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高嶋忠夫さんのうつ病 [2024年05月06日(Mon)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5393
マインドフルネス総合研究所の事業が内閣府のプラットフォームに掲載
 〜 孤独・孤立対策の5月「強化月間」の事業
☆5月12日の【居場所サービス・ひだまり】は、蓮田市教育委員会、および、埼玉新聞社のご後援をいただいています。

☆つらいひとに情報が伝わりにくいと思われるので、朝日新聞にもお願いしました。
4月26日、朝日新聞、埼玉版「埼玉マリオン」に掲載していただきました。参加希望者は、E-mail か電話でお願いします。

高嶋忠夫さんのうつ病

NHK総合テレビで、俳優高嶋政宏さん、政伸さんのファミリー・ヒストリーを放送しました。

 ここに、記事があります。

https://www.nhk.jp/p/famihis/ts/57RY735RG4/episode/te/L82YZ45KNX/
【NHK】嶋政宏〜嶋ファミリー400年以上の秘話満載〜

https://news.yahoo.co.jp/articles/829d913e95aa5d650e3c60a83048056f200871cc
【ヤフーニュース】高嶋政宏 祖先は郷土料理の考案者?「ことあるごとに父が何度も話していた」 その真実とは

 私が関心をもったのは、お二人のお父様、高嶋忠夫さんの「うつ病」です。

 うつ病の治療中に、忠夫さんの母上がなくなったのに、そのことを伝えることができなかったことです。「後追い自殺するといけないから」と、母上の死を伝えることをさけたそうです。
 うつ病が重症の時には、それほどの配慮をしなければならないほどに、深刻な病気です。何しろ、たいていの人が「生きていたい」「死にたくない」というのが普通なのに、うつ病が重い時には、自分から死んでしまう行動をしてしまう深刻な症状があります。

 私自身のうつ病の時、離れた病院に入院していた、妻の母が危篤になったが、妻は看取ることができなかったことがあった。妻は、私自身の死をおそれて、死期が迫る母の枕元についてあげられなかったのです。うつ病は治るまで、家族にとって心配な病気です。

 高嶋忠夫さんは、治療が奏功したのですが、とにかく、うつ病の治療法を普及すべきです。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【目次】自殺防止対策 2024年
Posted by MF総研/大田 at 20:57 | うつ病 | この記事のURL
無医地区で心理職が認知行動療法を! 〜 北海道厚真町で、うつ病の懸念ある住民 [2023年09月25日(Mon)]

無医地区で心理職が認知行動療法を! 
 〜 北海道厚真町で、うつ病の懸念ある住民

 うつ病になると治療しないと治りにくいが、北海道のある町で、うつ病が疑われる住民がいる。

https://www.47news.jp/9901000.html
★震災うつ懸念、初認定 3 割 心のケアが課題、北海道厚真町

 北海道では、うつ病を治す精神科医がすくない地域がある。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5213
★北海道の無医地区=うつ病などを支援する精神科医がいない

 無医地区は、こういう定義です。

 「無医地区とは医療機関のない地域のことで、該当する地域の中心的な場所を起点に、おおむね半径4キロの区域内に50人以上が居住、かつ容易に医療機関を利用できない地区のことを指しています。」

 令和4年には、北海道が一番多くて、64地域。2位が広島県で、53地域、3位が大分県の38地域。

 そして、医師がいても、うつ病などの精神疾患の医師のいない地域ならもっと多いだろう。

 だから、医師以外の人材が認知行動療法を提供する制度を検討してほしい。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988
★自殺対策 〜 心理職に期待
 薬物療法だけでは完治しないうつ病、不安症が多いから
 長年月治らず孤独の患者に「孤独・孤立対策」でもある。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4993
★医大付属病院と心理職共同で検証実験を
 新しい認知行動療法を受けたい患者のために診療報酬の改定を言ったが、それが困難であれば、指定された組織(医師、心理士などが構成)に国の予算、または、貢献したい企業からの寄付金を使い、そこで提供する案も。


【目次】孤独・孤立の対策&
  不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168

Posted by MF総研/大田 at 19:24 | うつ病 | この記事のURL
NHKラジオ 高校の「保健体育」の授業で精神疾患の授業が始まった [2022年10月13日(Thu)]

NHKラジオ 高校の「保健体育」の授業で精神疾患の授業が始まった

 NHKラジオで、 高校の「保健体育」の授業で精神疾患の授業が始まったことを話題にしていました。 体育の先生が授業を行うのですが、30年の活動経験のある私たちの講演を、埼玉県ならば授業として1回、聞いていただきたいものです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5040
★11月12日、蓮田市で行います。
(これは「社会教育」です。対象は、希望する市民です。学校教育ではありません。)

 この講演の特徴は、うつ病になって、たとえ薬物療法を受けても治らない場合、絶望しないで! 精神療法があるということ、そして、うつ病の予防の心得、です。 体育の先生が、おそらく、教えきれない役立つ内容が含まれているはずです。

 要請してくだされば、高校の体育の先生を対象とした研修会を開催します。マインドフルネス心理療法も知っていただいておくほうがいいと思います。20代のうつ病、自殺も多いのですから。教え子がうつ病の予防法、治療法を知っておくことはいいことです。

 このことは、次のところにも、追記しておきます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5020
★募集しています
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4893
【連続記事】地方創生SDGs 3.4 自殺の減少 ー 2022年
 今年こそマインドフルネスSIMTで実現を
Posted by MF総研/大田 at 07:34 | うつ病 | この記事のURL
大学生のうつ病、オンライン授業が多く孤独孤立から [2021年04月29日(Thu)]
地方創生SDGs 官民連携プラットフォーム
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

  当法人のSDGsの取り組み
孤独・孤立問題

大学生のうつ病、オンライン授業が多く孤独孤立から

 新型コロナ感染症によって、オンライン授業が多くて、孤独、孤立感を深めて、大学生がうつ病になっている。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597361000.html

秋田大学では、昨年5月から6月にかけて、すべての大学生と大学院生、5100人余りを対象に調査を行い、53%の学生から回答があった。

それによると、女性の11.5%、男性の10.3%で、中等症のレベル以上のうつの症状が見られたということだった。

  福岡市にある九州大学では、昨年6月、大学生と大学院生を対象に調査を行い、3割ほどに当たるおよそ6000人から回答を得た。
それによると、「孤独感や孤立感を感じる」と答えた学生と、「気分が落ち込んでいる」と答えた学生が、それぞれ、およそ4割に上ったということである。

 このことは私たちも昨年みた。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4674

 なぜ、孤独、孤立からうつ病になるのかというと、うつ病になるのは、みな、同様の心理的なプロセスから起きる。孤独であるから、生活の時間でいつも面白くない。「いやだな」「つまらないな」「いつまでこんな状態が続くのか」などの、悲観的な内容の思考が多い。すると、不快な感情が起こり、副腎皮質ホルモンが血液中に分泌されて、血液脳関門を突破して脳内に入りこんで、脳の神経細胞を傷つけて、うつ病が発症する。
 不快な感情は、交感神経も刺激し続けて、自律神経失調症のように身体症状も引き起こす。

 こんなわけだから、大学のスクールカウンセラーも、うつ病の学生を医師の診断を受けるようにすすめ、また、それだけではすぐには治らないことが多いので、不登校とか自殺されないようにケアすることが望まれる。
 もちろん、薬物療法が効きにくい学生には、認知行動療法を継続的に行うことがよい。マインドフルネスはみな、うつ病の回復に効果があるわけではない。うつ病は深刻だから、治る効果があるとされるレベルのマインドフルネスでないと効果がない。予防と治すのは違う。
 ほかに、オンライン授業だけに限らず、不安症の学生もいるだろう。パニック症や社交不安症、または、そういう診断がつく程度でなくても、そういう傾向があると、やはり、つらいから、これも改善するようなケアを続けないと、不登校から退学になるおそれがある。不安症も治りにくいと感じている。オンラインでなくても、学校に行きにくくなる。親に相談しても治るわけではなくて、孤立を深める。8050問題にまで続くこともありうる。早く治したい。


(注1)SIMT=Self Insight Meditation Therapy/Technology。自己洞察瞑想療法/自己洞察瞑想法。大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社。
 ブームになった、単独時の「無評価」の観察ではない。それとは異なる「対人場面」での「評価の現場」での観察スキルである。

(注2)斎藤環(2020年1月)『中高年ひきこもり』幻冬舎新書

(注3)川北稔(2019年8月)『8050問題の深層』NHK出版新書

(注4)読売新聞社会部(2019年8月)『孤絶』中央公論社

(注5)こちらに、治った事例の記事へのリンクがある。
 http://mindfulness.jp/simt-evidence.htm
http://mindfulness.jp/sdgs/21-goal-17.pdf
★内閣府の地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
 =このうち、ゴール17がパートナーシップ

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0102/sdgs_partner_registered.html
★埼玉県SDGs官民連携プラットフォームのパートナー


【目次】孤独、差別および自殺の問題を解決して身心の健康と生きがいある人生を地元で
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4740


このうち、「孤独・孤立問題の対策」の目次です。

【目次】孤独・孤立問題の対策
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4779
Posted by MF総研/大田 at 20:45 | うつ病 | この記事のURL
福岡マインドフルネスセンター・うつ病などの改善支援に効果 [2019年11月13日(Wed)]

福岡マインドフルネスセンター・うつ病などの改善支援に効果

https://mindfulness-academy.jp/
マインドフルネスアカデミー・福岡マインドフルネスセンター
 マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)で、うつ病などを改善支援に活躍しておられます。

事例1 30代男性
 過去にうつ病の罹患歴があり、セッション開始時は仕事ができているが、不安症と怒りの抑制ができないケース

事例2 50代男性
 セッション開始時はうつ病で休職中であったケース 

事例3 50代男性
 セッション開始時はうつ病と不安症で休職中であったケース

 他のマインドフルネスは、短期間の浅い意識現象の無評価の観察ですが、 SIMTは、深い思考、意志作用(目的、行動など)にみられる評価の観察を含みます。1年近くもかけて習得していくので、深い問題である「うつ病」などの改善もできるのであることが明確です。
 うつ病は、激しい評価の現場で起こります。「評価する」「評価される」感覚、思考、行動は避けられませんが、その瞬間、どう反応するかをその哲学的な見方に導かれて、その反応のしかたをトレーニングしていきます。

 埼玉のマインドフルネス総合研究所でも、こうした改善例があります。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/16-kumamoto2.pdf

 うつ病は容易な病気ではありません。治らずに、自殺する人も多いです。それで、10カ月も支援していきます。全国にうつ病、不安症、PTSD,パニック症、広場恐怖症、過食症などが治らないひとが多いです。ひきこもり、不登校の一部になっています。全国に、SIMTのカウンセラーが配置されることが10年以上まえからの夢です。

【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243
Posted by MF総研/大田 at 21:01 | うつ病 | この記事のURL
マインドフルネスSIMTによる改善事例 [2019年06月27日(Thu)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4230
 関東は、ここで。
 7月と8月、こういう長く悩む問題を理解し、実践を試す会を開催します。 継続のトレーニングが必要です。ご相談します。

★平日でいいひとは、こちらにどうぞ。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/program/kenkouclub.pdf
今月は、明日です。

マインドフルネスSIMTによる改善事例

 福岡市のマインドフルネスアカデミー・福岡マインドフルネスセンター
に、うつ病を治すために、マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)にとりくんだひとの改善事例が報告されています。

https://mindfulness-academy.jp/free/kaizenjirei2

 マインドフルネスSIMTは、薬物療法と並行して用いることができます。主治医の同意を得てSIMTを実践する典型的な事例ですね。たった1回きりの人生です。ためらわずに試していただきたいです。SIMTは、西田哲学にもとづいており、厳密に考察された、自己の哲学、そして、「至誠」の生きる智慧です。
 また、神経生理学との整合性を考慮していきます。自律神経の新しい学説、ポージェスのポリヴェーガル理論とも、整合性があります。評価が渦巻くすべての現場での観察実践です。学校、病院、すべての職場、すべての家庭が、「評価」の現場です。 すべての人が、各人の自己中心的な評価の見方(本音)を持って、自分に働きかけてきます。自分ももっています。エゴイズムともいうべき激しい本音で、他者を苦しめる言葉、行動にもさらされています。やさしい人には、生きづらい社会になっています。しかし、1回きりの人生です。生き抜いて、居心地のいい社会を作ってください。

 「いいものはいい」と紹介されないのも、自己中心の本音なのです。自己の利益、自己の立場を優先する本音。

 評価の現場で、評価観察するマインドフルネスSIMTが、あたらしい認知行動療法と言えます。評価の現場で、行う認知行動療法です。評価の現場での、認知、行動が変容する心理療法です。

 うつ病、非定型うつ病、不安症、PTSDなどのかたはためしてください。

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/m&a/evidence.htm
★ほかの改善事例
【目次】このようなところに活用できそう
 マインドフルネスSIMT 2019
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4243

★これからマインドフルネスSIMTで
 お手伝いしたいこと
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4269
Posted by MF総研/大田 at 06:52 | うつ病 | この記事のURL
無視、傍観される病・うつ病 [2019年01月08日(Tue)]
★2019年1月13日は、専門家向けの講演
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouen/2019-1-13-kouen.pdf

=僧侶、学者、マインドフルネスの推進者、医療関係者、管理職など
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3630
★人間のエゴイズムはすさまじい、生命までもうばう。
不正、うそ、いじめ、自殺、パワハラの蔓延する日本社会。マインドフルネスでさえも金儲け。 元来、人々の悩みを解決するためのヒントがあったはずなのに活用されていない、従来の仏教や西洋的マインドフルネスの問題を超えていくために
日本の社会問題の解決のための「マインドフルネス」
自分の役割は何か、自分の組織の使命は何か、それぞれにどういう方向があるか。
禅を基礎にして、さらにその問題も超える西田哲学の生活化の実践。

無視、傍観される病・うつ病

うつ病はありふれた病気です。どこの家庭でも職場でも学校でも病院にでも 患者さんが現れる病気です。 それなのに、どの専門家も薬物療法にまかせることが多く、治らないともう支援がありませんでした。 それで、無視、傍観される病気だと感じていました。

2009年9月に書き始めた記事でした。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
★無視・傍観・軽視・放置・見放される

 ポリヴェーガル理論のポージェスが、専門家がだれも関心を持たない苦悩があるといいました。

 「自閉症について研究している科学者たちは聴覚過敏を研究しようとはしません。 科学者たちはこの分野を研究したくないのです。一つには、研究資金を提供する機関が、 聴覚過敏についての研究には資金を出したがらないことがあります。聴覚過敏は、自閉症のみに現れるわけではありません。そのため、この領域の研究を支援しないのです。」 (『ポリヴェーガル理論入門』ステファン・W・ポージェス、p71) (ステファン・W・ポージェス、2018 年『ポリヴェーガル理論入門』p71)

 うつ病の心理療法もそうです。あれから10年ですが、うつ病の心理療法は、同じ状況が続いています。医師、心理士、マインドフルネス支援者、仏教者も 「うつ病」を治すこと、「治す」心理療法には、関心を持たれないようです。国、自治体も予算をさこうとしません。予防と治療は別ものです。再発予防はマインドフルネス認知療法(MBCT)が始まりましたが、「治す」マインドフルネス心理療法は、日本ではまだまだです。

  これらの専門家は、すべて叡智的自己です。現在の職務を遂行することに喜びを感じています。そのことで忙しいです。うつ病を治すことをする余裕が ありません。 やむをえません。自分の職務が大切ですから。
 だから、うつ病を治す支援ができるのは、上記のような専門家ではありません。これ以外の、非専門家です。 新しいことをしたい、うつ病で困っているひとに関心があり、自分の時間をさきたいというひとです。自分の新しい人生価値にしたい というひとです。マインドフルネス心理療法をよく実践すれば、うつ病やパニック症などが完治するひとがおられます。 1年もかかるので、支援する新しい専門家が必要です。ご参加をお願いします。


https://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
【誤解だらけの瞑想、坐禅、マインドフルネス】
Posted by MF総研/大田 at 22:17 | うつ病 | この記事のURL
非定型うつ病と自己肯定感 [2019年01月06日(Sun)]
★2019年1月13日は、専門家向けの講演
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouen/2019-1-13-kouen.pdf

=僧侶、学者、マインドフルネスの推進者、医療関係者、管理職など
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3630
★人間のエゴイズムはすさまじい、生命までもうばう。
不正、うそ、いじめ、自殺、パワハラの蔓延する日本社会。マインドフルネスでさえも金儲け。 元来、人々の悩みを解決するためのヒントがあったはずなのに活用されていない、従来の仏教や西洋的マインドフルネスの問題を超えていくために
日本の社会問題の解決のための「マインドフルネス」
自分の役割は何か、自分の組織の使命は何か、それぞれにどういう方向があるか。
禅を基礎にして、さらにその問題も超える西田哲学の生活化の実践。

非定型うつ病と自己肯定感

 自己肯定感を高めるためのアファメーション&マインドフルネスの本が出版されました。

『マインドフルネスと7つの言葉だけで 自己肯定感が高い人になる本』
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4063

これは、精神疾患の人のための本ではなくて、「自己肯定感が弱い」人のすべての人のための本ですが、うつ病や不安症にも自己肯定感の低さがあります。 症状や不安があるために、思いどおりでない現実のために、自己評価が低くなってしまいます。 ながびくと、その極み、自殺したくなります。

 非定型うつ病の方には、マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想療法)を実践していただきたいですが、10か月から1年半くらいかかります。長期間だからやってみる気持ちが起こらないというかたは、まず、「自己肯定感が高い人になる本」で2か月実践してみてはいかがでしょうか。

 2か月では、鉛様麻痺感、拒絶過敏は完治はしないでしょうが、自己肯定感やほかの症状が軽くなるはずです。てごたえを感じるはずです。そうなったら、本格的にSIMTの実践をしていただきたい。

 今年から新しい年号です。非定型うつ病や不安症を治して、新しいあなたの生活を切り開いてください。

【非定型うつ病に関する記事】

http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/list-mmt.htm
★非定型うつ病や不安症などを治す支援をするところ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2010
★うつ病はなぜ治りにくのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2429
★非定型うつ病は治りにくい

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2800
★うつ病が治らない人が多い

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2091
★拒絶過敏性が非定型うつ病の特徴

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1779
★非定型うつ病の治し方

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2333
★青年期からうつ病に向かう兆候が
  不安が強い人は、非定型うつ病になりやすい。
  不安、拒絶過敏はともに「瞬間的」に起きる特徴が似ている

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3835
【目次】その他、非定型うつ病の記事の目次です
Posted by MF総研/大田 at 17:45 | うつ病 | この記事のURL
書籍紹介「学者は平気でウソをつく」(2) [2018年01月21日(Sun)]

「学者は平気でウソをつく」

 「学者は平気でウソをつく」和田秀樹、新潮社

 衝撃的な内容が続きます。 当分、うつ病の新しい治療法は、日本の医師や心理療法者からは、研究が促進されるかどうか、わからない状況が予想されます。

 「二〇一二年、日本うつ病学会が新たなガイドラインを発表し、軽症のうつ病には薬を使うべきではないと突然言い出したのです。」(p134)E

 「新しいガイドラインで認知療法などの精神療法を取り入れることを推奨していることは方向としては妥当なことです。しかし、そもそも、日本の精神科医のほとんどは精神療法の技術を身につけていません。そういう医師たちに急に薬を使うなといっても、代わりの手段がなければ、どうしようもないでしょう。」(p136)F

「ただし、うつ病のうち、抗うつ剤が効くタイプは五割ほどに過ぎないという説も出てきました。また、子どもや若年車に抗うつ剤を使うと自殺を増やしてしまうことや、ある種の抗うつ剤は子どもには効果が出ないこともわかってきています。うつ病にも、薬物治療が万能ではないことが次第に明らかになってきました。」(p135−136)G

 マインドフルネス心理療法も有望ですが、日本の学者は、新しい仮説には用心深いという。

 「学問を絶対視したがる人たちは、新しい仮説に対してとても用心深く、また誰かが学説やスタンスを変えた場合には、それだけで「変節漢」よばわりすることさえあります。」(p16)H

 「森田療法は、・・・・認知療法・認知行動療法という最新の精神療法とも似通った点があり、近年では世界的に見直されてきました。・・・・ その考え方は時代を大きく先取りするものだったのです。・・・。 日本の学者はとかく欧米の概念をありがたがりますが、日本発の技術には、欧米で評価されるまで気づかないのが残念なことです。」(p100)J

 うつ病の薬物療法では、十分治らない患者が半数。若者や軽症には、抗うつ薬はあまり効果がない。しかし、医師は精神療法を身につけていない。
 では、ブームの欧米のマインドフルネス心理療法を導入するかというと、日本の学者は新しい仮説には、用心深い。マインドフルネスを取り入れようとは、なかなか思えない。 おまけに、欧米のマインドフルネス認知療法(MBCT)は、再発予防法であり、治療法ではない。
 こうして、日本では、うつ病を治して、自殺防止を促進させようとするためには、何か大きな力が必要です。医師、心理学者は、真剣に考えていただきたい。著者がいうように、新しい学説に乗り換えていくのは、難しいのだろうか。
 専門家が旧いものを墨守するならば、新しいものを切望する別の人材がとりくむしかにだろう。再発を繰り返すうつ病の家族、若者、軽症のうつ病の家族を持つ市民も、本書で述べられた現状を十分理解して、何か行動を起こすきっかけにしていただきたい。

 ただし、科学や学問を全否定するのではないことはもちろんである。著者もそういう(P205−206)。選者もそう思う。 しかし、従来の学説、仮説では解決困難な状況があるのは事実である。 環境の変化によって新しい学説、解釈が必要だという正当な主張をする人が、組織の中で差別、排除されることも起きているかもしれない。自分のことが優先で、組織全体の活力が失われることには、関心がない自己洞察の低い者に支配されていては、長い間にその組織は外部とかけ離れて崩壊していく。
 科学的だとか公式な学説というものが、組織の内外で絶対視されていることに違和感を持つ、 多くの人に、本書をすすめたい。

【選者】大田健次郎(特定非営利活動法人マインドフルネス総合研究所代表、一般社団法人日本マインドフルネス精神療法協会代表、マインドフルネス瞑想療法士)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3669
前の記事
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3631
★うつ病を治し、自殺防止に効果をあげるためには誰が行動するのか
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3577
★ジャーナリズム あるべき姿は
 組織では、古い学説のみが教えられる。指導者に批判的な研究、解釈は許さない傾向がある。頼りは、ジャーナリズムであるが。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3616
★専門家のエゴイズム

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3103
★科学はある立場にたつのであって世界の立場、絶対の真理ではない
Posted by MF総研/大田 at 22:11 | うつ病 | この記事のURL
(77)NHK= キラーストレス [2016年06月19日(Sun)]

(77)NHK= キラーストレス

 ストレス、うつ病、マインドフルネス

 19日、今、NHKで放映しています。
 ストレスによって副腎からストレスホルモンが分泌される。これが脳内に入って、背外側前頭前野や海馬の神経細胞を傷つける。

 マインド・ワンダーリング(こころの迷走)、つまり妄想です。ストレスホルモンが分泌される。

 (ここまでは、新しい情報でもありません。 かなり早くから報告されていました。

http://mindfulness.jp/utubyou/0705-1119-utu-gaiyou.htm  )

 <テレビ>
 子どものころストレスを強く受けると、成人してから扁桃体が大きくなり興奮しやすいことがわかったという。ストレスに強い人弱い人がある。

 宇宙飛行士にストレス対処法、コーピングが紹介された。気晴らし。 観察、気づき、ストレス対策を続ける。インターネットによる家族との通信、地球を眺める、一人野球・・。

 広島大学の研究が紹介されました。リストアップした行動と喜こび、達成感を記録する。こういうことを行ったひとはうつが回復。

 ミシガン大学の研究。前頭葉が活性化した。前頭葉が扁桃体にブレーキをかける。

 他のコーピングの例、木に抱きつく、・・・。 うつ病の脅威から遠ざかった。

 100個ものストレス対処法をかきあげる。  コーピング、気晴らし、が理論ですね。心理学はそういう方向ですね。

【コメント】
 マインドフルネスSIMTは、哲学によります。気晴らしではありません。 思いどおりにならない人生を自由意志により選択した価値的行動で生き抜いていくという東洋哲学の智慧を帯びての実践です。

 <テレビ>
 続いて「マインドフルネス」が紹介されました。学校、会社、刑務所で。 マサチューセッツ大学の方法(MBSR)が紹介されました。呼吸を意識する。思考が出てきたら、呼吸に戻る。8週間プログラム。
 マインドフルネスで、ストレスホルモンが減少する。海馬に変化(拡大)が起きた。扁桃体は縮小した。マインドフルネスで、ストレスから回復する可能性がある。

【コメント】
 ここまでは、マインドフルネスの研究者には新しい情報はありませんでしたが、一般市民のかたは知らないのですから、情報発信として貴重です。うつ病や不安症などの患者さんやご家族が見ていてくださっていたらいいのですが。情報が伝わっていません。

 <テレビ>
 熊野宏昭先生がやさしいマインドフルネスの方法を紹介されました。 ストレス低減ですから、呼吸を調節しない方法でした。(MBSRでしょう) うつ病を「治すマインドフルネス」である SIMTでいう「自然の呼吸観察法」でした。

【コメント】
(しかし、重くなったうつ病を治すのは、吐く息を長くする方法、「ゆっくり呼吸法」が効果的です。目的によって使いわけます。)
【コメント】
 以上、テレビをみながら、現在進行形で書いていきました。 マインドフルネスも種々ありますから、うつ病が重くなると8週間のMBSRだけでは回復できません。パーソナリティ障害でさえも治すのは、リネハンの弁証法的行動療法です。それも、MBSRだでけでは改善できないほどの問題です。うつ病も改善するには、深く長いマインドフルネスが必要です。しかし、過呼吸、パニック症のクライエントが、2種の呼吸法さえもできない初期のころは呼吸法でない方法で開始します。目的によって、症状によって使いわけます。1,3か月たつと呼吸を観ること、行動としてのゆっくり呼吸ができるようになります。うつ病、不安症/不安障害などの精神疾患の診断がつくほどの問題の改善は、長期戦です。問題や疾患の違いにより、種々のマインドフルネスが研究開発されています。


★これが、回復経過です。重いうつ病などですから1年から1年半かかります。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/16-kumamoto2.pdf
★うつ病を治す新しいマインドフルネス精神療法。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouza/2014kouza.htm
 呼吸法をしながら、自己洞察して、背外側前頭前野を活性化するマインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)。 1993年から、うつ病の回復のためのマインドフルネスを実施。
 数年前、全面的に西田哲学で体系化した。西田哲学と背外側前頭前野、ストレスホルモンなどとの関連を考慮したマインドフルネス精神療法。 うつ病、不安症/不安障害、過食性障害などに効果。非定型うつ病、パニック症、PTSDも回復。
2014年から、重いうつ病、不安症/不安障害、過食性障害、PTSDなどを回復支援するマインドフルネス瞑想療法士の育成講座。次のリストのように、全国にふえていきます。

★うつ病、パニック症、PTSDなどを改善する支援のマインドフルネス心理療法を提供するカウンセラーが全国に。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-02/69-all-counseller.pdf

★マインドフルネスの研究雑誌も。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/kikansi-mokuji.htm
 薬物療法や他の心理療法でなおらなったうつ病、非定型うつ病、パニック症、広場恐怖症、PTSDなどもかなり治る時代になりました。ただし、感覚、呼吸、身体動作の観察ではなくて、もっと深いマインドフルネスで、しかも1年近くマインドフルネスをしないと完治しません。それほどに、悩の各部位が傷ついています。この雑誌は、メディカルオンライン、「医中誌」(医学中央雑誌、6論文)にも採択された。

★研究発表大会も
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/taikai.htm


【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 21:09 | うつ病 | この記事のURL
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