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その4 私が幸福であること [2025年06月13日(Fri)]

マインドフルネス心理療法、SIMT (10)
  「価値を実現」するように常に観察して行動
〜その4 私が幸福であること

 ひとは、みな、自分を受け入れる場所を持ちます。  いくつかの場所で生きる「わたし」。「わたし」が幸福であるということは。

【図5669 すべてのひとが幸福】
西田H01c-ひと5669-幸福2.jpg

 「わたし」が幸福であると感じている場合、その内面で「幸福感」をもっています。どこの場にいても、幸福です。
 多少の不満はどこでもあるものです。不愉快なことが起きる場であっても、 得るもの(収入、名誉、地位、生きがいを感じる、愛されていること、など)が大きいので、何とか生きて行って、それなりの幸福を感じます。 うつ病のような「自殺念慮」が重くない場合には、どの場所にいても不満、つらいことがあっても、どこか一つ、とても幸福な場を持つと、そこを生きがいある場所、価値として生きていけます。
 しかし、「ひどく不幸だ」と感じているひとは、うつ病になり重い自殺念慮をもつようになると、脳の炎症が回復していないのでその内面のひどくつらい症状(特に、自殺念慮が深刻)をかかえたまま、他の「場所」、「家庭」にも行き来します。「うつ病」の自殺念慮は、とても厳しいものです。

 次の記事で示します。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5658
【目次】無評価で観察(第1世代マインドフルネス)と
 無評価でない観察(第2世代マインドフルネス)
Posted by MF総研/大田 at 20:50 | 自殺防止対策 | この記事のURL