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感情が起きたら特別の洞察心の発動 [2025年06月04日(Wed)]
子ども、若い人の自殺が多い
人口が減少するのに、何という悲劇でしょう
対策を考えましょう
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5637
★子ども、若い人の自殺が多い

マインドフルネス心理療法、SIMT (3)
 〜 感情が起きたら特別の洞察心の発動

 7月から、居場所事業を始めます。 背景にある、マインドフルネス心理療法、SIMTについては、詳しく述べています。

 次に、リンクがあります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5042
★マインドフルネス心理療法

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5215
★SIMTは、第2世代マインドフルネス、第4世代認知療法

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5563
★第4世代認知療法、の一つ、SIMT

 詳しすぎて、わかりにくいかもしれませんので、 要点を述べてみます。

 行事にあたっては、参加者の症状、理解に応じて、わかりやすく、実践していただきますので、この記事で理解する必要はありません。  宗教の「坐禅」にも、種々あるように、マインドフルネスも種々あります。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5062
(14)「マインドフルネス」は観察する範囲が違う

感情が起きたら特別の洞察心の発動

 家庭で職場での社会生活には、しばしば感情が起きることが自然です。この感情が起きた時に、処理法を違えると、 自分をうつ病においこみ、症状を長引かせます。
 また、感情にまかせて、言葉や行為により、他者をうつ病においこみ、自殺もさせます。

 そうしないように、心の用い方のスキルを身に着けるのが、自己洞察瞑想療法(SIMT)です。新しい認知、行動を身に着けるので、新しい認知行動療法(第4世代)です。
 根幹に、「後期西田哲学」があります。そして、脳神経生理学、精神療法の科学などがあります(注1)。

【図5660 感情が起きたら、特別の洞察心の発動!】
E-3t-SIMTの特徴2本音.jpg

 仕事でも学校生活でも家族との生活でも、SNSを見る、アップする時でも、とにかく、「感情」が起こります。怒り、イライラ、憎しみ、不安、失望、不満、喜び、満足、期待、・・・。

 「無評価で観察」のマインドフルネスは、こういう「行動時」には用いることはできません。

 現実の生活行動時に、観察するのが、SIMTの特徴です。自分も不幸になりたくないからです。他者も不幸にしたくないからです(何と、この違反をする政治家が多いことか)。

 感情が起きたら、すぐ言葉にしたり、身体的行動に出たりします。つまり、感情にまかせて、後先を考えない言葉、行為です。 それで、他者を「ハラスメント」することになります。
 また、自分を苦しめる結果を起こします。うつ病になったり、すでに、うつ病であった人は、感情が起きた時に、症状を悪化させたり、いつまでも治らないということになるのです。
 薬物療法だけでは、治らないひとがいるのは、脳領域の回復が十分でないのですが、SIMTで回復するひとがいます。新しい認知行動の方法を身につけるため、脳領域が動き再生するのでしょう。

 いま、孤独・孤立対策の一つとして、居場所事業や治すSIMTのアドバイスの活動をしますが、 参加者に、自己洞察のスキルを身につけていただくためです。 孤独・孤立とうつ病は、相互に関係しています。

 新しい認知行動のスキルが身についたら、自立、自律して「巣立って」いかれるのもいいし、「つながり」続けて、後継者になって、居場所を続けていただくのもいいことです。このNPOの役員、ボランティアの人は、高齢ですので、あと何年できるかわかりません。ここに後継者が現れれば、ここでも居場所、治す活動が続きます。

(注1)後期西田哲学の実践論
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3215
 後期西田哲学の実践指針は「至誠」で。断じて「無評価」ではいけません。あとで「本音」の観察を説明します。
 今の、国政、地方政治の事件をみていると、「至誠」ではなくて、エゴイズム、自己保身、自利のみ優先、がみられるではありませんか。これは「至誠」ではないのです。他者を自殺に追い込むなんて、政治家であろうと許せるはずがありません。

仙台でも「居場所」事業を1回開催することになりました。
詳細を決めて発表されるでしょう。

 「居場所」事業は、じかの「対面」ですので、地元で連携してくださる人、団体がないと、実現しません。背景に「うつ病の予防回復」を念頭においた活動はユニークだと思います。
 大地震の被災地でも新しい「つながり」の形成のために、一つのプログラムになるのではないかと考えて、現地のかたと検討していきます。


(続く)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5658
【目次】無評価で観察(第1世代マインドフルネス)と
 無評価でない観察(第2世代マインドフルネス)
Posted by MF総研/大田 at 08:47 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL