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フランクル、西田哲学、脳神経生理学 [2025年12月31日(Wed)]

フランクル、西田哲学、脳神経生理学
 〜 精神療法の視点から

(1)判断作用と感覚

 まもなく、令和7年も暮れます。
 今年も、つらかったひとが多いでしょう。孤独・孤立、うつ病や不安症がなおらない、何をしたいかわからないで空虚、・・・。

 つらいこともある人生、それも生き抜いていく底力がひとにはそなわっていると教えてくれた、フランクル、西田哲学、そして最近すすんできた脳神経生理学。
 自分が持っている働きだから、これを賢く使っていけば、うつ病や不安症を治し、障害があっても、つらいことがあっても生きていくことができることを教えてくれた人々がいます。

 フランクル、西田哲学、脳神経生理学の共通点を簡単な図で整理してみます。

フランクル、西田哲学、脳神経生理学(1)

◆判断作用

 人は生きていくうえで、必要な「知識」を習得する。人は「判断」という意識の働きを用いている。自分と外の世界はべつものだ。外には、無数の物がある。その区別を分類して知識としていく。生きていくうえで必要だから。

図1 判断作用
KN-02c-作用の階層-判断作用.jpg

◆感覚

 外に物がある。山や鳥がある。花が、車が。それを知るのは、自分に「感覚」という作用があるためだということが理解されるようになる。
 日本人は、大きく分類して、5種としてきた。「五感」という。見る、聞く、臭う、味わう、いくつかの身体感覚、暖かさ、痛み、かゆみなど総称して「触覚」。
 5つを自分の感覚器官が働いて、作り出すということを理解する。
 「外」に「山」や「鳥」が存在するように感じられるが、それは、自分の視覚器官、目が作り出す映像を見ていると理解する。自分は、視覚作用を持つ。
 視覚作用が働いた瞬間、山、鳥、と言う判断がされている。聴覚作用、味覚作用なども同様。 何かの音を聞いた瞬間、鳥だ、車だ、判断もしている。
 精神疾患を治し、死なないで生きていくうえで、自分の行使する「意識の働き」を「科学的に」理解するほうが、信じやすい。「科学的」にということは、ロゴセラピーとして、精神療法として(自己洞察瞑想療法)、脳神経生理学として。
 ブームになった「マインドフルネス」(第一次)は、これを「観察」するのが主なトレーニングである。これだけでは、うまく生きていけない。ひとは、もっと深い「働き」を行使する。

図2 感覚
KN-02c-作用の階層-感覚.jpg

 先走っていうと、フランクルが「心理」というのは、西田哲学で「意志作用」という浅い意識の働きで、これだけでは、人生を生きていけない。
 フランクルがいう「精神」、西田哲学が「行為的直観」という深い作用をうまく用いていく。 ブームの「マインドフルネス」(第1次)は、感覚と意志作用の一部までしか観察しない。
 精神疾患を治したり、死なないで、生き抜いていくためには、「精神」、行為的直観までを用いる。

(編集中です)


【目次】フランクル、西田哲学、脳神経生理学
 〜 自己の意識の働きから


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5812
(6)自覚的直観

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5811
(5)行為的直観

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5809
(4)意志作用

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5808
(3)思考

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5807
(1)判断作用、(2)感覚
Posted by MF総研/大田 at 07:36 | マインドフルネス心理療法 | この記事のURL