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マインドフルネス心理療法SIMTの可能性〜他のマインドフルネスは無評価である限り限界〜「うつ病」の治療法にならない【仙台市での10月の講演】  〜蓮田市での10月の講演 [2025年09月30日(Tue)]
【危機】国立大学病院の赤字過去最高285億円 収益増でも…なぜ? 〜シリーズどうなるニッポンの医療〜

◆自治体病院の9割近くが経常赤字という異常事態の中、入院基本料の大幅引き上げ、緊急の経営支援などを要望−全自病・望月会長

◆病院の6割が赤字経営…倒産寸前の危機的状況に「もう手だてはない。全てやりつくした」背景に何が?

マインドフルネス心理療法SIMTの可能性
 〜他のマインドフルネスは無評価である限り限界
 〜「うつ病」の治療法にならない
 【仙台市での10月26日の講演】

 一般向けには、次の【演題】です。内容は、別の記事でご紹介の予定。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5743
★10月仙台市での一般向け講演

◆ マインドフルネス実践による効果
〜日本独自のマインドフルネスの可能性

 専門家向けは、次の【演題】です。
 

◆ 日本発祥マインドフルネスSIMTの今後の展望
 〜SIMTでの援助をご検討の方へ

 専門家向けは、哲学、禅哲学、神経生理学、マインドフルネス学などの専門的な内容です。

講演・専門家向け

 支援の専門職向けです。支援にSIMTを検討したいかた向け。西田哲学の論理などがありますので、治したいひとやご家族には、理解できないかもしれません。また、治したい人には、無用です。一般向けで十分です。

 専門家向けの内容。

@ SIMTの概要(専門家向け)
    ◇哲学理論(後期西田哲学)と実践(SIMT)の関係
    ◇場所の論理で、作用と対象と主体、意識の浅いものから深いものまで階層、自己の階層の浅いものから深いものまで、など。
    ◇SIMTは、これらを観察するようにやさしくしているが、どういう関係になっているか。
A 他のマインドフルネスとの違い(専門家向け)
    ◇他のマインドフルネスは、哲学がない
    ◇他のマインドフルネスは、倫理がない
    ◇ACTは、もともと、うつ病、不安症の治療には用いられない。しかも、ACTは薬物療法とは併用できないという。それでは、日本におけるうつ病の支援、自殺対策には貢献できない。
    ◇こんなに、治らないうつ病、PTSD、自殺が多いのに、ACTでなぜ支援できないのか。 ACTは哲学はあるが「自己」の哲学と「評価」の哲学が日本でなじみ深い西田哲学や鈴木禅哲学と違っている。評価の現場や自己が問題になる現場(がん死の不安、うつ病などの希死、等)には貢献できていないだろう。指摘されないのは、実際臨床していないせいではないか。(文字での思索だけで)
B 海外マインドフルネスの限界・危険性
    ◇MBCT、ACT、弁証法行動療法。なぜ、うつ病などが治らないのか。
    ◇理論的な理由(西田哲学からみれば、自己の哲学が浅い)
    ◇評価作用と感情は必ず起きるのに、理論も対処法も違っている
C マインドフルネスへの厳しい批判はなぜか 

D 専門家にお願いしたいこと
 うつ病、非定型うつ病、パニック症、PTSDなどが治らないひとが多いです。
 双極症、統合失調症なども社会心理的な支援が症状を悪化させず、いきていくのに有効とされていますが、ここにも活用できそう。がん患者の自殺防止にも。そのほか、適用可能性がある理由。
◇ひとりずまいの人、孤独の人が、「カルト」の被害にあうおそれがあるのに、心理に関連する専門家が防止の教えを提供していません。マインドフルネスも悪用されます。
◇外国ばかり探さずに、日本にある宝をどうして活用しないのか。 右矢印1補足)
    ◇海外には期待できない
    ◇禅、宗教者にも期待できない
    ◇学者にも期待できない(実際現場で臨床しない。うつ病を治せないACTの議論が学問のように見える)
    ◇医師は期待できますか。
    ◇みな、自分の職務でいっぱい。檀家、信者、家族、同僚、学生、患者、国民の、「うつ病」が完治するような新しい方法、技術を開発する余裕がない。せいぜい、海外をさがそうとする。
     このことを、憂える哲学者などが「見て見ぬふりする」という。うつ病のこと、不安症のこと、〇〇のことを、「見てみぬふり」なのである。ひどいのは、「見て聞いて革新を積極的に排除」。
    ◇若手は、それでいいのですか。

    ◇専門家の怠慢、エゴにより、患者、国民の生命にかかわる問題だ。
     見過ごすわけにはいかない。
     若い世代が、新しい療法、学問、宗教を起こしてほしい。

     「自己とは、点ではなくて、円である、場所である」という西田哲学は、豊かな精神療法の可能性を秘めている。若手が、世界で初めての精神療法を完成してほしい。ACTの自己は、内容がないというので、「点」である。そこの問題・限界にアメリカの人も気づくかもしれない。日本が率先して開発してほしい。

    ★病院、クリニックの経営が悪化している。精神科医療さえも充分ではなくなるおそれ。
    ★薬、相談だけでは解決しない問題が噴出している。現場で活動する心理職、精神保健福祉士、作業療法士などが結束して政府に陳情したほうがいい状況

    ★認知行動療法(第2世代、第3世代)もある程度症状が軽くなっても完治するとは限らない理由
    ★SIMTも科学的、認知行動療法の一種であるから、絶対視しているわけではない。 専門家が研究開発しないから、提案しているだけ。 SIMT以外の方法がいくつもあるはずだから、他の療法も開発すべき。
    ★SIMTも、さらに改良を加えたほうがいい、SIMTは宗教ではなくて、精神療法だから、 どんどん改良できるし、すべき。
    ★「マインドフルネス」は学問であるなら、新しい時代に新しい問題が起きる世界の動きに応じて、継続して革新発展していくべきものである。
    ★適用する問題も拡張できる。(拡張できる領域は広い)


(編集中です)
 何をお話しするか、準備しています。多少、変更があります。

【参考】

◆ 第1世代マインドフルネスの批判

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5308
★組織構造的、社会的問題の不可視化  〜日本における「マインドフルネス」周辺の学者、医師などにある構造的な問題の不可視化(3)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5309
★スピリチュアル・バイパッシングの危険性

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4884
★アカデミック・マイノリティの差別化
 =革新説、従来学説の批判は少数派、それを差別する従来派、多数派。
 結果、社会問題がいつまでも改善しない。
 専門家の「見て見ぬふり」と同根。
 西田哲学の言葉でいえば「至誠」でない、「誠実」でない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2672
★フランクル、還元主義、画一主義、全体主義

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4413
★専門家のエゴイズム(自利)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4524
★観察する自己は点か場所か

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5342
★専門家から「見て見ぬふり」されている精神社会問題

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止 2025年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5564
【目次】被災地の心のケア

Posted by MF総研/大田 at 19:44 | 自殺防止対策 | この記事のURL