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過労は「悪」ー脳血管・心臓系での病死や自殺のリスク [2025年12月22日(Mon)]

過労は「悪」ー脳血管・心臓系での病死や自殺のリスク

 広告大手電通の新入社員だった高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺してから25日で10年というニュースが。母幸美さんは、過労死のない社会を求めたという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2025122000276&g=soc
◆「過労死なくならない」 高橋まつりさん母、悲痛な思い―電通社員自殺、25日で10年
(時事通信 12/20/2025)

 過労から脳血管系・心臓系の疾患で突然死を起こしたり自殺をひきおこすことが知られています。

◆厚労省のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000053725.html

◇業務における過重な負荷による脳血管疾患・心臓疾患を原因とする死亡
◇業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡
◇死亡には至らないが、これらの脳血管疾患・心臓疾患、精神障害

 なぜ、自殺がおきるかというと、過労状態は睡眠時間の不足、身体疲労、精神的苦痛などから、交感神経が興奮し、ストレスホルモンが分泌されて重いうつ病になるリスクが高まります。

 こういうストレスは、高血圧を招き、血管系、心臓系の病気を引き起こし、突然死がおこったり、重い疾患や後遺症を起こしたりします。メンタルに強いつもりの人も身体的にはこたえており、危険です。

 過労だと15時間前後職場にいて、通勤時間が往復2時間かかるので、睡眠時間が極端に短くなり、危険です。

 こういうことがあると、本人と家族が長年月にわたり苦しみます。こういうことに関心が薄い職場は「ブラック職場」という評価がされます。有能な人材が集まらなくなるおそれがあります。

 経営者も管理者も部下の労働時間を適切に管理しなければなりません。

 働いている本人の家族も、注意が必要です。過労気味の本人は、うつ病からの希死念慮の理解がなく、そして、休養すれば、自殺しないですむということを理解できません。だから、家族が時々、様子を見て、過労気味であれば、無理にでも医師の診察を受けて、休退職を強く求めるべきです。「死なれるよりまし」ということを家族は当然ながら知っていますが、本人は理解していません。うつ病は、薬での治療をしても、長年、治らない場合もあり、その職場を退職後までも自殺のリスクが残るような怖い病気です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5624
★こうして自殺に至る


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【連続記事】自殺防止 2025年
Posted by MF総研/大田 at 22:10 | 自殺防止対策 | この記事のURL