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新潟県でマインドフルネスSIMTの活動開始 [2017年07月22日(Sat)]

新潟県でマインドフルネスSIMTの活動開始

 マインドフルネス新潟 マイトリー

 うつ病、不安症、過食症、家族の緊張やすべての人の職場での人間関係、生き甲斐の悩みまでも改善の支援ができる 日本的マインドフルネスSIMTの活動が ついに新潟県で始まりました。

 北陸は、富山県だけを残すのみとなりました。
★マインドフルネス瞑想療法士(MMT)がオープンの活動をする県
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3546

 新潟県民のみなさん、応援をお願いいたします。次回は、8月6日です。

http://mindfulness-niigata.simdif.com/つれづれなるままに-h.html


★マインドフルネスSIMTは第3世代の認知行動療法
Posted by MF総研/大田 at 19:42 | 新しい心理療法 | この記事のURL
マインドフルネス瞑想療法士認定講座の第7講義 [2016年12月11日(Sun)]

マインドフルネス瞑想療法士認定講座の第7講義

 昨日は、マインドフルネス瞑想療法士の認定講座の第7回でした。

第7講義  初期仏教の実践と哲学思想の問題

第1 テキスト
「マインドフルネス心理療法入門講座5回目レジメ」
(A)『マインドフルネスSIMT基礎講座 第7』
   =初期仏教の実践と哲学思想の問題
(B) 『初期仏教のマインドフルネス 〜 「正念」の方法』
(C) 『パニック症と広場恐怖症』

第1 初期仏教にある正念とマインドフルネスの問題

 1)マインドフルネスは哲学なしでいいのか
  ビパッサナー瞑想は、
  東南アジア諸国に伝わるパーリ仏教の方法
  釈尊の直説ではない。
2)三世実有・六道輪廻
3)初期仏教の解脱・涅槃・悟り
4)僧侶の修行の進度・聖者に4段階
5)無我・執着のないこと
6)ダルマの実体視
7)世界の構成要素=五位七十五法
   これを実体視視した(大乗仏教から批判された)
8)四諦・八正道
  八正道のうちの「正念」は経典にどう記述されていたか。
   アメリカのマインドフルネスMBSRの観察するのは、ごく一部。

第2 大乗仏教が批判した初期仏教の問題

1)大乗と初期仏教の違い
 家庭、職業を捨てる初期仏教。大乗仏教、日本仏教は家庭職業の中で至誠の実践。
2)三世実有・法体恒有の批判
 すべての人間の根底の絶対平等性が言われない。
3)初期仏教には利他がないという批判
 家庭職業を持たず自分たちだけ戒を守り修行して、六道輪廻からの解脱を求めていくので、社会での問題解決から離れていて「自利」だと批判された。家庭職業の中で、下のような深い哲学を体験的に証明して苦悩から解放されるべきで、当然、すべての人がこの人生で(六道輪廻でなく)苦悩を解決して社会創造に参画していく哲学と実践が大乗仏教で強調された。

第3 現代の仏教学、哲学からの批判

1)仏教学者禅学者からの批判
2)西田幾多郎による初期仏教批判
3)他の哲学者からの問題指摘

 総合すれば、初期仏教の思想哲学、実践は、家族、職業を捨てた純粋の出家が行うもの。現代のように家庭、職業を持つ人が、その中で至誠の実践をして、本音(初期仏教で煩悩といったものに類似)や人間の自然の愛情(人や社会に対する)を滅尽することなく、至誠の工夫をしながら悟りを得ることができるという後世の禅(道元禅師、禅ではないが親鸞聖人、西田幾多郎、鈴木大拙、井筒俊彦など)とは異なる。

 こういう批判を克服する日本的マインドフルネスを研究すべきである。長い人生で、家庭職業を持つ人が、他者にいう技法としてでなく、自己が社会貢献活動(ポイエシス)をしながら、一生実践していく自己成長実践(プラクシス)が日本にあるので、深い哲学(自己、世界、社会、組織と個人、絶対者、人間の平等性、人格の尊厳、全体性など)、自他不二(身心、自己他者、自己と世界、自己と絶対者)の哲学を持つ日本的マインドフルネスが開発されるべきである。それにより、浅い技法を包含しているので、幅広い領域で社会問題の解決の支援ができる、そういう改善が期待される問題は実に多いと思われる。第2回目の大乗、新大乗という人もいたが、 「仏教」という必要はないかもしれない。宗教の違いを包含して全人類に共通であるから、仏の教えという必要もないかもしれない。「西田哲学的マインドフルネスSIMT(自己洞察瞑想法)」とでも呼べばいいだろうか。 うつ病、不安症/不安障害、過食症、はほんの一部。日本的マインドフルネスは、ひろく、深く活用できるだろう。


第4 パニック症と広場恐怖症

参照:テキスト『パニック症と広場恐怖症』
 不安症/不安障害のなかでも、割合多いのがパニック症である。 広場恐怖症と併存することがある。
パニック症と広場恐怖症もSIMTでよく改善している。

詳細は機関誌「マインドフルネス精神療法」第2号

(今期の特別講義)

 東北大学の先生から
「マインドフルネス瞑想と脳機能
 ーSIMT、西田哲学との対応ー」
についてご講義いただきました。マインドフルネスSIMTと西田哲学の行為的直観と脳神経科学の関係です。 スポーツや演奏家は、その行為中、自己意識が脱落している行為的直観。 西田哲学によれば、観ることと行為することとが瞬時にわかちがたく推移していく。ゆっくり観察する脳回路(背外側前頭前野か)とは違う部位が用いられているにちがいない。
先生のお話では、叡智的自己の行為的直観は、島皮質や線状体、前帯状回などが関係しているよう。(意志的自己の意志作用は背外側前頭前野)

(講師による講義内容の要約)
「マインドフルネス瞑想と脳機能―SIMT,西田哲学との対応―」

 叡智自己より浅い自己である意志的自己で行使される意思作用は,自己洞察瞑想の熟練度は叡智的自己を体験した者よりも低いため,Default mode network(DMN)の活動が増加する時があり雑念が入りやすい(見ている,聞いている,考えている自分に気づく過程があるために意図的にDMNを活動させている?)。そのため,島皮質の働きにより課題に取り組むモードに入った後,背外側前頭前野を中心とした認知コントロールが積極的に働くTop-down型の処理がなされて雑念(価値崩壊の欲求)が抑えられ,前帯状回を中心とした働きによりモードが維持されて価値実現行動が遂行されるものと考えられる。一方,叡智的自己における行為的直観は,瞑想の熟練度も高まり自己意識が落ちた瞬間的な判断による行動であるためDMNの活動は低い状態であると考えられる。島皮質により課題に取り組むモードに適切に切り替わった後の認知コントロールの働きは課題の新規性により異なり,新規の課題では前頭前野を中心とした領域の活動が活発に働き課題に向けた認知と行動の調整が頻繁になされるが,熟練した作業や課題ではすでに認知や行動の処理の方法を学習しているためにこれらの領域の活動はそれほど高まらないと考えられる。これらのコントロールは前帯状回を中心とした働きにより維持されて価値実現行動が遂行されると考えられる。結論として,西田哲学における自己の階層と深さとその実践方法により働く脳領域および脳ネットワークが異なると考えられる。

第5 SIMTのセッション7
セッション7は、不快事象の受容

不快なことを受けいれる洞察実践を整理します。 これまで、断片的にトレーニングしてきましたが、現実の人生には受け入れがたいことがおきるのが当然、必然という哲学を理解し、実際受け入れます。 そして、その中でも、自分の生きがいを感じることをみつけて生きていきます。 社会の中で生きているので、社会の中に生きる道をさがしみつけます。 まとめです。家庭、職場、仲間の中で起きる「小さな不快事象の受容」で、トレーニングします。大きな不快事象の受容も基本的には同じです。

次回は、マインドフルネスのための道元禅入門
参考(見て見ぬふりする社会)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
 見る、考える、行為する、広さ深さ。
Posted by MF総研/大田 at 20:50 | 新しい心理療法 | この記事のURL
行事のおしらせ [2016年11月10日(Thu)]

行事のおしらせ

 西田哲学によれば、人の意識作用には浅い深いがあります。日本の西田哲学は最も深いマインドフルネスを提案しています。これを実践化すると、最も深いマインドフルネスになります。日本のおかれた現状は、深いマインドフルネスも必要です。真の自己は、対象的には観察できません。これも活用しないと解決できない問題が起きています。対象とならない自己にかかわることです。 井筒俊彦氏がいうように、深い位置からは、浅いものも見えます。金子みすゞも深い位置から見ます。

★最も浅いマインドフルネスSIMTです。
 高齢者向け「マインドフルネス心の健康体操」⇒ 蓮田市老人福祉センターで
11月22日、12月13日、27日

★ちょっと深い「マインドフルネス心の健康体操」
 一般の希望者向け。マインドフルネスSIMTの理論と実習。  ⇒こちら
 11月25日、1月27日。(毎月最終金曜日)
★同じくらい、意志的自己のマインドフルネスSIMTの体験会
 マイシム・カフェ東京
 初心者向け体験会です。
 11月26日、1月21日

★かなり深い日本的マインドフルネスSIMT
 うつ病、不安症、PTSD,過食症、人間関係などを改善するマインドフルネス。
 そのカウンセラー(マインドフルネス瞑想療法士)の育成講座
 埼玉講座  11月12日、12月10日、1月14日。
 沖縄講座11月19日20日、1月21日22日。
 ☆2017年度。埼玉講座日程(すでに数名の申し込みがあります。先行受付いたします。)
 2017年度、他の都市で。こちらにおしらせ

★最も深い叡智的自己、人格的自己のマインドフルネスへ。
 井筒俊彦の無分節、西田幾多郎の絶対無、鈴木大拙の日本的霊性。
 深いマインドフルネスでないと解決しない問題があります。低い自己評価、人格を否定された苦悩による精神疾患、死の問題(がん哲学のように対象的な観察では支援できない自己存在)からくるうつ病、自殺。活動が制限された封建時代のマインドフルネスではなくて、もっとも洗練された現代の家庭職場で活きる究極のマインドフルネスが西田哲学。その実践、実現へ。
  マインドフルネス精神療法研究会
11月13日。次は2月5日、3月5日、4月2日です。4月から埼玉会館で。

★日本で唯一のマインドフルネスの雑誌。
「マインドフルネス精神療法」
第3号の原稿を募集します。日本的マインドフルネスの論考、マインドフルネスSIMTで治った体験などを募集しています。すぐれた論文は「医中誌」(医学中央雑誌)に掲載されます。また、ほとんどすべての論文がメディカルオンラインに収録されます。
★マインドフルネス精神療法研究第3回発表大会 
 
 2017年5月20日、大宮ソニックシティで。

★寄付講座
 テレビで数回放送されましたように、マインドフルネスは世界中でブームになっています。日本は遅れています。アメリカには、重症のうつ病を改善する深いマインドフルネスもありますが、日本では再発予防のマインドフルネス認知療法がおこなわれている段階です。心理学や精神医学も深いマインドフルネスを研究していただきたいです。現状のことで忙しいために、難しいと思いますが。新しいことは誰がすすめるのでしょうか。
 埼玉県内の心理学、医学のある大学に、寄付講座を行います。ご希望により1〜3回で。無料です。
Posted by MF総研/大田 at 12:15 | 新しい心理療法 | この記事のURL
「見て見ぬふりをする社会」(2) [2016年10月25日(Tue)]
★うつ病、不安症/不安障害など、薬物療法や心理療法で治らない方を支援することは大変なエネルギーが必要です。専門家は知りたくない、情報をとざす。それで「見て見ぬふり」される。

「見て見ぬふりをする社会」(2)

 次の本で一種の「闇の心理」をみています。

「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、仁木めぐみ訳、河出書房新社

 次のことばがあります。
 「人間には事実を知りたくないと思ったり、葛藤や変化を回避するために問題が存在しないと考えたりすることがあるのを、我々はみな認識している。」

 「見て見ぬふりをすることで、その脅威自体が存在しないのだから変わる必要はないというふりをする。それに、葛藤を避けようと必死で努力する。脅威がそこにないなら,それと闘う必要ないというはわけだ。現状を変えたくないという思いと、葛藤を避けたいという気持ちが合わさって、直面したくない問題と葛藤を直視するのを避ける。」(p131)

 幹部も構成員もこうした傾向でいると、その組織は外部世界から遊離し、社会に貢献できなくて、消滅していくおそれがある。現実になるまで、回避する。
★「見て見ぬふりをする社会」
(1)
(2)


https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
★無視・傍観・軽視・放置・見放される病=うつ病

★専門家、学問のエゴイズムが起きる仕組み=西田哲学の研究者から

Posted by MF総研/大田 at 19:41 | 新しい心理療法 | この記事のURL
レベルの違うマインドフルネスがある [2016年10月23日(Sun)]
昨日、マインドフル・ライフ協会の定例会でした。講師のおひとりが、西洋的マインドフルネスには、欠陥があるといわれたことが印象的でした。私がよくいっていることと類似します。日本の人が最も深いマインドフルネスを開発して長く探求されてきました。これを現代人ができる理論と方法とを開発しなければなりません。
オルテガがいうように、学者も社会の利益よりも自分の利益を重視します。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4630
★現在の多数説を批判する革新を排除する、長老、権威。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3286
★押し付けないで! 社会は変転しゆく。押しつけているとそんな団体は衰滅していく。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2835
★様々なマインドフルネスを自由に学問的な議論ができる場
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4120
☆若者よ、権威、壁にあらがおう
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4840
★学者も長老も新しい時代環境によって生じる、自分を超える新しい学説をいう人を排除したくなる。それで、公益が妨害される。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4434
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4115
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3855
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3610
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3653
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2787
☆マインドフルネス心理療法には感覚の観察から思考、行為、闇の心理、自己存在を観察するものまであります。流派によって違います。うつ病、不安症/不安障害、過食症、家族対人関係の改善などは、意志作用レベルのマインドフルネス心理療法を用います。 (大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社)
☆さらに深刻な問題は、叡智的自己レベルのマインドフルネスです。 (大田健次郎『マインドフルネス入門』清流出版)
☆さらに、自己の根源の絶対無を自覚するのが人格的自己のマインドフルネスです。日本の深い禅です。自己の永遠の死を知り新しい自己に生きるのです。(2022年2月出版)
仮題「死を超えるマインドフルネス」
 (〜 がん哲学マインドフルネス)

自分の心理現象の観察は「無評価」だけではいけないこと、評価観察が公益になる問題があることの一つの証明です。

早稲田大学での講義(6)

(もう、この講義は行っていません。2年間だけ行いました。当時は、ポージェスのポリヴェーガル理論も知られず、「大乗非仏説を超えて」の研究もまだなく、欧米のマインドフルネス<静かな環境で無評価の観察>や初期仏教の四諦八正道<煩悩を評価するが六道輪廻から解脱が目的>が高く評価されていました。日本的マインドフルネス<対人現場で評価し感情が起きるが価値 実現を目標とした行動で世界創造>は、高度であるために有効性を理解し<評価>し ていただけませんでした。2年だけの短命でした。オルテガがいうように大学は多数派説だけが教えられるようです。
しかし、その後、マインドフルネス瞑想療法士🄬の活躍により、うつ病や非定型うつ病、PTSDなどの事例の発表がふえています。今の日本には必要であると<評価>してくださる人々もおられます。このように多数派説だけが大学で評価される。まさに、大学も誰かの意見で<評価>する世界です。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4737
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4013
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4341
 大学は多数説のみが教育されがちですが、しかし、少数説も社会貢献できる場があるべきです。多数派が無視傍観見捨てている場で苦悩があり、常に生じる新しい問題を解決していくために、学問も現状を批判的に評価する少数説による見捨てられてきた領域の科学的研究が必要です。

以上は、後からの追記です。以下が、講義直後の記事です)



 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 3について、述べます。 日本人はすべての自己のマインドフルネスを探求してきました。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。 この人格的自己です。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

レベルの違うマインドフルネスがある
  昨年の要約 - 講義p4.pdf

 知的自己は、感覚、思考で知識を得る自己です。このレベルを観察するマインドフルネスがあります。

 さらに深い意志作用を観察し行使するマインドフルネス心理療法があります。意志的自己は、行動にかかわるすべての意識される意識現象を観察し、行動まで観察します。無評価だけではすみません。家庭や職務を遂行するために価値に合致するものかどうか瞬時に評価決意する必要があります。日本で開発されたマインドフルネス、自己洞察瞑想療法(SIMT)は、このレベルです。うつ病や不安症/不安障害、過食症などの改善や予防、職場で職務を遂行する自己は、このスキルが必要です。
 このような改善効果があります。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/senmonka/16-kumamoto2.pdf
 うつ病、非定型うつ病、パニック症、過食症、痛み、家族間の緊張不和が 改善します。薬物療法でも、第二世代の認知行動療法でも治らなかった患者さんですが、 マインドフルネスSIMT(第3世代の認知行動療法)で、1年くらいで治っています。重いですから、これくらいかかります。
 うつ病は、自殺があります。深い意志的行為ができない苦悩、自己存在を消そうとする苦悩です。浅いレベルのマインドフルネスでは支援できません。こういうことが無視、傍観されているようです。なかなか治療法が普及しません。
http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-02/69-all-counseller.pdf
現在、30名ほどのマインドフルネスSIMTの支援者がいます。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
無視・傍観・軽視・放置・見放される病=うつ病

 さらに深い作用があります。叡智的自己の行為的直観、さらに人格的自己の創造的直観があります。これらを身につけるマインドフルネス実践があります。

(参考)「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、河出書房新社。
 次の記事で述べます。

早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
【目次】道元禅師のマインドフルネス
 この深い日本的マインドフルネスも!

Posted by MF総研/大田 at 19:51 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義(5) [2016年10月22日(Sat)]
本日、マインドフル・ライフ協会の定例会でした。講師のおひとりが、西洋的マインドフルネスには、欠陥があるといわれたことが印象的でした。私がよくいっていることと類似します。日本の人が最も深いマインドフルネスを開発して長く探求されてきました。これを現代人ができる理論と方法とを開発しなければなりません。
☆マインドフルネス心理療法には感覚の観察から思考、行為、闇の心理、自己存在を観察するものまであります。流派によって違います。うつ病、不安症/不安障害、過食症、家族対人関係の改善などは、意志作用レベルのマインドフルネス心理療法を用います。 (大田健次郎『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社)
☆さらに深刻な問題は、叡智的自己レベルのマインドフルネスです。 (大田健次郎『マインドフルネス入門』清流出版)
☆さらに、自己の根源の絶対無を自覚するのが人格的自己のマインドフルネスです。日本の深い禅です。自己の永遠の死を知り新しい自己に生きるのです。(これも、2021年12月に出版する予定)

早稲田大学での講義(5)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 2の概要をご紹介しましたが、主体について、最も深い主体について述べます。 日本人が探求してきました。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。 この人格的自己です。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

人格的自己=東洋の哲人
  絶対無分節の次元から見る人

 井筒俊彦の言葉です。

 「いわゆる東洋の哲人とは、深層意識が拓かれて、そこに身を据えている人である。表層意識の次元に現れる事物、そこに生起する様々の事態を、深層の地平に置いて、その見地から眺めることのできる人。表層、深層の両領域にわたる彼の形而上的・形而下的地平には、絶対無分節の次元の「存在」と、千々に分節された「存在」とが同時にありのままに現れている。」井筒俊彦『意識と本質』岩波書店、p16)

(注)形而上:時間・空間の形式を制約とする感性を介した経験によっては認識できないもの。超自然的、理念的なもの)

 浅い自己は深いものを見ることはできません。金子みすゞがよく表現しています。いわしの大漁にうかれる人間は、海の中で葬式をするイワシを見ることはできません。こすずめをとらえて遊ぶ子供の母親は喜んでいますが、屋根の上で悲しく見ている親雀を見ることはできません。しかし、 海中のいわし、屋根の親雀は、全体をみています。同様のありさまを井筒は言っているのです。
 深い自己を知る哲人=悟りを得た人=人格的自己は、もっとも深い位置から表層を見ることができます。しかし、そうでない人は、表層しかみえません。視野がとても狭いのです。
 日本の禅僧は、深い自己を知り、そこから見た「世界」を知っているのです。 西田幾多郎博士はいいます。たった一度きりの人生、真の自己を知るべきでないかと。さもないと、専門家にはそれぞれの自我を最もえらいといううぬぼれが 働き、自己中心、エゴイズムの争いの世界になります。真相が解明されず社会の問題解決の進展を妨害します。学問にも、不正、ねつ造、浅い還元主義・画一的定義への閉じ込め、文献の書き換え、良きものの否定無視が起きてきたことをご存じでしょう。 V・E・フランクルがよく指摘しました。

 こういうことが広く行われるので、禅の真相があまり知られていません。鈴木大拙、西田幾多郎、西谷啓治、竹村牧男氏などが教えてくれましたが、それが広く知られていません。現代に生かされていません。浅いところから深い哲人を否定、みてみぬふり、傍観。救済されず困るのは専門家でない一般市民。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2629
学問の還元主義・画一主義を批判する V・E・フランクル

 実は、マインドフルネスも深いものは社会貢献が大なるはずですが、見てみぬふり、無視、傍観が多いです。それは、浅いものから深いものまでの全体を見た禅なのですから。講師が指摘されたように、西洋的マインドフルネスは問題がありそうです。学問は広く深い社会問題への解決支援をどうするのでしょう。
 深いマインドフルネスは容易でないので、支援できる人が今は少ない。やはり、数が力なのでしょう。患者さんに情報を届ける力がいる。日本的マインドフルネスをすすめる人が1000人になれば、変わるでしょうか。

(参考)「見て見ぬふりをする社会」マーガレット・ヘファーナン、河出書房新社。
早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 20:36 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義(4) [2016年10月21日(Fri)]

早稲田大学での講義(4)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 昨日2の概要をご紹介しましたが、主体について、もう少し加えます。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

 感覚を意識する自己、思考する自己を意識するのが、知的自己です。知的自己では満足できません。人は社会のために働くことを生きがいとするので、自己の目的を描いて、それを実現する行為ができる自己を愛します。意識的自己です。

 意志的自己になることも大変です。これができない人が大勢おられます。暴言、能力で家族を悩ませる人は意志的自己ではありません。

 意志的自己であるつもりの人が悩むことがあります。意志作用では解決しない問題を持つのです。専門家の苦悩がそうです。自己の本務を見つけたのに、うまくいかない。
 また、意志的自己が死ぬ苦悩、意志的自己を嫌悪する苦悩があります。こういう悩みは、浅い意識を観察することでは解決しません。だから、深い意識を観察するマインドフルネスが必要になります。

 さらに、自分の思う価値はすべて実現できているのに、良心の責めで苦しむ人、「意識する自己の死」の苦悩 があります。苦悩は解決できると日本の禅、西田哲学は探求してきたようです。
 自己を意識する意識、これで苦悩することがあり、これを観察して解決の方策を探求します。その自己に、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。これを探求してきたのが西田哲学といえます。なすべきことがたくさんあります。

 人が解決したい問題には、感覚レベル、思考レベル、行動レベル、自己存在レベルがあります。 浅い手法では深い問題を解決できません。様々なマインドフルネスが必要になっています。.

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3085
☆感覚レベルのマインドフルネスMBSR

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2768
☆叡智的自己(宗教ではないレベル)

早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 19:17 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義(3) [2016年10月20日(Thu)]

早稲田大学での講義(3)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 今日は2の概要をご紹介しましょう。

 西田幾多郎博士によれば、自己を意識することを、自覚といいます。 その自己の自覚には、判断的自己、知的自己、意志的自己、叡智的自己、人格的自己があります。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3291
 自己の階層

 意識的自己まで対象的に意識できます。しかし、意識できない作用があり、それの主体として叡智的自己と創造的自己があります。たいていの人は意識的自己を真の自己とみなしているでしょう。魂をそれだと思っているでしょう。しかし、西田博士によれば、そのように「意識されるもの」は意識の対象であるから、真の主体が奥にあるといいます。
 意識されない自己として、叡智的自己と人格的自己があるといいます。これもトレーニングによって自覚できるようになります。それが「禅」でした。西田博士が、人格的自己も論理的に記述しました。ただし、哲学は言葉で反省するもので、実際ではありません。実際は宗教としての「禅」で実践しました。その方法は、一般人向けでなかったために、西田博士は、新しい方法が開発されるべきだと指摘しました。今の「マインドフルネス」がその一つといっていいものです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2768
☆叡智的自己(宗教ではないレベル)

【連続記事】
「哲学を知り実践するマインドフルネスSIMT」

「がん哲学外来」に寄せて
⇒目次

【目次】日本のマインドフルネスの再興を
Posted by MF総研/大田 at 22:07 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義(2) [2016年10月19日(Wed)]

早稲田大学での講義(2)

 早稲田大学での講義は日本的な深いマインドフルネスの全体展望でした。 もう少し説明しておきます。「 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でしたが、次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 今日は1の概要をご紹介しましょう。

 禅もマインドフルネスでも、自己の「意識現象」を観察します。その意識には浅い深いがあります。 感覚がもっとも浅い。人生の問題の解決のためには、その問題にぴったりのところを観察する必要があります。西田哲学によれば、浅いものから次のとおりです。 これらを観察しなければなりません

1.知的意識現象
 感覚(五感覚)
 身体動作
2.思考

さらに深い意識
3.意志的自己の意志作用
 価値実現の意志、価値崩壊の衝動的欲求
4.叡智的自己の行為的直観
   (意志作用よりも深い)
5.最も深い奥の働き
 創造的直観(自覚的直観)

◇ほかに微妙な意識現象があります。
6.仏教で「煩悩」と言われた意識。  意志的自己のSIMTでは「本音」といいます)
 浅いものから深いものまである。科学の進展を妨げる偏見、定義もある。
7.価値(意味)
8.感情(それぞれ浅い感情から深い感情まである)
9.自己存在

 日本的マインドフルネスは、これらのすべてを観察(マインドフルネス)します。 人には、浅い苦悩から深い苦悩まであるからです。
Posted by MF総研/大田 at 18:11 | 新しい心理療法 | この記事のURL
早稲田大学での講義 [2016年10月18日(Tue)]

早稲田大学での講義

(もう、この講義は行っていません。2年間だけ行いました。)

 今日は、早稲田大学で講義を行いました。「 メインテーマは「日本的マインドフルネス」でした。 次の内容です。

1.意識現象の階層
2.自己の階層(意識現象を起こす主体)
3.それぞれの実践
4.日本文化に流れる日本的霊性

 概要をご紹介しましょう。

 最後の日本文化にながれる禅、もっとも深いマインドフルネスを体現した人、探求した人です。

能=世阿弥
俳諧=芭蕉、永田耕衣
茶道=利休
宗教=親鸞、道元、良寛
芸術表現=雪舟、良寛、仙香A白隠
作家=夏目漱石、岡本かの子、宮沢賢治,川端康成、志賀直哉、遠藤周作
女性解放運動=平塚らいてふ
医師=永井隆、神谷美恵子、森田正馬
詩人=金子みすず、 高橋新吉
教育=片岡仁志
陶芸=河井寛次郎
画家=東山魁夷
哲学者=西田幾多郎、久松真一、西谷啓治、井筒俊彦
仏教学=鈴木大拙、秋月龍a、竹村牧男

 時間切れとなり、金子みすゞをちょっと紹介しただけに終わりました。

 マインドフルネスSIMTは、このレベルの真の自己とは何かも探求します。 意志的自己、叡智的自己を超えて、人格的自己です。

(続く)
早稲田大学での講義
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6) レベル(階層)の違うマインドフルネス
 ここは資料を用意していたのですが、時間がなくて配布もできませんでした。もし、講義に出席なさった方が今、ご覧になっていれば、メール添付でお送りいたします。
Posted by MF総研/大田 at 21:39 | 新しい心理療法 | この記事のURL