人口10万人あたりの自殺率は岩手県がワースト [2025年06月18日(Wed)]
人口10万人あたりの自殺率は岩手県がワースト厚労省が6月4日に、令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況を発表しました。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai24/index.html ◆令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況 この発表を受けて、岩手県のメディアが、県別では、岩手県の自殺率が最悪だったと報じています。 岩手県の2024年の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は22・3人(前年比2・1ポイント増)となり、全国ワーストになりました。 第2が、山梨県でした。 https://www.menkoi-tv.co.jp/news/news.php?q=22976 ◆自ら命絶った人の割合…岩手県が全国ワーストに (6/13/2025 岩手めんこいテレビ ) https://www.iwate-np.co.jp/article/2025/6/5/183909 ◆岩手県の自殺率、全国ワースト 2024年人口動態統計、40代の働き盛り世代が最も多く (岩手日報オンライン 6/18/2025) 40代が25%で、50代が24.6%と多いと伝えています。 ほかの記事では、子どもや若い女性の自殺の問題を述べたが、県によっては、違う領域での対策が必要になるでしょう。 「盛岡いのちの電話」によると、電話相談のうち、「死にたい」といった自殺傾向のある内容が1割だといっています。 うつ病になっていて「自殺念慮」の症状による人も多いと思います。 事務局長の話にあるように、「周囲の人が相談しやすい環境をつくることが大切だと話します。」 都道府県に、1,2か所ある「相談」機関だけでなくて、市町村において地元に特有の支援が必要になるでしょう。とにかく、「自殺念慮」はなかなか治りにくいという「うつ病」の視点が重要であると思います。 うつ病で休退職する人、薬物療法で治らないひとがいるが、心理療法を受けられる場を見つけることが難しいひとがいるでしょう。 不登校、ひきこもり状態のなかにも、うつ病がなおらないtか、社会への参加に不安恐怖を感じて回避する社交不安症のひとがいるはずです。こういう問題は、心理療法で治るひとがいるのです。それが全国的に不十分です。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572 【目次】自殺防止対策―2025年 |
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