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価値実現のネットワーク [2021年11月20日(Sat)]
【目次】痛み・痛みの緩和

慢性の痛み 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのか(2)
 〜 価値実現のネットワーク

 マインドフルネスSIMTの1年前後の実習によって、慢性のうつ病、パニック症、痛みなどが改善する事例を多くみた。どうして、SIMTで改善するのだろうか。

島皮質の低下が改善する

 これらの疾患に共通に見られる機能低下している部位が「島皮質」である。この機能は、こうである。

 主観的価値の評価に関わる脳領域群は2つのタイプの領域に分類できるという(乾110)。一つは、上記の眼窩前頭皮質、前帯状皮質、側坐核である。もう一つは、前島、背側線条体、背内側前頭前野、視床などである(乾111)。
 「内受容信号と外受容信号の統合および主観的感情状態の生成には、島皮質が中心的役割を果たしている(乾49-50)。」
  島は意識的で主観的な感情の中枢である(同26,115)。
 「島には多くの種類の情報が来て後方から前方へと処理が進められるが、なかでも前島は、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、体性感覚など多くの種類の情報を統合する(乾81-82)。」

 島には、様々な情報が入力される。側頭葉(ここに視聴覚など外的感覚が入力される)、内受容信号(内臓感覚)、ホメオスタシスの運動機能(視床下部、扁桃体)、環境刺激(嗅内野)、側頭極)、快楽状態(側坐核、眼窩前頭皮質)、モチベーション、社会的認知的要因(前帯状皮質、腹内側前頭前野、背外側前頭前野)などがある(乾82図)。 これを図にしたものである。
2021-4-価値づけ3.jpg

 側頭葉には外的感覚の情報が集まる。この島皮質には、外的感覚(見る、聞くなど)も内的感覚(内臓から)の情報も、感情、報酬評価、行為選択までの情報が集まっている。島皮質がこれらを統合する機能は、マインドフルネスSIMTで意志作用にあたる。
 マインドフルネスSIMTにより観察するのは、意識現象のすべてである。 次のように図で示す。
2021-4-こころの階層.jpg

マインドフルネスSIMTの構造と島皮質の対応

 SIMTでいう「本音」と比較評価は、扁桃体、前帯状皮質や眼窩前頭皮質の機能であり、価値の想起が側坐核の機能であり、行動の決定が淡蒼球の機能にあたる。外的感覚は、側頭葉から島皮質の情報にあたる。 これらのすべてを現在進行形で観察評価し行動選択する働きをSIMTでは、「意志作用」と呼ぶ。見た聞いた感じた(内臓感覚や症状など)ものが不快であっても、価値を想起して価値実現の行為や発言は何かを結果を評価して選択し表出する。それは、脳では「島皮質」の機能に該当する。

慢性のうつ病やパニック症が治るわけ

 慢性のうつ病やパニック症のクライアント(患者)は1年ちかく、意志作用の実践を繰り返す。一人で考えている場面や 対人場面は過去の想起、未来の予測で感情が起きた時、また、対人関係で感情が起きた時、本音を観察し、感情が起きた理由を評価して、価値的反応をするようにトレーニングする。その実践を繰り返し行うので、島皮質が炎症を起こしていても、少しそこを動かして血流が生じて、SIMTのトレーニングは、島皮質の本来の機能を動かすというリハビリテーションのような実践にあたるのだろう。 このことによって、眼窩前頭皮質、前帯状皮質、側坐核、淡蒼球、島皮質の機能が正常化して、うつ病などが治癒すると考えられる。

慢性の痛みも改善する理由

 慢性うつ病・パニック症などに併存していた「慢性の痛み」が改善する理由はどうしてだろうか。意志作用の繰り返しのトレーニングによって、少しづつ実践効果を感じるのでクライアントは、喜びを起こすことで、ドーパミン神経系が活性化し、側坐核に価値実現の反応が学習されて保存されて、不愉快な出来事があっても、価値実現の反応を選択することが容易になる。結果、日常生活で喜びを感じることが多くなる。治るだろうという未来の報酬予測が強まり、一層、SIMTの課題を実践する動機づけが起こる。こうなると、ストレスがあっても衝動的な反応少なくなるので、慢性ストレスが慢性ストレスではなくなっていって、ストレスホルモンや炎症性サイトカイン分泌が少なくなり、痛みをひきおこしていた部位の炎症が治癒していくのではないか。慢性の痛みがSIMTで治癒する理由をこのように推測する。

 慢性の精神疾患や慢性疼痛で苦しみ続ける人が大変多いのだから、 マインドフルネスSIMTを試してほしい。そのためにも、臨床試験をする医療機関が現れてほしい。

 こういう対策は、市町村単位では対策をとりにくい。広域の都道府県規模で対策をとってもらいたい。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1807
★2009年の記事。県単位で慢性の疾患に薬物療法以外の支援対策をとらないと、自殺が2万人くらい継続するだろうと予測していた。

【参照文献】
乾敏郎(2021)『感情とはそもそも何なのか』ミネルヴァ書房.
仙波恵美子(2010)「ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム」
日本緩和医療薬学雑誌、3号

栗原里美、石村郁夫(2016)「慢性疼痛研究の動向と今後の展望
〜心理社会的側面に焦点を当てて〜」
東京成徳大学臨床7心理学研究、16号

高橋大樹etc.(2019/9/17)北海道大学 プレスリリース「慢性痛が気分を落ち込ませるメカニズムを解明」

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(本音の評価、価値実現の行為選択までを含むマインドフルネスSIMT)
【新しい記事の目次】痛み・痛みの緩和
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867


【別の記事の目次】痛み・痛みの緩和
http://mindfulness.jp/kunou/fl-itami/ix-itami.htm

Posted by MF総研/大田 at 20:19 | 痛み | この記事のURL
慢性の痛み 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのa(1) [2021年11月19日(Fri)]
【目次】痛み・痛みの緩和

慢性の痛み 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのか(1)
 〜 集中力のネットワークではなく、価値実現のネットワーク

 慢性のうつ病の患者の前頭前野、前帯状皮質、島皮質、ドーパミン神経系の部位の機能が低下している。 慢性疼痛の患者も同様の領域の機能が低下している。

 他の療法で治りにくいうつ病、非定型うつ病が、マインドフルネスSIMTで完治する事例が多い。主訴として来談したのではなくて、うつ病、非定型うつ病、パニック症などの患者が痛みも併存しており、 それも10か月ほどで消失している。 8週間という短期ではこの痛みはとれない。やはり、心理的ストレスから上記の脳領域に炎症があって、短期間の認知行動療法では効果がなくても、1年近くのSIMTでは完治していったわけである。

 なぜ、慢性疼痛がSIMTで完治するのだろうか、理由を考察したい。

集中のネットワークよりも価値実現の脳内のネットワーク

 他のマインドフルネス(MBSR,MBCT,ACTなど)は、瞑想時のトレーニングであり、無評価で観察である。一方、マインドフルネスSIMTは、瞑想時だけではなくて、全時間、全局面での意識現象を観察する。意識現象を修飾している嫌悪執着がないか評価判断するトレーニングと、価値実現の発語行為を選択するトレーニングを10カ月にわたってトレーニングする。これは、単に、「集中力のネットワーク」だけのトレーニングではない。不快な感情にある本音の評価、そして、価値実現の行為選択であり、「不快な現実を不快と評価しても受け入れて、価値実現の行為を選択するのであるから、瞑想時の「集中力」よりも、対人場面での「価値実現ネットワーク」のトレーニングをしていることになる。

 「価値実現のネットワーク」の繰り返しのトレーニングによって、上記の脳領域を繰り返し動かすことにより、そこに血流が増えて、脳由来栄神経養因子(BDNF)が増加して、炎症を起こしていたこれらの脳領域の炎症が回復して、健常な機能の向上になって、うつ病、パニック症などが治癒するものと考えられる。そして、併存していた慢性の痛みも改善する。

 「集中力ネットワーク」は、背外側前頭前野を主とする「ワーキングメモリー」が活性化すると考えられるが、うつ病の回復のためには、これだけではなくて、「価値実現のネットワーク」の機能回復が必要なのであろう。仕事はしっかりできても、パートナーや子どもの悲しみ苦しみを共感できず、暴力、虐待、ハラスメント行為をするところには、「価値実現のネットワーク」の領域が健康でないことでも言えるだろう。
 慢性うつ病・慢性パニック症・慢性PTSDも慢性疼痛も(さらに暴力、虐待も)、「価値実現のネットワーク」領域の機能の健全化が必要だろう。これは、1年ちかくとか、2年近くかかる理由であろう。

価値実現の脳領域
 慢性の痛みがSIMTで回復するのも、慢性的に持続するストレスを価値のために受け入れて、価値的反応をするので、実践の喜びを感じて、それが学習されて、長期報酬を処理する、ドーパミン神経系である側坐核を回復させるのだと考えられる。側坐核は、報酬価値を評価する部位であり価値があると効果認めた行為を学習する機能をもっており、淡蒼球で価値的行為を選択すると言われる。ここは、ドーパミン神経系である。ドーパミン神経系が低下すると、抑うつ、自殺念慮が起きるとされる。

 マインドフルネスで「集中力」の向上が言われるが、それだけでは不十分である。詐欺師でも他者を苦しめるエゴイストでも、集中力のネットワークは活発であるに違いない。しかし、価値実現のネットワークが健全ではないのだろう。

もうひとつの脳領域、島皮質の機能低下

 価値実現のための脳内ネットワークで重要な機能をはたしているのが、島皮質である。慢性うつ病も慢性の痛みもこの領域の機能が低下している。
 (詳細は次の記事にします。)

 慢性の精神疾患や慢性疼痛で苦しみ続ける人が大変多いのだから、 マインドフルネスSIMTを試してほしい。そのためにも、臨床試験をする医療機関が現れてほしい。

 こういう対策は、市町村単位では対策をとりにくい。広域の都道府県規模で対策をとってもらいたい。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1807
★2009年の記事。県単位で慢性の疾患に薬物療法以外の支援対策をとらないと、自殺が2万人くらい継続するだろうと予測していた。

【参照文献】
乾敏郎(2021)『感情とはそもそも何なのか』ミネルヴァ書房.
仙波恵美子(2010)「ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム」
日本緩和医療薬学雑誌、3号

栗原里美、石村郁夫(2016)「慢性疼痛研究の動向と今後の展望
〜心理社会的側面に焦点を当てて〜」
東京成徳大学臨床7心理学研究、16号

高橋大樹etc.(2019/9/17)北海道大学 プレスリリース「慢性痛が気分を落ち込ませるメカニズムを解明」

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
(本音の評価、価値実現の行為選択までを含むマインドフルネスSIMT)
【新しい記事の目次】痛み・痛みの緩和
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867


【別の記事の目次】痛み・痛みの緩和
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Posted by MF総研/大田 at 22:26 | 痛み | この記事のURL
慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「うつ病」の場合の脳領域が一部共通 [2021年11月18日(Thu)]
【目次】痛み・痛みの緩和

慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「うつ病」の場合の脳領域が一部共通

 慢性の痛みは慢性のうつ病と併存することが多い。どちらも、慢性ストレスから起きる場合が多い。

 それでは、うつ病になると脳内のどの領域に変調がおきているのか。うつ病の研究によれば、次の通りである。

 「前頭前野、前帯状皮質、島のいずれにおいても健常者に比べてうつ病患者ではおよそ30%高い炎症反応がみられた。さらに、前帯状皮質の炎症反応の大きさは、大うつ病性障害の重症度と正の相関がみられた。・・・ また・・・大うつ病性障害の場合、とくに前帯状皮質の炎症反応の上昇がみられただけでなく、自殺念慮をもった(自殺しようと思った)患者において、島と前帯状皮質の炎症反応が有意に増加していた。」(乾、同88)。

 うつ病においては、前頭前野は外側部、眼窩前頭皮質の機能低下が指摘されている。

 痛みには「腹側被蓋野に軸索を送る分界条床核神経細胞が抑制されると、脳内報酬系で中心的な役割を担うドパミン神経が持続的に抑制される」とあったが、うつ病では、ドーパミン神経、つまり報酬系の機能低下により、快感、喜びの喪失があることはよく知られている。
 腹側被蓋野からのドーパミン神経系は扁桃体、側坐核、帯状回に投射している。
 島皮質の炎症による機能低下も、痛みとうつ病とで、共通である。

 このように、両者のかかわる脳領域が共通している部分が多いので、前頭前野、島皮質、側坐核などのドーパミン系などの機能が回復するような心理療法が効果的であることが推測できる。
 欧米のマインドフルネスのMBSRは、もともと、痛みの緩和のために開発された。それは、対人場面でない瞑想時に、無評価で観察するもので、8週間の実践が基本である。これでも、痛みが軽くなることは確認されている。

 一方、マインドフルネスSIMTでは、8週間では治らない、うつ病、パニック症などに併存する「慢性の痛み」が6−18カ月かけて治癒する事例がある。MBSRも6−12か月続けると、慢性の痛みは軽くなるかもしれないが、重症うつ病や慢性うつ病には、MBSRは無理である。治療効果がなくて、MBCT[は「再発予防」の効果はある。だから、難治性の慢性疼痛も1年近く実践してもらう動機づけがないであろう。
 マインドフルネスSIMTが、慢性の痛みのうちでも、8週間ではなくて、6−12カ月もかかる難治性の疼痛を治癒に導くのは、痛みが関係する脳部位に深く関係するからであろう。SIMTは、無評価で観察だけではないことが関係すると思われる。報酬のこと(価値実現)、感情を起こす本音の観察などがうつ病を改善するのは、うつ病が対人場面での感情、価値にかかわる反応が関係するので、当然である。こうした、重症、慢性のうつ病、パニック症を完治させるトレーニングが、痛みに関係する同じ部位を回復させるのだろう。SIMTを臨床試験で用いて、脳画像を測定して検証していただきたい。慢性の痛みをかかえるひとは、2千万人ともいう。試験してみる価値がある。

(続く)

【参照文献】
乾敏郎(2021)『感情とはそもそも何なのか』ミネルヴァ書房.
仙波恵美子(2010)「ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム」
日本緩和医療薬学雑誌、3号

栗原里美、石村郁夫(2016)「慢性疼痛研究の動向と今後の展望
〜心理社会的側面に焦点を当てて〜」
東京成徳大学臨床7心理学研究、16号

高橋大樹etc.(2019/9/17)北海道大学 プレスリリース「慢性痛が気分を落ち込ませるメカニズムを解明」

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
【新しい記事の目次】痛み・痛みの緩和
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867


【別の記事の目次】痛み・痛みの緩和
http://mindfulness.jp/kunou/fl-itami/ix-itami.htm

Posted by MF総研/大田 at 18:23 | 痛み | この記事のURL
慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「心の痛み」 [2021年11月17日(Wed)]
マインドフルネスをベースにする「心の健康体操」クラブ
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2861
 うつ病、認知症、生活不活発病、要介護状態の予防が主な目標。軽症のうつ病、軽い痛みなどは改善も。がん患者も闘病しながら。会員制のものは、1993年から30年近く継続。 参加者は絶えず入れ替わるも、主宰者は一貫して同じですが、高齢になり後継者が欲しいところです。

希望者による会員制(年会費3千円)、老人福祉センター(市の主催、無料)があります。
★蓮田市老人センターでも、10年以上、続いています。こちらは楽しめることが中心。新型コロナ感染症で休止していましたが、10月から再開しています。マスクをして距離をとって。当分、午前です。これも全国の市町村で実施してもらいたいものです。
☆慢性うつ病、難治性のうつ病、慢性の痛みなどを改善するセッションは別です。予防的な「心の健康体操」ではありません。病気を「改善するセッション」「治すセッション」です。個別セッションでも集団セッションでもできます。
☆痛みの改善経過のグラフは、「集団セッション」でした。2010年前後のデータです。

☆皆様の地元でしませんか。月1回くらい、行きます。呼んでください。そして、そのうちに、あなたが、地元の「心の健康体操指導員」になってください。すると、私は他の土地に行きます。
【関連記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2850
★避難生活の男性・ひきこもり
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2860
★男性のひきこもり・解消に「心の健康体操」
【目次】痛み・痛みの緩和

慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「心の痛み」

 慢性の痛みは慢性のうつ病と併存することが多い。 うつ病になると、胸、腰、頭、胃、十二指腸、腹部などの痛みが現れることがあり、逆に、慢性の痛みがあると、うつ病になるひとが多いことも知られている。 それで、「身体の痛み」と「心の痛み」 の脳領域が一部オーバーラップしているのではないかと考えられてきた。

 「「身体の痛み」と「心の痛み」は互いに連動し、影響を及ぼし合っていること経験からもわかる。身体のどこかに慢性痛を抱えていると、気分的に滅入ってくるし、ストレスに曝されているときやうつ状態のときには、痛みもより強く感じる。これは、「身体の痛み」と「心の痛み」を感じる脳領域が一部オーバーラップしているためではないかと考えられる。」(仙波)

 このために、うつ病の治療法としての認知行動療法が、慢性の痛みの治療法にもなる。 そして、認知行動療法も、不十分なところを補うように、研究発展してきた。併用もされてきた。行動療法として「痛みに運動療法」があり、認知療法として「痛みに認知療法」が有効であるとされてきた。現在の慢性の痛みの心理療法は「運動療法」と「認知療法」が推奨されてきた。(仙波、栗原)
 これまでは、第二世代の行動療法、認知療法であっただろう。うつ病には、第三世代の認知行動療法が開発されてきたので、難治性の痛み、慢性の痛みにも、第三世代の認知行動療法としての「「マインドフルネス」が期待されるのは当然だろう。
 「マインドフルネス精神療法」の一派としての、自己洞察瞑想療法(SIMT)でも、うつ病、PTSD,パニック症に併存していた痛みも完治した例が起きていることは前に述べたとおりである。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2274

痛みに関係する脳領域〜側坐核、前帯状皮質、島皮質など

 うつ病で変化を起こしている脳領域と慢性の痛みの患者に起きている脳領域の変化が類似している。

 「慢性持続性の神経障害疼痛の患者のPET像では、ACC、ICでの血流増加が著しい。」 (仙波、p76)(ACC=前帯状皮質、IC=島皮質)

 「痛みの認知には視床以外の他の領域も関わりがあり、前頭前野は痛みの情動、認知、記憶といった統合的な面に関与し、慢性腰痛を抱えたひとの痛みは、高度な思考をつかさどる前頭葉が活動し、前頭葉の中でも前部にあるストレスや不安といった、自分にとって好ましくない感情を抱いたときに強く活性化する前帯状回が活動することを明らかにした。」(栗原etc.,p214)

 また、側坐核(報酬系で中心的な役割を果たしている)の機能低下についても指摘されている。

 「慢性痛によって分界条床核でCRFによる神経情報伝達が過剰となり、腹側被蓋野に軸索を送る分界条床核神経細胞が抑制されると、脳内報酬系で中心的な役割を担うドパミン神経が持続的に抑制されることが考えられます。こうした脳内報酬系の抑制が、慢性痛による抑うつ状態を引き起こすとみられます。」(高橋大樹etc.)

続いて、うつ病が関係する脳領域を見る。 慢性疼痛の研究者がいうように、 脳領域が共通のところがある。もちろん、共通の部位だけに言及する。たとえば、脊髄後角は、痛みでは言及されるが、うつ病では言及されないように。

(続く)

【参照文献】
仙波恵美子(2010)「ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム」
日本緩和医療薬学雑誌、3号

栗原里美、石村郁夫(2016)「慢性疼痛研究の動向と今後の展望
〜心理社会的側面に焦点を当てて〜」
東京成徳大学臨床7心理学研究、16号

高橋大樹etc.(2019/9/17)北海道大学 プレスリリース「慢性痛が気分を落ち込ませるメカニズムを解明」

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
【新しい記事の目次】痛み・痛みの緩和
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867


【別の記事の目次】痛み・痛みの緩和
http://mindfulness.jp/kunou/fl-itami/ix-itami.htm

Posted by MF総研/大田 at 20:34 | 痛み | この記事のURL
慢性の痛み 〜 心理社会的側面に焦点あてる認知行動療法 [2021年11月16日(Tue)]
【目次】痛み・痛みの緩和

慢性の痛み 〜 心理社会的側面に焦点あてる認知行動療法

 慢性の痛みを「痛覚変調性疼痛」と呼ぶことになった。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867

 慢性疼痛の論文を読むにつれて、これは、マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)の適応症になりうると感じる。どこかの医師がぜひとも、私どもと協同で臨床試験を行っていただきたい。

 その理由を、2,3回にわけて、述べさせていただく。

 慢性の痛みは、これまでに、心理社会的な要因によって増強されていることがわかったという。
 前の記事に述べたように、我々のSIMTによる改善を希望してくるひとは、うつ病、パニック症、PTSDなどの方々である。これらを主訴として訴えるが、実は、「痛み」を併存している人が多かった。次のように、まさに、これらの精神疾患との関係が報告されている。

 「米国でおこなわれた慢性疼痛における精神疾患の併病率の調査では、疼痛のない市民に比して、気分障害が2.2倍、パニック障害が3.4倍、心的外傷後ストレス障害が3.2倍などの併病率が報告されている(McWilliams,Cox, & Enn,2003)。 これらの結果は、慢性疼痛があるだけで精神疾患の有病率が高くなることを示しており、痛みを抱えた日常生活は辛く苦しいばかりでなく、精神状態の悪化ももたらすことが考えられる。」(栗原里美、石村郁夫)

 上記のブログの記事のグラフに示したように、このクライアントは、うつ病やパニック症などを改善したいとしてSIMTの集団セッションを受けた。たまたま、20個ほどの症状のそれぞれに100点が症状ない、0点が最悪として自己評価したものである。
 セッションは、大体、SIMTの参考書(大田健次郎,2013)の発売前にほぼ統一化していた課題(本の課題と同とみてよい)を実践して、6−19か月、実践したもの。主訴である、うつ病、パニック症なども、この「痛み」も両方とも改善していった。これをみても、痛みと精神疾患との併病があること、薬物療法でも治らないうつ病などとi痛みの治療法も同じ精神療法、ひとつ、SIMTですむクライアントがいることの証である。
 マインドフルネスは、第3世代の認知行動療法といわれている。意識現象を観察するのだが、MBSRは無評価の観察だが、SIMTは、評価の場面でもいくつかの「評価」の観察をする。この点が心理社会的なストレスへの対処になるため、慢性の痛みも改善するのであると考えている。なぜなら、こういうクライアントは、辛い状況に置かれていて、とても「無評価」ではいられない。それに対して、SIMTは「つらい、いやだと評価するのは当然だ、しかし、一瞬間、評価して(逃げたい、寝ていたいとは思うがその結果を評価して)価値を思い出して価値実現の行動を」というものである。瞑想場面だけではなくて、瞑想していない時にも観察するので、欧米のMBSR,MBCT、ACTなどよりも実践が多少難しくて時間がかかる(6〜10カ月)が、効果は高い理由であると思う。

 SIMTには、もう一つの長所がある。支援者になるのがやさしいことだ。うつ病、パニック症などを支援するマインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークの育成講座は、10カ月かけるが、慢性疼痛の支援者になるためのSIMの講座は、短縮できるだろう。
 SIMTによる臨床試験をして、効果を測定してほしい。

(続く)

【参照文献】
栗原里美、石村郁夫(2016)「慢性疼痛研究の動向と今後の展望
〜心理社会的側面に焦点を当てて〜」
東京成徳大学臨床7心理学研究、16号

大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社

【新しい記事の目次】痛み・痛みの緩和
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867


【別の記事の目次】痛み・痛みの緩和
http://mindfulness.jp/kunou/fl-itami/ix-itami.htm

Posted by MF総研/大田 at 19:07 | 痛み | この記事のURL
治りにくい「痛覚変調性疼痛」 [2021年11月13日(Sat)]
【目次】痛み・痛みの緩和

治りにくい「痛覚変調性疼痛」

 体の損傷などの明らかな原因がなくても痛みが長引く場合があり、国際疼痛(とうつう)学会が「第3の痛みのしくみ」を「痛覚変調性疼痛」と命名したという報道があった。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15103808.html
★朝日新聞

 「この痛みは、痛みへの恐怖、不安、怒りやストレスといった社会心理的な要因が大きく関係する。それらの影響で、神経回路が変化し、痛みを長引かせ、悪化させるとみられている。」 とのこと。

 私が注目したのは、マインドフルネスSIMTを受ける患者さんにも、慢性の痛みを抱えるひとがおおいが、それが、10か月のSIMTの実践で痛みが消失する人たちがいた。かなり多数である。

 これが、第3の痛みなのかどうかはわからない。しかし、自己洞察瞑想療法の実践で軽くなるのは、興味深いことである。ただし、他のマインドフルネスのような、2か月の短期ではない。10か月とか、18か月の長期の実践のおかげである。

 このブログでも、「痛み」については、紹介した。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1758

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1865

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2274
★SIMTで痛みが軽くなっていく経過

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2612

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-01/43-all-fujiyama.pdf
★膠原病の痛みとつきあう
 これは、マインドフルネスSIMTを実践した人

 SIMTを受けたいという人は、抑うつ症状やパニック症などを併発していて、このSIMTを受けることがきっかけであった人たち。痛みも抱えておられた。SIMTで痛みが消失したが、こういう例は、第3の痛みであったかどうかわからない。

 第3の痛みは、心理的ストレスが影響しているから、SIMTで軽減したクライアントは、これであったかもしれない。もし、そうであれば、SIMTも貴重な支援法となるからだ。

 今後は、SIMTのクライアントに併存する痛みが、これであるのかどうか、注目しながら支援にあたりたい。
 来年、2022年の機関誌「マインドフルネス精神療法」第8号は、「痛みの軽減にマインドフルネスSIMTも貢献できるか?」を特集にするかもしれない。マインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークが、てがけた、うつ病、パニック症などに併存していた事例のうち、「痛み」について報告していただきたい。
【目次】痛み・痛みの緩和

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4874
(7)マインドフルネスSIMT自己洞察瞑想療法で改善
 〜 うつ病などとともに慢性の痛みも治る

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4873
(6)慢性の痛み 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのか(2)  〜 価値実現のネットワーク

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4872
(5)慢性の痛み 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのか
 〜 慢性の「身体の痛み」がどうしてSIMTで治るのか(1)
 〜 集中力のネットワークではなく、価値実現のネットワーク

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4871
(4)慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「うつ病」の場合の脳領域が一部共通

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4870
(3)慢性の痛み 〜 「身体の痛み」と「心の痛み」
 痛みが関係する脳領域のうちうつ病において関係するのと似た領域

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4869
(2)慢性の痛み 〜 心理社会的側面に焦点あてる認知行動療法

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867
(1)治りにくい「痛覚変調性疼痛」

http://mindfulness.jp/kunou/fl-itami/ix-itami.htm
★上記にない記事の目次

Posted by MF総研/大田 at 20:06 | 痛み | この記事のURL
激しい痛み・線維筋痛症 [2019年09月20日(Fri)]

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4325
★マインドフルネスSIMTによる相談会です。(10月、11月)

激しい痛み・線維筋痛症

 9月17日、日本テレビ「ザ! 世界仰天ニュース」で、線維筋痛症の痛みで苦しみながら、活躍している人が紹介されました。

 痛みは、マインドフルネスSIMTで軽くなるひとがいます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2274
★「痛み」のマインドフルネスSIMT

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-01/43-all-fujiyama.pdf
★原因不明の痛みにマインドフルネスSIMT

 痛みの刺激は脳に向かって上昇して、脊髄後角でシナプス結合して次の神経に刺激が伝えられると、痛みが生じます。このシナプスには、縫線核からの軸索がシナプスのところで、抑制しています。このセロトニン神経が活性化すれば、痛みの刺激が上に行きません。

 縫線核を活性化させるのが、ゆっくり呼吸法です。吐く息を長くする呼吸法です。吐く息のながさを強調しないマインドフルネスでも、痛みが軽くなるのですから、ゆっくり呼吸法は、もっと効果があるかもしれません。個人差があるでしょうが、試してみられることをおすすめします。


【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

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Posted by MF総研/大田 at 19:32 | 痛み | この記事のURL
線維筋痛症・全身の激しい痛み [2013年01月31日(Thu)]

線維筋痛症
 全身の激しい痛み

NHK Eテレビの「きょうの健康」(1月30日)で、「線維筋痛症」について紹介さ れました。  線維筋痛症は、全身に慢性的な激しい痛みが出る病気、痛みが生じる原因はま だ十分にわかっていない、患者さんの8〜9割は女性、と紹介されています。
 発症にはけが、事故、手術、過剰な運動、妊娠・出産、過労、病気などの肉体 的なストレス、人間関係、仕事、介護、離婚・離別など心理的なストレスが関係 すると考えられますと言われています。
 治療法には、薬物療法と非薬物療法の2本の柱があるとされます。 こちらで、アドバイスできそうなのは、「非薬物療法」の点です。
 NHKの記事によれば、
  • 痛みがあってもできることをやってみる、という積極的な姿勢を心がける。
  • ウオーキングやラジオ体操のような軽めの有酸素運動も、痛みを軽減させる 。
 こう紹介されています。痛みの受容ができないと「うつ」を併発することがあ るでしょう。「線維筋痛症」について効果を確認したデータがあるわけではあり ませんが、マインドフルネス心理療法が症状の軽減や痛みの受容に役に立つかも しれません。次の理由からです。
  • (1)アメリカのマインドフルネスである、MBSRはさまざまな病気の痛みを軽く する効果があること。
  • (2)マインドフルネスの自己洞察瞑想療法(SIMT)を実践したところ、うつ病、 不安障害の患者さんにあった「痛みの症状」が軽減したデータがあること。
    (⇒こ ちらです)
  • (3)自己洞察瞑想療法(SIMT)は、元来、さまざまな不快事象の受容(アクセプ タンス)と目的本来の行動に意識を向ける(マインドフルネス) 心の訓練をするものであること。心理的ストレスへの受容の心も向上すること。
Posted by MF総研/大田 at 18:52 | 痛み | この記事のURL
マインドフルネス心理療法で痛みも軽くなる [2011年11月24日(Thu)]

種々の痛みも心理的ストレスから起きている場合がある
 =そういう痛みはマインドフルネス心理療法で軽くなる

 11月16日(日)、NHKテレビの「ためしてガッテン」で腰痛も心理的なストレスで悪化するとい うことを教えてくれました。心理的ストレスによって、鎮痛物質(オピオイド)を分泌する側坐核の機能低下が生じて 、痛みを抑制できなくなる・・。心理的ストレスを受ける人は痛みがでやすい。  福島県立医科大学医学部整形外科学講座教授の研究によります。
 「痛み刺激が加わると腹側被蓋野から大量にドーパミンが放出される。ドーパミンの放出により、側坐核でオピオイド が産生され、痛みが抑制される。」
 腰痛患者の心理的ストレスを軽減する対策をとると、痛みが軽くなるといいます。

腰痛に限らず種々の痛みの治療に応用できる可能性

 ストレスが慢性化する人には、種々の身体部位に<痛み>(頭痛、胃痛、胸痛など)があることが多いです。 うつ病、不安障害(パニック障害、PTSD、社会不安障害あど)の人も、たいていどこかに痛みがありますが 、 マインドフルネス心理療法(SIMT)によって、痛みが軽くなったり消失したりしています。 グラフが実績です。個人の主観的な痛みが、0 は絶えられないほどの痛み、100は、全くないで、 評価してもらったものです。5−6カ月経過するころ、はじめは医者から治療を受けてもとれない痛みがあったのが軽くなっています。 当研究所のプログラムを受けた方のデータです。 マインドフルネス心理療法の課題を実践するうちに、心理的ストレスへの受容の心得が身について、側 坐核の働きが活性化して、鎮痛物質が分泌されて、痛みが軽くなるのでしょう。
 腰痛に限らず、マインドフルネス心理療法によって、種々の痛みが軽くなる可能性があります。痛みのある患者さんがいる医療機関で、研究して心理療法による治療プログラムを開発していただきたいです。痛みについての薬物療法や種々の医療にかかる費用が不要になれば、 患者さんの救済であると同時に、自治体や国の医療費の抑制になります。

 アメリカでは、20年も前から、マインドフルネス、アクセプタンスの実践が、痛みを緩和すること は広く知られていまして、アメリカ中に、そのプログラム(マインドフルネス・ストレス緩和プログラム)を受けられる場所があるそうです。

心身症

 心理的ストレスによって症状が悪化する身体の病気を「心身症」といいます。原因不明の 痛みも、その一つであることも多いのですが、十二指腸潰瘍、喘息、過敏性腸症候群、アトピー、突発性難聴、甲状腺機能亢進症、心臓疾患の一部、などがあります。自己洞察瞑想療法(SIMT)は、心理的ストレスへの対処の心得が向上しますので、心身症の症状も軽くなるかもしれません。
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これらのクライアントの主訴は以下のとおり。
事例1、2、4,5=非定型うつ病
事例3=パニック症
事例6=PTSD
Posted by MF総研/大田 at 18:32 | 痛み | この記事のURL
線維筋痛症:学会が診療指針 [2009年10月14日(Wed)]

線維筋痛症:学会が診療指針 
 子どもの診断基準も策定

 全身に痛みを感じる「線維筋痛症」について、日本線維筋痛症学会が10月11日、初の診療ガイドラインを発表し た。原因不明で世界でも治療法は確立していない。診断方法や、治療に適した薬剤などを まとめた。
 線維筋痛症の国内の患者は推定約200万人。だが、医療関係者の認知度は低く、適切 な治療を受けられず寝たきりになったり社会生活ができなくなったりする患者も多い。子 どもの不登校の原因の一部になっている可能性も指摘されている。  線維筋痛症の痛みは非常につらくて、うつがひどくなり、自殺に至ることもありました 。どんな治療をしてもある程度しか効果がないのです。
 下記に「痛み」の記事がありますが参考になるでしょうか。マサチューセッツ大学医療 センターのマインドフルネス・ストレス緩和プログラムはガン、その他の疾患に伴う痛み のコントロールをする心理療法プログラムでした。一定の効果があったのです。 マインドフルネス心理療法はマインドフルネスとアクセプタンスが中核の技法です。痛みはひどい不快症状なので、その受容をトレーニングすることになります。線維筋痛症の痛みはひどいらしく、私はまだ線維筋痛症の患者さんにおあいしたことはありませんので、マインドフルネス心理療法で貢献できるのかどうかわかりません。
 頭痛は数例の改善例があります。頻繁に起きていた頭痛がマインドフルネス心理療法のトレーニングをすると3カ月ほどでほとんど消失したのです。
 痛みで多いのは、心理的ストレスによる胃の痛みやおなかの痛み(過敏性腸症候群による痛み)です。 これは心理的ストレスによって悪化しますので、マインドフルネス心理療法で軽くなるは ずです。そのことについて近いうち書いてみます。

<目次>痛み・痛みの緩和

Posted by MF総研/大田 at 22:11 | 痛み | この記事のURL
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