネスSIMTを体験していて、解消できる不登校、ひきこもりは長引かせないようにしたい。

★マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座
まもなく、マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座が開始です。来年は、関東地区ではありません。関東のかたは、今年、ご参加ください。

思ったよりたくさんのご参加! 体験会、ありがとうございました

(編集中です)

2019-hasuda-taiken.jpg 2019体験会チラシのテンプレート - 青2.jpg
Posted by MF総研/大田 at 07:36 | 自殺防止対策 | この記事のURL
思ったよりたくさんのご参加! 体験会、ありがとうございました [2019年07月08日(Mon)]
★家族のうつ・自殺を予防するマインドフルネス体験会  不登校、ひきこもりは、不安やうつによるものもあるはずです。そうだとしたら、早いうちからマインドフルネスSIMTを体験していて、解消できる不登校、ひきこもりは長引かせないようにしたい。

★マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)の認定講座
 マインドフルネス瞑想療法士🄬の認定講座が開始されていますが、第2回が21日です。 これは「治す支援をするマインドフルネス瞑想療法士🄬」ですが、もうすこし容易に習得できる「マインドフルネスSIMT心理相談員」の講座も。うつ病、認知症の予防、ひきこもりの予防などのための「マインドフルネス心の健康体操」を開催するスキルをもつ。治したいひとがいたら、MMTを紹介する役割。

思ったよりたくさんのご参加! 体験会、ありがとうございました

 昨日、第1回目の体験会でした。思ったより、たくさんのご参加をいただきました。ありがとうございました。何らかのインターネットでのつながりのかたもありました。ありがとうございました。

 8月3日のほか、9月7日も開催します。子どもは、夏休み明けがあぶないです。まず、3日においでください。もし、子どもさんの参加希望があれば、8月下旬と9月1,2日あたりも開催します。8月3日は、子どもさんと大人の両方のご参加が多いでしょうが、こどもさんにはわかりにくいでしょうから、別に中高生(および保護者)だけの体験会を考えます。
 でも、まず、3日においでになって、そういう希望があるとお伝えください。

2019-hasuda-taiken.jpg 2019体験会チラシのテンプレート - 青2.jpg

 私が、平日でも、土日でも、こうした活動ができるのは、定年退職後の高齢者だからです。高齢者のかた、こうしたマインドフルネスSIMTの心の健康体操の指導員になって、週に2,3回集まって楽しく健康体操をするのです。あなた自身と地域の方のひきこもりからの脱出のためにボランティア活動をなさいませんか。自分も喜びを得られるはずです。

Posted by MF総研/大田 at 07:36 | 自殺防止対策 | この記事のURL
家族のうつ・自殺を予防するマインドフルネス体験会 [2019年05月21日(Tue)]
2020年1月発売。
すべての階層のマインドフルネスSIMTの実践ができる本を執筆中です。(3冊目)
感覚的自己、意志的自己、叡智的自己(専門家の自己、行為的直観)、人格的自己(絶対無、無分節を自内證し、創造的直観で慈悲実践)までをカバーする本。マインドフルネスの方法で実践できる本。
感覚的自己の瞑想は、無評価でいいですが、それ以外は、激しい評価の場面、無評価では生きていません。観察のしかたが違います。

家族のうつ・自殺を予防するマインドフルネス体験会

 9月も開催します。9月7日(土)。7月は7日(日)、8月は3日(土)。

 最近、子どものいじめられたことによる自殺、そして、関係者が批判される事件があいついでおります。

そこには、うつ病についての知識不足も原因にあるようです。いったん、うつ病になると、治るまでにしばらくかかります。いじめがストップしても、傷ついた脳が回復しないかぎり、社会的な活動が制約されて、治らないと、自殺の危険があります。

そのような悲しい事態にならないように、うつ病、自殺についての、神経生理学の視点からの学習と予防する心得、予防する呼吸法や対処法などを学習し、実践する会を開催いたします。

特に、夏休みのあとに、不登校、自殺になるケースがありますので、 早くから学習していただきたいと、企画いたします。

初心者向けです。ご家族でいっしょにとか、歓迎です。
会場は、JR蓮田駅から歩いて15分ほどの蓮田市勤労青少年ホームです。

申込みは、チラシに記載のメールあて、お願いします。

★埼玉県以外の場所でも、開催されています。こちらの団体にお問い合わせください。 http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/list-mmt.htm

(なお、すでに、うつ病であることがわかっている人には、近くのマインドフルネス瞑想療法士をご紹介します。)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4269
★こういう領域に、独特な反応パターンや本音がありますので、その領域に独特の効果ある具体的な手法を協働で開発したい。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2642
★対人関係の場面に出ていくのがつらい
 =うつの場合と不安の感情を処理できない
 ⇒交感神経が過敏・有髄の迷走神経の低下=ポリヴェーガル理論
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4085

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2498
★社会的生命のスキル

2019-hasuda-taiken.jpg 2019体験会チラシのテンプレート - 青2.jpg
【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
Posted by MF総研/大田 at 13:19 | 自殺防止対策 | この記事のURL
マインドフルネスこころの健康体操 [2019年03月25日(Mon)]

マインドフルネスこころの健康体操

 マインドフルネス瞑想療法士🄬(MMT)は、うつ病などのかたの支援のほかに、いろいろご活用できます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4161
★マインドフルネス瞑想療法士🄬はこんなプログラムも

 今日は、高齢者を日中お預かりするデイサービスの施設で、「マインドフルネスこころの健康体操」を行いました。マインドフルネスの5分講話、呼吸法(感情、本音観察)、背外側前頭前野の活性化手法(脳トレーニング、ゲーム、フリフリグッパー体操)、動作法(ストレス緩和、副交感神経の活性化)などを提供します。笑い声がわきおこります。
 ここは、もう10年続いています。利用者は、80代、90代ですね。

 MMTが全国にいますので、声をかけてください。

DSC_0311.JPG
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
★マインドフルネスSIMT 2019
Posted by MF総研/大田 at 15:45 | 自殺防止対策 | この記事のURL
マインドフルネス心の健康クラブと宮城県で講演 [2019年01月25日(Fri)]

マインドフルネス心の健康クラブと宮城県で講演

 今日は、マインドフルネス心の健康クラブです。

 明日は、1月26日、宮城県のお寺で講演させていただきます。
https://simtmiyagi.files.wordpress.com/2018/11/20190129e789b9e588a5e8ac9be6bc94.pdf
 昭和の終わり、うつ病になり、坐禅を決心して治り他者の支援をできるようになりたいと6年実践を重ね、そして、1993年(平成5年)に、うつ病のひとに治してもらおうと本を出版し、1月から始めた毎週の坐禅会。

 その後、坐禅は「マインドフルネス心の健康体操」と名称を変え、 今も、続いています。25年になりますね。
 心の観察手法も洗練させて定型化を試み、支援者、マインドフルネス瞑想療法士🄬の講座を開催してきました。先週は金沢で8回目の講座、もうすぐ9人のマインドフルネス瞑想療法士🄬が誕生するでしょう。明日は、宮城県で講演、3月はアメリカの学生さんに講義、全国のかたと協同させていただいています。

 平成は、世界中に「マインドフルネス」がブームになりました。安心安全な場所で行う無評価観察のマインドフルネス、一つの頂点を迎えました。
 もちろん、こういうマインドフルネスも効果が認められています。習得もやさしいです。だから、広まりつづけるでしょう。そのほかに、次の新しい時代は、マインドフルネスの科学学問もさらに研究と臨床が進むでしょう。科学学問は進歩していくものです。固定しては、変動していく環境に適応できないものになってしまいます。マインドフルネスの科学学問も深化するでしょう。解決までに、かなり長期間かかる病気、問題があります。 評価する・評価される世界創造のただ中で観察するマインドフルネスの研究開発もされるでしょうか。

 明日は、次の時代のマインドフルネスを担っていただくようにお願いするつもりです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
★関連記事【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】
Posted by MF総研/大田 at 06:47 | 自殺防止対策 | この記事のURL
志賀直哉もうつ病だった・自然の中で自分の小ささを悟り救われる [2018年09月15日(Sat)]

志賀直哉もうつ病だった・自然の中で自分の小ささを悟り救われる

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/05-siga01-kunou.pdf
★志賀直哉の苦悩

 昭和の文豪、「小説の神様」、志賀直哉。苦しみをもった人が、あちこちさまよって、大自然の中で、自我の小ささを悟って、苦悩から解放される、そんな小説が「暗夜行路」です。
 志賀直哉も自分がうつ病になりました。自殺未遂のような事故を起こしています。「死んでもいいや」というふうに、電車がくるのを積極的に避けない。わかります。
 いろいろさまよって、鳥取の大山に登山して下界を眺めて、自我の小ささを悟ります。 志賀直哉は、没後文学館を作るなといったそうで、武者小路実篤や遠藤周作のような、志賀直哉文学館はありません。残念ですね。旧居跡や彼が見た土地などをたずねます。
 個人の記念館などない心の探求者も含めて、古人を紹介するネット上の仮想記念館が「マインドフルネス心の世界遺産」です。作品に触れ、遺跡を旅なさってみませんか。

 川端康成も「千羽鶴」で、似たような女性を描いています。こちらは、九州の阿蘇、飯田高原です。

 つらい中にいる人は、小説をもって旅をして、大自然に触れて、自分の小ささ、自分の悩みの別な有様を感じることもあるでしょうか。盆地のような高原に行くと、自然は無条件で自分を包んでいます。そして、高いところから下界を俯瞰できる高原に立って眺めると、人は一個の砂ほどにも見えません。あの中で自分は悩みを空転させていたのかと感じることがあります。登山はできないので、ロープウエーで気軽に高いところまで立てる、そういうところが好きです。谷川岳、越後湯沢、那須、入笠、箱根など。

 マインドフルネスSIMTでは、本音の探求を通して、自分中心の嫌悪と執着から苦悩を作る側面を観察します。ゴリ押し人間が作る苦悩はパワハラ、セクハラを告発して、やめてもらわなければなりませんが、自分の自我が作る苦悩は、マインドフルネスの観察によって、乗り越えていきます。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/mokuji-sekaiisan.htm
★マインドフルネス心の世界遺産
 人間を探求した人々。その足跡をめぐる旅をおすすめします。「マインドフルネス心の世界遺産」の旅です。石碑、歌碑などを探し当てます。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/sekai-isan/05-siganaoya-mokuji.htm
★マインドフルネス心の世界遺産の旅、志賀直哉
Posted by MF総研/大田 at 06:48 | 自殺防止対策 | この記事のURL
すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を! [2018年04月15日(Sun)]
不思議です。新しき村の訪問記が、この2009年の記事に置き換わりました。 ??? 
9年前の記事に、おきかわった。不思議です。「大田よ、今こそ、これを訴えよ」という何かの働きがうごいたのでしょうか。

ブログの記事もいつ消滅するかもしれないですね。たくさんの連続記事も、別に保存していません。まずいな、と思いました。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/policy/blog.htm
これが、連続記事の目次です。

各記事をPCに保存していません。Canpanの中にあるだけです。

(以下は、2009年の記事です。)


すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を!

うつ病により家族による嘱託殺人

 うつ病は自殺をひきおこしますが、家族に「死にたい、殺して」と頼まれて 愛する家族を死に至らしめて、嘱託殺人、殺人罪に問われる悲劇も起きています。  うつ病は自殺のみならず家族を別な形で苦しめます。
 妻は2004年、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症だった長男(当時40歳)を自宅で介 護していた際、長男に懇願されて人工呼吸器の電源を切って窒息死させ、自らも自殺を図 った。嘱託殺人罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。
 妻は事件後からうつ病になり、『死にたい』と言うのをなだめてきたが、あまりにも言 い続けるので夫が殺した。
 こういう強いストレスによって起こるうつ病は既存の組織のネットワークでは救済できないでしょう。地域に、薬物療法で治りにくいうつ病の方の支援サービスがどの地域にも欠けています。既存の組織で提供していないサービスですから、ネットワーク構築では不足です。新しいサービスを提供する仕組みが必要です。

薬物療法だけでは治りにくいうつ病が増えた

 NHKが報道したように、治りにくいうつ病が増えています。パニック障害も薬物療法だけでは治りにくく長引いて苦しんでいます。  経済問題や就労問題だけが自殺の原因ではありません。働いている人もうつ病になり、治らず退職します。60歳以上の自殺が大変多いのですが、経済や就労問題が第一原因とはいえません。経済不況になる前から2万人の自殺がありました。種々の原因からうつ病になり治らないのが問題です。薬物療法を受けても完治しない、再発する。そういう視点からのうつ病対策が遅れています。
 がん、介護や働く人のうつ病はどこの家庭でも起こる可能性があります。 難病や介護にまつわる自殺、心中、嘱託殺人などが続発しています。難病、発達障害、 介護、がん、働き盛りの人などの家族には、うつ病がついてまわります。子どもにもうつ病があります。子どもも女性も、うつ病や不安障害(パニック障害、対人恐怖症など)になります。子どもには薬物療法は使いにくく長引いてしまいます。どこの地域にも 多いのに、自殺対策に現われてきません。多重債務、自死遺族、救急救命センターでの自殺未遂の方については対策がとられは じめました。 難病、発達障害、介護、がん、働く人、子ども、女性などの家族のうつ病治療支援の対策はとられません 。ストレスが持続する場合のうつ病には、薬物療法だけでは不充分です。 うつ病は、どの家族、 どこの地域にも多いのです。
 以前はメランコリー型うつ病が多かったのに、最近は非定型うつ病、双極性障害がふえています。日本人の心が変わったのです。非定型うつ病や双極性障害は、効果がある薬をためすうちに長びいて患者さんの苦しみが長くなりがちです。  抗うつ薬による治療は「非常に重症」の患者に有効です。軽くなってからとか、最初から「非常に重症」でないうつ病患者(特に非定型うつ病やパニック障害、対人恐怖症に併存するうつ病)には、抗うつ薬の効果があまりありません。だから、いつまでも薬物療法を続けていくのは、本人にとっても自治体にとっても幸福ではないでしょう。認知行動療法を受けられる専門組織、ボランティア団体、支援組織が必要です。

すべての自治体が平凡な家庭のうつ病対策を!

 10分診療の医師による薬物療法だけではなく、イギリスのように他の人材によって、経過や症状、行動をよく聴いてみると、非定型うつ病かメランコリー型うつ病か双極性障害かわかるかもしれません。そうすれば、医師による適切な薬物療法への誘導も可能かもしれません。
 細かく分ければ多くなりませんが、どこの地域にも多いのは薬物療法だけでは治りにくいうつ病の家族」というくくりで、 平凡な人々の自殺防止の対策です。特殊領域だけ対策をすすめず、どこの家庭 にもあるうつ病、薬だけでは治らない人の支援の対策も開始すべきです。そうしますと、 多重債務によるうつ病の方、自死遺族の方、自殺未遂の方のうつ病の支援にも重なります。うつ病の症状がひどくて、自死遺族のつどいにも行けない人が多いはずです。多重債務でも重いうつ病となり、法律的な問題が解決しても、うつ病が治らない人がいるでしょう。
 保健所や精神保健福祉センターに、このようなスキルを持つ人を置くのも一つの方法です。今は、「うつ病は医者に」だけですが、「医者にかかっても長引くうつ病を保健所や精神保健福祉センター(サポートセンター)などで支援」するプログラムを加える必要があります。
 しかし、薬物療法も重要です。心理療法が向く人ばかりではありませんし、症状や背景のアセスメントや心理療法は時間と手間がかかります。薬物療法の否定ではありません。両方を提供する方法があります。薬物療法だけでは治りにくい人をサポートする仕組みです。自治体のサポートセンターと医師と連絡網を作るのです。自治体、医師、サポートセンター、市民が信頼できる条件を決めて、覚書を交わして支援する仕組みを作るのです。

連携にあたり相互不信の壁

 今は問題があります。医師もNPOも、それぞれ誠実に支援していますが、誠実だけで重いうつ病が治るわけではありません。NPOも医師も多くのカウンセラーも誠実ですが、うつ病、うつ病の治療法について情報をすべて知っているわけではないでしょう。 NHKが指摘した、うつ病の治りにくさ、認知行動療法の効果をどこまでご存知でしょうか。 自分の考え、主義を優先して、患者さんの(早く治る)利益を優先できない心理、他者とは連携しにくい心理が働いてしまいます。誠実ですが自分の組織、派閥が第一だと考えてしまうのが、人の心です。 信頼できる組織が、うつ病の治療のスキルを持っているわけではないのです。スキルのない公的機関や一応信頼されている民間組織、NPOがかかわっていて長引かせると、自殺されるおそれがあります。 医者側からは、カウンセラーに不信があります。  こうした、他の団体の不信はよくわかります。私どもも協働など提案もしましたが、おそらく信頼してもらえなかった。また、逆もあります。私どものホームページやこのブログにリンクしてくれとか、カウンセリングの本の紹介をしてほしいというお願いがあります。しかし、同様の不安があり、最近ではお断りしています。うつ病については効果が確認されているカウンセリングを受けないと治りにくいという報告が多いです。効果のある心理療法を提供しておられるのか、自分が実情を知らない団体に、ホームページやブログの読者を誘導していいのだろうかという不安が出てきています。他の団体が私どものホームページをリンクしていただけない、協働していただけないのも同様であろうと理解して、怒りもしません。悲しい社会です。 他の団体の相互不信が広がっています。官庁もすべてのNPOを信じてはいないでしょう。当然です。官庁や病院にだって、いろいろなことがあります。 うつ病や自殺対策の連携の難しさがあります。
 電話相談や種々の相談、カウンセリングが重いうつ病以外の領域で多大な貢献をしていることは承知しています。しかし、問題は、重いうつ病です。自殺のリスクのある重いうつ病は別です。薬で治らないうつ病も別です。そういう重いうつ病は10回ー20回の面接指導がないと治りません。だから、窓口の誠実な対応だけ、電話相談のみの対策では、うつ病を治すことは無理です(しかし、その組織の中に治すスキルのある人がいてその人に回すのは大変いいシステムです)。傾聴型のカウンセリング<だけ>では治る保障がありません。傾聴の後、認知行動療法を提供すればいいのです。認知行動療法は効果が確認されています。 NHKの本で、300回もの傾聴型のカウンセリングがありましたが、長すぎるようです。あまりに時間やコストをかけすぎです。その期間に何かがあって症状が悪化したら危険です。
 薬で治りにくいうつ病を治し自殺を減少させるためには新しいサービスが必要です。難しい環境の中で、うつ病が長引き自殺の危険のある市民のために、各種の団体の利害を超えて調整できるのは公的機関です。自治体です。政治です。イギリスでは、国家の費用で、認知行動療法のスキルを持つ人の育成を始めました。
 薬物療法絶対主義ではなく、自派の心理療法絶対主義にも偏らず、本当に市民のうつ病が治るためのスキルを基礎にした支援プログラムを、自治体が主導する委員会で構成される場で、議論を尽くして、遵守する条件を決め覚書を交わして種々の対策をとっていくのがいいのでしょう。スキルがあり、条件を守る組織がどこにあるかが市民にわかる。 そういう条件ならば、市の種々の広報を通じて、支援プログラムを市民に周知できるでしょう。 うつ病、自殺対策は、スキルのない人が長期間かかわると、長期の治らない状態に善意で誘導してしまったり、自殺においこんでしまったりしますので、従来にない連携方式を考えるのが、どこの家庭にも起こるうつ病には、市民のためを考えればいいのだと思います。

 すべての自治体で、「薬物療法だけでうつ病が治らない場合の治療支援プログラム」の対策をとるように要求する運動が必要ではありませんか。厳しい財政事情ですから、予算をまわす領域は多くて、このようなうつ病対策、自殺対策には動きが鈍いです。市民が強く要求しないと自治体は動くことができません。
Posted by MF総研/大田 at 09:27 | 自殺防止対策 | この記事のURL