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高齢になるとうつ病による自殺のほか  〜 認知症になると自殺でなくても死亡しやすい [2025年11月17日(Mon)]

高齢になるとうつ病による自殺のほか
 〜 認知症になると自殺でなくても死亡しやすい

 日本人の死亡原因トップは「認知症」だという報告がありました。
 高齢になると、自殺が多いのですが、それは「うつ病」になったためです。高齢になると、うつ病になりやすいが、認知症も多いです。認知症は、自殺しないから大丈夫というわけではありません。認知症の人は、誤嚥性肺炎や入浴時の溺死などで死亡することがあり、死亡原因のなかで認知症がトップだそうです。

https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2025/3/21/250321-1.pdf
◆日本人の死因トップは認知症

 高齢になると、うつ病も認知症も予防したいものです。
 イギリスのランセット委員会が発表した「認知症」の14個のリスク因子のうち、社会的孤立、運動不足、抑うつ、難聴は、うつ病のリスクにもなります。おまけに、うつ病は、認知症にも進行することがあります。両方とも、死亡リスクを高めて、老後の「健康寿命」が短くなります。
 うつ病になると、薬が効くひとはいいですが、薬で完治しないひとがいます。自殺の可能性と、認知症になってしまうリスクがあります。
 自殺の原因で多いのが「健康問題」です。その中で多いのが「うつ病」です。医師の治療を受けたのに、治らないことがあるためでしょう。意味の喪失、価値の喪失(注1)にまで深刻だと薬だけでは治りにくいのでしょう。精神療法も、フランクルや西田幾多郎が哲学的に説明したように、浅い認知行動療法(第1,2,3世代まで)では、不十分です。意味、価値の回復までを見据えた第4世代のCBTが効果的でしょう。
 なぜ、現在の薬物療法だけでは治らないのか。薬は主にセロトニン神経に作用します。眼窩前頭皮質の機能低下は、長期的な価値、生きる意味の遂行にかかわるところですが、ここが十分に回復しないと自殺のリスクや自分の生命を守る配慮が働きにくく事故などで死ぬリスクを高めることががあるのです。
 高齢になると、前の記事の図のように、うつ病、認知症のリスク因子が多くなるので、その予防対策が重要です。自治体などは、対策をとっていても、個人がまたその家族が対策を実践しないと、予防につながりません。家族や本人が予防法を学習して、実践すべきです。高齢者の子どもがこのことを知って、老いた両親が、予防対策に参加するための支援をしてほしいのです。

◆「教育不足」
 ランセット委員会が、認知症のリスク因子にあげている「教育歴」は、こうした、高齢者の身心の健康法を学習し理解することも含まれるでしょう。
 「教育」の不足は、認知症だけではなくて、広く見られます。
 若い女性の自殺、働き盛りのひとの自殺も多いですが、うつ病の心理、精神作用や神経生理学、予防法が教育されないのも、その大きな原因でしょう。学校教育でも社会教育でも、うつ病、自殺の教育が不足しています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1312
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