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家族の愛の特別なありかた(2) [2026年03月09日(Mon)]

ヴィクトール・フランクル
 〜それでも人生には意味がある

第6回 人生の中の出逢い
 〜 家族の愛の特別なありかた(2)

 3月22日、フランクルのテレビ放送の第6回は「人生の中の出逢い」です。

 この回のテーマは、夫婦の「愛」です。

 フランクルは、夫婦の愛は「体験価値」の特別のありかたとしました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5784
家族の「愛」とは3つの価値のうち体験価値の特別のありかた

 「愛」は心理的次元ではなく、「精神次元」です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5785
★3層の「愛」がある
 〜身体的次元、心理的次元、精神的次元

 「愛」は、相手の死後も続くといいます。これを理解しておけば、「愛」するひとが亡くなって、残された遺族がうつ病になったり、後追い自殺を予防できるはずです。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5839
★愛は死後も続く

 「愛」は「体験価値」の特別のあり方としましたが、「存在価値」の意味もあると言っています。だから、愛する人を亡くすことは、遺族にとって、非常に厳しい危機的事態です。遺族が、うつ病になるのもこの故です。
 フランクルが「愛」の特殊さを述べたことを、この記事に引用しました。フランクルも「愛」の志向するのは、愛する人の「存在」です。「現存在」の「本質」です。創造行為でも体験行為でもありません。それらは「当為価値」であり「存在価値」ではありません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5787
★高齢者の自殺 愛する配偶者がいても、いなくても

 日本でも、高齢者の自殺が多いのですが、愛する配偶者を亡くした人も危ないですから、うつ病、自殺防止対策になるように、フランクルの哲学をよく理解したいと思います。

 (続く)

【注】

(注1)NHKこころの時代 テキスト 『ヴィクトール・フランクル 〜それでも人生には意味がある』勝田芽生、NHK出版

(注2)大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
SIMT:Self Insight Meditation Therapy(SIMT)、自己洞察瞑想療法

(注3)大田健次郎『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社

(注4)NHK E テレビ「100 分 de 名著」、『ヤスパース哲学入門』戸谷洋志

(注5)フランクル『人間とは何か』山田邦男監訳、春秋社

(注6)山口尚『幸福と人生の意味の哲学』トランスビュー

(注10)フランクル『識られざる神』佐野利勝・木村敏訳、みすず書房

(注11)竹内綱史「ニーチェ哲学における良心という問題」(『宗教哲学研究(第20号)』北樹出版

(注12)後期に属する西田哲学の論文が「実践哲学序論」、および、「ポイエシスとプラクシス」にまとめられている。 →
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3582
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3329
★後期西田哲学の実践論

(注13)フランクル『意味への意志』 山田邦男監訳、春秋社

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5750
【目次】ヴィクトール・フランクルと後期西田哲学の実践論
 〜それでも人生には意味がある
Posted by MF総研/大田 at 20:06 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL