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自己の私を去って、どこまでも真実を求め、真実に従う、そこに、ジャーナリズムがあるのである [2022年05月09日(Mon)]
★殺戮・戦争・核・ハラスメントの被害者になるかもしれない現実の社会で自己のエゴイズムの心理を「無評価」「評価」ということを考える

自己の私を去って、どこまでも真実を求め、真実に従う、そこに、ジャーナリズムがある

 真実を求めるもの、科学学問と道徳があるという。 西田哲学の言葉で考えました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4975
★科学学問と道徳は自己の立場を全くなしに

 科学学問を行う大学人にも、エゴイズムが多いのは、オルテガなどによって指摘されています。「御用学者」の語もあります。真実がゆがめられます。国民が「質の高い教育」を受けられなくなります。 西田哲学が教えています。
 質の高い教育は、「地方創生SDGs」のゴール4でもあります。今の大学がこれを遂行しているのでしょうか。
http://mindfulness.jp/sdgs/detail-goal4-kyouiku.htm
★マインドフルネス総合研究所・SDGs4 「質の高い教育をみんなに」

 真実の探求をするものの一つに「ジャーナリズム」がありました。

 西田幾多郎は、前述の論文には、ジャーナリズムを加えてはいません。しかし、私は、加えたいと思います。

 「我々が身体を有って生まれるということは、我々は無限の課題を負うて生ま れることである。我々の行為的自己に対して真に直接に与えられたものというの は、厳粛なる課題として客観的に我々に臨んで来るものでなければならない。」 (『絶対矛盾的自己同一』旧全集9巻,180頁)

「実践的自己に対して与えられるものは、無限の課題でなければならない。我々の真の自己に対して与えられるものは、我々の生死を問うものでなければならない。我々はどこまでも自己の私を去って物そのものとなって考え、物そのものとなって行う、どこまでも真実を求め、真実に従う、そこに科学があり、道徳があるのである。」(『経験科学』旧全集9巻,300頁)

ジャーナリズムにも真実を伝えるべきという道徳が

 ジャーナリストにも崇高な倫理があるように見えます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3577
「メディアの真の責任とは、政府が知らせたくないニュースを人々に知らせることだ。」
 「メディアが口輪をはめられてしまえば、ほえられなくなる。国民の知る権利が脅かされれば健全な民主主義社会の基盤は揺らぐ。」

 こうみていると、西田幾多郎が指摘したのは、科学学問と道徳の2つの領域を挙げたのではなくて、科学学問を行うところに、道徳があるということも考えられます。

 西田がいうところの「自己の私を去って物そのものとなって考え、物そのものとなって行う 」ということは、難しいのですが、簡単に「私利私欲を去った立場から」と言い換えておきます。

 科学学問をする学者は、私利私欲を去った立場から行えということです。私利私欲を去った立場でということが「学者の道徳」であろうということです。

 現在、ウクライナに関する情報が、ジャーナリズムによって正反対の情報やかなり違った解釈が出ていることを現在進行形でみています。どちらが真実であるのか、だれでもが「評価」「判断」するでしょう。

 そうなると、西田のいう立場は、ジャーナリズムにも言えるのでしょう。権力あるものに迎合して 真実を隠す、ゆがめる、フェイクを流すジャーナリズムには、西田幾多郎のいう「道徳」が疑われるでしょう。
 「御用学者」という語がありますが「御用ジャーナリズム」であってはならないということでしょう。

 私利私欲を去った立場で、ということは、科学学問、ジャーナリズムにもいえますが、ほかにもあるのではありませんか。皆様の行っているものはこういうことはありませんか。
 フェースブック、(できれば、ツイッターでも)たずねてみます。



https://blog.canpan.info/jitou/archive/4975
★殺戮・戦争・核・ハラスメントの被害者になるかもしれない現実の社会で自己のエゴイズムの心理を「無評価」「評価」ということを考える
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4903
【ジャーナリズムの権力批判】
Posted by MF総研/大田 at 07:38 | エゴイズム | この記事のURL
専門家のエゴイズム、それを批判するジャーナリズム [2022年04月25日(Mon)]

専門家のエゴイズム、それを批判するジャーナリズム

 それぞれの領域の専門家。いいこともするが、自分の信念、思想、学説に執着して、おそろしいこともします。
 専門家のエゴイズムを批判するジャーナリズム。現在、歴史の進行形で、ジャーナリズムの活躍と闇の両方を見ています。ジャーナリズムが、種々のひとたちのこころの闇とそれから起こすひどい行為を伝えています。しかし、ジャーナリズムも御用ジャーナリズムもあるのを見ています。人間を信用できなくなります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4883
★ジャーナリズムへの期待。

 しかし、ジャーナリズムにも、プロパガンダがあることを見ています。ジャーナリズムもあんなことをするのだと。

 夏目漱石は、人間はいざとなったら何をするかわからない人間を描きました。友達だったはずが、裏切り、いじめ、排除、ひどいと自殺に追い込みます。
 学者(教授、名誉教授)でさえもします。宗教者でもします。精神科医でもします。私も経験しました。信用できるものがなくなります。 「御用学者」という言葉をひさしぶりにみました。グループ、集団のトップの見方、考え方を持ち上げる学者。その学者は、そのグループから多数のファンを得ます、種々の利益を得ます。しかし、時代の変化を体験している若手は内心では批判しているかもしれません。でも、権力を持たないから、反抗できません。グループは全体として徐々に衰退していきます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4906
★茨木のり子

 よりかかるものがなくなります。学問、宗教にも。ジャーナリズムにも。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4903
しかし、ジャーナリズムの真剣さ、力強さを見ています。 独裁政治、学問、宗教さえも批判するジャーナリズムもあります。

 うつ病で苦しむ人が多いのに、近接する関連の科学学問の専門家から見捨てられています。そういうことをいうと不快になるので、さらに見えないところに・・・。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4895
★ジョン・カバットジン氏のMBSRには、思想(先入観、偏見)、執着の抑制もあります。しかし、学問は、これを言わない。MBSRも7つの態度を丁寧に実践支援するように応用すれば、うつ病などを治すことができて、働きたいのに働けない(抑うつのため)というひとを救うことができるでしょう。うつ病は重い炎症が起きていて、6−10か月かかります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4263
Posted by MF総研/大田 at 07:20 | エゴイズム | この記事のURL
集団が自分の構成員に事実を伝えないおそろしさ [2022年03月22日(Tue)]

集団が自分の構成員に事実を伝えないおそろしさ

=真実の情報を遮断、排除する罪

 ウクライナの出来事で、今、事実の情報がロシア国民に伝わらない状況を間のあたりにしています。情報が遮断され、偏った情報が、国民に知らされています。悪いのはあちらだと評価判断をするように誘導されてしまいます。反対意見がでません。じわじわと、国民が苦しむでしょう。

 将来、事実を知る時がくればいいですが、日本の戦後のように、知るのは、ずっとあとでしょう。それまで、尊い生命が失われます。

 日本でも、大小の組織で、独裁的なトップ、迎合忖度する幹部によって、メンバーが生きがい、意欲を低下させて社会的な貢献が後退するところがあるでしょう。そして、その集団(大小の)への信頼性が失われます。衰退します。

 事実の情報を伝えるのは、ジャーナリズム、その集団の教育担当、父兄などです。

 私は、いのちにかかわる領域、自殺防止、うつ病、それを治療できる可能性ある、禅、心理療法、マインドフルネスを勉強しています。

 このために、この領域の研究を始めた時から、その集団の教育係、教育者(大学の教師)がよくよく考えないと、次のようなことが起きると心配してきました。

 私は、深い坐禅によってうつ病が治りました。禅にも、そういう深い問題を解決するちからがあります。死を意識するがん患者の自殺防止に貢献するでしょう。
 うつ病が薬物療法で治らない場合でも、深い禅や深い(無評価の観察ではない)マインドフルネス、ほかの心理療法などで治る可能性もあるということを教えないでいると、・・・・
 =(つまり、情報操作です。そういうものがあることを意図的に遮断、排除する)

1)檀家信者、自分の家族がうつ病になってしまう割合が高くなるだろう(ある種のマインドフルネス心理療法は予防の効果もある)。

2)檀家信者がうつ病になって、薬で治らない場合、(ほかの方法を知らないから)いつまでも回復しない人がふえるだろう。、自殺も起きるだろう。

3)上記のことは、大学の学生にも起きるだろう。効果がある禅やマインドフルネス心理療法を学生に知らせない、または、否定、排除すると、貴重な4年間の勉強期間中に、うつ病の治療法を知らされないので、うつ病になった時、休学、不登校、退学、自殺になる学生がいるだろう。
(高校の教育に精神疾患のことを教えることが始まります。「うつ病」の治療法には、心理療法やマインドフルネスSIMTもあることを教えてほしい。薬で治らない場合、思い出して自殺しないですむように。)

4)薬で治らない患者を心理療法で支援する領域で働く人も必要だが、高校でも大学でも知らされないので、この領域に進学、研究する学生が現れない。

5)無事に卒業しても、30代前後に、うつ病になる若者が多い。うつ病になった時、治療法のあることを教えなかった大学の卒業生は、治る治療法を知らないのだから、うつ病になった時、休退職、自殺は、同じ傾向になるだろう。

6)自分の集団は、「こういうことをしています」というが、広く知る機会もあると、その集団は、その程度のものかと低い評価を受けます。知らずに、自分の集団、自分の先祖の宝をおとしめていることがあるのです。

 このように、禅、マインドフルネスは、国民、学生、卒業生、檀家信者家族の「生命」にかかわることです。真実の研究、情報の伝達が非常に重要です。
 情報を操作、排除していると、自分の集団のメンバーの生命をそこなうことがあります。教育者、学者は、我見、我利、我執のエゴイズムの観察を厳しくしないと、集団の生命をそこないます。アカデミック・ハラスメントの防止の対策も不十分です。小さな独裁者に泣かされます。
 私欲の抑制を厳しく主張してきたのが、元来の大乗仏教でした。エゴイズムの心理を「煩悩」といいました。
 教育者、学者が、自己保身のエゴイズム、私欲のために公益に働くものを排除すると、自分の組織の縮小、消滅にさえいたります。

 私も、多くの場所でみました。メンバーがかわいそうです。そして、貴重な生命が失われます。日本の国の損失です。日本にも、学問の場にも宗教の場にも、自由がありません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3904
★自殺念慮は継続(日本財団の報告)
 一度、自殺したいほどうつ病が悪化した人は、それが継続する。脳内に炎症が起きており、それが回復しない限り、精神作用が回復しないので、自殺の危険がなくならない。
相談事業だけでは、自殺対策は不十分。薬物療法で治らない人を回復させる事業が必要。医師は、心理療法を提供できない。経営上のことと、スキルがない。


【最近の記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4953
★集団が自分の構成員に事実を伝えないおそろしさ
 =真実の情報を遮断、排除する罪

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4952
★誹謗中傷、暴力、殺されるのは「嫌だ」と厳しく「評価」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4951
★書店に並びはじめました
大田健次郎新刊本『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4950
★「今日のグローバリゼーション下においては、よりいっそう異質の他者の存在を受け入れること、さらには相互の理解を深めることがきわめて重要」
 =欧米のマインドフルネスには、自分のエゴイズムの心理を観察して「よくない」と評価して抑制することを教えない。学問的に批判する者を排除することを「よくない」と評価しない。
 欧米の無評価で観察は、感覚の観察だからだろう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4949
★欧米輸入の「無評価で観察」のマインドフルネスの限界
 〜重いうつ病には使えない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4948
★しない、するべきほか多数の評価が伴う重い疾患

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947
★無評価で観察のマインドフルネスは自殺念慮の強い人には危険?

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4946
★世界は邪悪な者に滅ぼされるのではなく、何もせずに見ているだけの者に滅ぼされる

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4945
★自分さえ幸福であればいいですか?

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4944
★悲・苦・怒=自分勝手な考えで他国を侵略

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4943
★最も深いマインドフルネスSIMTの本
Posted by MF総研/大田 at 07:33 | エゴイズム | この記事のURL
第2のモットー ライバルの研究から学ぶ [2022年02月16日(Wed)]
新刊本が印刷中です。3月に発売になります。
『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』

【研究・学問の自由のない日本】

(6)日本で研究したくない理由
 〜 その理由を詳細に説明(2)
 ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏

 ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏が「日本に戻りたくない」と発言されましたが、雑誌「文芸春秋」3月号に、これと関連することを詳細に説明されました。

「日本人へ!」 世界からの提言
ノーベル賞は「論争」から  真鍋叔郎
取材・構成 津山恵子 ジャーナリスト


 真鍋さんの学問に対するモットーをおきかせいただいて、地方創生SDGs ゴール4 「質の高い教育をみんなに」の実現に向けての対策を訴えます。

第2のモットー ライバルの研究から学ぶ

 真鍋氏の学問に対するモットーの第2です。

 「もう一つ大切にしているモットーは「競争相手から学べ」ということです。
 いままでの研究生活を振り返ってみると、私がもっとも学ぶことが多かったのは、競争相手の研究からでした。 競争相手のアイデアがいいと思ったら、すぐに僕はそれを取り入れました。ライバルの真似をするのは、悪いことのように思われるかもしれませんが、僕はさっさと真似をしました。」

 「競争相手のアイデアを真似して、その上に自分のアイデアを乗せたことで大きく研究が進む。そんなことも少なくありませんでした。」

 こういうふうにして、アメリカでは、競争相手を排除して従来の多数派説が何十年も停滞し続けるということはありませんね。そういう停滞であれば、研究者は不要ですからね。多数説、定説を書いた著作を読むとか、それを読んでやさしく説明してくれる人がいればいいわけです。学問は、進化し続けるのでしょう? 
 私があった「学者?」は驚きあきれるようなことを私に言いました。

 日本では、仏教、禅が、現場では活かされていません。現代に活かそうとする研究ができないのでしょう。外国からは、「マインドフルネス」では、ハリファックス、テク・ナット・ハンなどが流入してきています。仏教、禅の視点からも、大乗仏教の自内証や利他があるように見えます。 それは、西田哲学や井筒宗教哲学で深いとされる、道元、親鸞と似ています。死生観まで含まれていて、現代人のターミナルケアや告知直後の自殺の防止に活かされることでしょう。日本の仏教は期待されていません。寺院の多くが消滅するでしょう。  

(続きます)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2787
★叡智的自己は叡智的世界で生きる
【研究・学問の自由のない日本】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
Posted by MF総研/大田 at 11:44 | エゴイズム | この記事のURL
大学におけるハラスメント 〜 閉鎖的な構造、対策は進まず [2022年02月11日(Fri)]
【研究・学問の自由のない日本】

大学におけるハラスメント 〜 閉鎖的な構造、対策は進まず

 オルテガは、大学人のエゴイズムを指摘した。 日本でも頻繁に「起きている。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガによる大学人の批判
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3811
★カミュ「ペスト」

 見て見ぬふりをする傾向が助長する。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社

 最近も、この問題が取り上げられた。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15196624.html
★ハラスメントと大学 閉鎖的な構造、対策は進まず

★大学研究室とハラスメント:閉鎖性とホモソーシャリティ

 これでは、指導教官を批判するような学説は生まれてこない。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15196624.html
★ハラスメントと大学 閉鎖的な構造、対策は進まず 科学医療部・藤波優

 朝日新聞の藤波優氏は、こういう。(2月7日)

 「学問の自由が尊重される大学では各研究室が独立し、閉鎖的で、ハラスメントが起きていたとしても外からは見えにくい。教員同士は対等という意識もある。」

 こうして、指導教官が研究員にハラスメントを行うという。研究室の中で非倫理的な行為を行う者がいる。 ネットで検索すると多数の事例が報告されている。

★自殺者も多数。大学という閉鎖的環境で起きている「アカハラ」の異常

★アカデミック・ハラスメント(アカハラ)【弁護士が解説】

 全く、オルテガのいうとおりである。学問的な知見であっても、指導教員の説を批判することになるようなことは言いにくい。日本では、特にひどいのだろうか。アメリカは、革新説を歓迎するから、まだ学問の自由がある。日本では、学問の自由といっても、指導教員のみであるらしい。もちろん、セクハラ、パワハラは、全部の教官であるはずがないが、新説がでないのはなぜだろうか。
 私は、仏教、禅、マインドフルネス、精神療法などを勉強しているが、どういうわけか、日本では新しい説がなかなか出てこない。アメリカの人の翻訳書が次々に流れてくる。
 仏教、禅、マインドフルネスでは、ハリファックス師やテクナット・ハン師のものは深いが、日本の研究者からはこのレベルの説が出てこない。大学では教えられないので、深いものは知らないで卒業していく。疑問を持ち深いものを知りたい日本人は、学外で欧米の著作を読んだり、外国に学びに出かける。

 ハラスメントは、学問の自由を妨害して、国民の利益を害する。だから、西田哲学や鈴木禅哲学は、古いのではあるが、今もなお、エゴイズムの観察・自利の行為・公益を害する行為の抑制という「至誠」、誠実な心は妥当するのである。(3月の新刊でも述べた)

 大学におけるハラスメントは重大な公益の侵害であるから、 このような倫理規定を定めている大学も多い。

 また、こういう教師が退官したあと名誉職を得て、使い慣れた力の行使で、NPOでパワハラを行うこともあるだろう。退官後の倫理規定も必要であろう。
 日本では、学問の自由は限定されている。
 うつ病などを改善できるかもしれない領域に関係するのが仏教、禅、マインドフルネス、精神療法の学問領域であるが、革新的なものは、欧米からくる。うつ病の完治は患者の人生がかかっている。自殺防止という点では、患者の命がかかっている。
 若手の研究者、NPOにも学問の自由を認めて、公益になる新しい研究を認めてほしい。

 朝日新聞の藤波氏はこういう。
 「ハラスメントは被害者の人格や尊厳を傷つけ、人生を一変させる。人権侵害として何よりも優先して対策を進めるべきだ。深く傷ついた被害者が、相談対応で多くの時間を奪わエれたうえに 人生の選択肢が狭まることは、あってはならない。」
【研究・学問の自由のない日本】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
Posted by MF総研/大田 at 19:01 | エゴイズム | この記事のURL
「シニア世代」が「若者世代」を搾取する研究業界 [2022年02月09日(Wed)]
【研究・学問の自由のない日本】

「シニア世代」が「若者世代」を搾取する研究業界

 学問的研究において長老が自分の従来説を超える若手の業績を嫌い排除すると、いつまでも同じものが持続する。私は、仏教、禅、マインドフルネス、うつ病等の精神療法の研究において、日本では、それを感じている。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★オルテガによる大学人の批判
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3811
★カミュ「ペスト」
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4382
★深いものは理解が難しいので愛されない、多数決で排除される

 アメリカでは、下記のハリファックスのように深い自己の本があるのに、日本ではほとんどなくなった。昭和の時代にはたくさんあった。

 アメリカでは広くうつ病などを改善支援する方法が研究開発されているのに、日本で開発されないでいる。日本はそんなに遅れるのか。

 研究においてある、別の形の差別を中川 まろみ氏が紹介している。ヨーロッパに住む中川氏から見れば、日本の研究職業界は異常に見える。

「シニア世代」が「若者世代」を搾取する…研究業界に見る日本社会の危機
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82103

「私が最も危機感を覚えるのは、このような「暴走」に自分自身で気づくことすらできないレベルで時代遅れの価値観にとらわれた人たちが、政治にしても企業にしてもリーダーという立場に居座り続けているという「世代循環」の問題だ。」

「世代循環の遮断。日本社会の未来を左右するこの問題は、政治や企業に限らない。私は日本やアメリカ、ヨーロッパを中心に長年研究職を続けてきたが、私のよく知る日本の業界もいま、世代循環の危機に瀕している。」

「欧米を始めとした世界の多くの地域では、「競争」の平等性が日本より格段に高い。」

「何よりも残念なのは、影響力のある立場の研究者たちからこうした若者が置かれている惨状を改善する動きが起こらないことだ。一部のノーベル賞受賞者などが訴えてはいるが、実績のある研究者たちの多くにとって、自身の不利益にはならないこの若者搾取の構図を改善することは優先事項ではないのだ。」

「若い世代が搾取され、世代循環を起こす基盤作りの機会をも奪われる。これでは世代循環は起こりようがないし、業界を持続させることも難しい。そしてこのような世代循環の問題は、研究業界に限った話ではない。」

 仏教、禅、マインドフルネスの学問的研究も、若手からの革新説が出てこない。当然、このテーマには、深いものがあり、次の記事に紹介した。どうして、日本の若手からこういう深い説が出てこないのだろうか。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4917
★日本、欧米に深い自己の哲学がある

 昭和には、このレベルの多くの禅僧がいた。それなのに、今はもうこのレベルの仏教、禅などがほとんど出てこない。

 「マインドフルネス」も、無評価のものばかりだが、自由なアメリカでは、それを超えたマインドフルネスが出てきていた。
 日本的霊性、東洋的無、無分節という最も深い自己洞察レベルのマインドフルネスが、またもや、ハリファックスのものが輸入された。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4688
★ハリファックス
 無分節、日本的霊性レベルのマインドフルネス。日本が紹介した深いものが日本で失われて外国では生きていて、また輸入されたようだ。

 この本は「死にゆく人」自身が読者ではなく、寄り添う人を対象としている。死にゆく人を見守るマインドフルネスである。
 だが、これがあるのであれば、大田健次郎(2022/3)が書いた、本人の ための深いマインドフルネスの本もあるだろう。もう、翻訳が始まっているかもしれない。
 日本は、深い自己洞察の研究の自由が抑圧されているようだ。若手や弱いひとには、学問の自由も制限されている。これでは、未来の日本は危うい。

 「日本は若者世代にとって、もはや民主主義社会ではない」
という記事もある。

 研究分野は種々あるから、専門の研究職でもない私は、傍観してもいいのかもしれないが、こと生命にかかわる(治らないうつ病の人が自殺していく)から、心配でならない。うつ病、パニック症、PTSDなど、薬物療法で治らない人が多い。そして、一部の人が自殺していかれる。未来に日本を背負うはずの若い人たちがなくなっていく。

 仏教、禅、マインドフルネス、精神療法の研究が自由にできれば、死なずに済む方法を研究開発できると信じているから、長老は若手の研究の自由を奪わないでほしいと思うのだ。さもないと、これからも、うつ病などが治らないで自殺していくひとが続くだろう。外国からの研究を待つのでは日本は衰退するばかりだろう。

 ここに、研究者、宗教者の心の闇を紹介した本がある。公益よりも、自己を優先する。日本もひどいようにみえる、欧米には、まだ自由があるという。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社
【研究・学問の自由のない日本】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
Posted by MF総研/大田 at 10:54 | エゴイズム | この記事のURL
声上げられぬ社員「上層部は自己保身に走る」 [2021年12月30日(Thu)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722
◆2021年のすべての記事への索引になります


声上げられぬ社員「上層部は自己保身に走る」

 組織の不祥事、自己保身

https://www.asahi.com/articles/ASPDY5RPFPDXULFA02C.html?iref=comtop_7_06
朝日新聞
★繰り返される不祥事、声上げられぬ社員「上層部は自己保身に走る」

「上層部が自己保身に走る」として信頼されず、組織にとって都合の悪い情報を吸い上げられなかった。

 この記事に【関連ニュース】にも種々、指摘されています。

 企業だけではありません。 学問の世界にもあるので重大です。科学学問は、研究によって深化発展すべきはずなのに、自分の説に固執する学者、自分の保身で批判者を排除する学問。利他しないですむ禅を学問的に うらづける学問。それで、国民も内部も禅から離れていって、国民は「マインドフルネス」へ。

 宗教の本質は何なのでしょうか、大学における宗教学は何なのでしょうか。学生や社会人に教えられる教育はこれでいいのでしょうか。SDGsのゴールから来年、「学問的」な議論がされればいいと思います。

 「マインドフルネス」もまだまだ深化していかねばなりません。社会には、種々の深い問題があり、多くのひとが苦しめられています。

 一つだけの定義による「マインドフルネス」はMBSRとは違うと思います。
まず、一つの定義のマインドフルネス学から7つの定義によるマインドフルネス学へ。
 そして、瞑想強調のマインドフルネスから、現場でのマインドフルネス学へ、さらに、「全体性」でないと解決できない深い問題を解決するマインドフルネス学へ。

 若手の研究者の出現を望みます。未来の日本をになうのは若手の革新だから長老は排除しないことを望みます。さもないと、子や孫の代の日本があぶなくなります。

◆還元主義、画一主義、全体主義的な学問の批判

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4877
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4417
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4100
★小坂井敏晶氏やオルテガなど

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4882
★学者の良心

 「組織にとって都合の悪い情報を吸い上げられなかった」という。

 全く生きづらい日本です。若いひとが自殺していく。力あるものによる数々のハラスメント。 学問、意見の自由もない日本。ノーベル賞の真鍋氏のおっしゃるとおりなのだろう。革新説は欧米から、日本は追随するだけ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
★地方創生SDGs
 【ゴール4】質の高い教育をみんなに

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4891
★旅行関連企業、大学の不祥事

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3616
★専門家のエゴイズム

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4887
【連続記事】禅よりも普及したマインドフルネス
 =医療からビジネスへ


Posted by MF総研/大田 at 06:27 | エゴイズム | この記事のURL
個人の不正、組織の不正 [2021年12月29日(Wed)]

個人の不正、組織の不正

https://news.yahoo.co.jp/articles/5b3653d867a3d4e705bc812d0d4aef35332c6790
 厳しい状況になりました。Go to トラベルにも参加できなくなります。

 個人の不正ならば、影響はあまり大きくないでしょうが、トップの不正は組織の不正となり、おおごとです。顧客離れが起きて業績があぶなくなり、社員は大丈夫でしょうか。

 組織は特にトップの良心が未来を作ります。他の事件では組織の存続もできなくなったものがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4888
★ジョン・カバット・ジン氏のマインドフルネス

「とらわれないこと」

 「とらわれないということは、あるがままのものごとを受けとめる ための方法です。自分の心が何かにとらわれたり、何かを追いやろう としていることに気がついたら、そういう衝動を意識的にとき放って 、そのあと、どんなことが起きるかを観察するようにしてみてくださ い。そのとき、あなたが自分の体験を評価しているということに気が ついたら、その評価自体にはこだわらないで、手放すようにしてくだ さい。評価したことは認めるにしても、それ以上の深追いはやめるの です。その事実は認めながら、手放すのです。」(ジョン・カバットジン,p67)

 不正な利益への欲望。こころがとらわれても「手放す」。 「良心」は、悪、不正への誘惑がわいた時、手放して、抑制します。ビジネスには、多くの不祥事件が報道されます。顧客は「評価」します。「近寄りたくないな。」当然です。 私の知る組織もつぶれました。

Go-to トラベルには参加できない。
日大のトップの不祥事のつけは、私学助成金、減額や不交付も。

 現実社会では、自分の心を無評価では生き抜いていけません。他者を害する欲求が起きる、それは「いけない」と評価しなければなりません。
 「マインドフルネス」を取り入れた有名企業で、セクハラが多数という報道もありました。 そこの「マインドフルネス」は、ジョン・カバットジン氏のMBSRではないですね。 MBSRには「欲望や他者排除」に気づいたら手放して抑制せよというのが定義にありますから。 ブームになっている「マインドフルネス」はカバットジン氏のものではないですね。 科学というからには、正確に定義したものでないと、試験結果が信頼できません。

 現実の生活は、いつも「無評価」ではありません。簡単ではありません。だから、多くの人が苦しめ、苦しめられてうつ病になり、自殺もあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3476

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3658

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3616
★専門家のエゴイズム

【文献】 ジョン・カバットジン(2007)「マインドフルネスストレス低減法」春木豊訳、北大路書房
ジョン・カバトジン(1993)「生命力がよみがえる瞑想健康法」春 木豊訳、実務教育出版

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4887
【連続記事】禅よりも普及したマインドフルネス
 =医療からビジネスへ


Posted by MF総研/大田 at 20:26 | エゴイズム | この記事のURL
学問的な議論をさせない権力者、忖度する集団内メンバー、集団の外で恩恵を受けられないで苦しみ続ける多数 [2021年11月12日(Fri)]
【研究・学問の自由のない日本】

学問的な議論をさせない権力者、忖度する集団内メンバー、集団の外で恩恵を受けられないで苦しみ続ける多数

https://www.asahi.com/articles/ASPCB563ZPC4UPQJ00N.html
★耳に痛い、真鍋さんの苦言 これで科学技術立国なのか 山極寿一さん

 「ノーベル賞受賞に際して真鍋さんが語ったことが耳に痛く響いている。」

 この記事を拝見して、また、私は思い出す。
 あちこちのコミュニティーで、若い世代の学問的な好奇心、当然の学問的な疑問を摘み取る権力ある者。疑問を持つ者を排除するので学問的な深化がない 画一的な解釈、 深い自覚なく「学者」もそのようなことをする。たくさんみる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
★日本で研究したくない理由・ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏


【研究・学問の自由のない日本】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
Posted by MF総研/大田 at 09:45 | エゴイズム | この記事のURL
(1)日本で研究したくない理由・ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏 [2021年10月23日(Sat)]
【研究・学問の自由のない日本】

(1)日本で研究したくない理由・ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏

ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏が「日本に戻りたくない」と発言されましたが、 私も同感です。研究だけではないです。あちこちに、上層、長老の意向を超えることができない日本のコミュニティ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3460
この記事の上の囲みに示したブログのリンクは、みなそういう日本人の抑圧された状況、抑圧する者についてのエゴイズムに関することです。公益よりも私利私欲を優先する者。

 韓国も同じだという記事があります。

https://news.goo.ne.jp/article/recordchina/business/recordchina-RC_883709.html
ノーベル賞真鍋さんの“衝撃告白”に韓国ネット「韓国も同じだ」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4765
★イシグロ氏

「真鍋氏は「米国では学会で反対意見のある研究者たちが問題点を指摘し合い、時間をとって議論することが日常茶飯事」「ライバルと議論し納得できることは受け入れることで、研究を進化させてきた」と説明した上で、「こうした状況は日本にはほんとんどない」と指摘したという。」

 私は、仏教、禅、マインドフルネス、心理療法(精神療法)などの分野の研究しか知りませんが、ここでも、前説は時代遅れ、環境の変化にあっていないのに、批判する真摯な議論が見えてきません。批判、疑問を言うといじめ、排除されるのでしょうか。

 12月に発売の「マインドフルネス」の新著も、専門家による学問研究 意見の自由の抑圧をやめるべき、そういうエゴイズムの汚い心理を観察して抑制すべきだと述べます。 (ここで予測していた3冊目です。7年後に実現しました)
 それが、昔から日本人が 大切にしてきた無我、至誠の心なのですから。上に立つべきひと、研究者、大学人がそれをしていない、残念な有様です。  批判、新説は、従来の専門家には不愉快かもしれないが、社会の重要な問題の解決の方向の研究開発がすすむのだから、その不愉快さを受け入れていくべきなのです。社会は次の世代、若い人が担っていくものです。社会の問題解決のために、自由な議論を許容すべきです。

(続く)


【参考記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3074
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3611
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4653
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3904
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3708
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4236
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4413
★専門家多数派のエゴイズムを考える

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★見て見ぬふり
【研究・学問の自由のない日本】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4930
第3のモットー 得意なこと、好きなことで勝負せよ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4929
第2のモットー ライバルの研究から学ぶ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4928
第1のモットー 反対意見から学ぶ、堂々と議論する

「日本人へ!」 世界からの提言
ノーベル賞は「論争」から  真鍋叔郎


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4924
4)大学におけるハラスメント 〜 閉鎖的な構造、対策は進まず

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4922
3)「シニア世代」が「若者世代」を搾取する研究業界

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4866
2)耳に痛い、真鍋さんの苦言 これで科学技術立国なのか 山極寿一さん

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4859
1)日本で研究したくない理由・ノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏
Posted by MF総研/大田 at 08:04 | エゴイズム | この記事のURL
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