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連携してくださるところありませんか〜孤独・孤立対策のうちうつ病、自殺予防 [2025年05月10日(Sat)]

連携してくださるところありませんか
〜孤独・孤立対策のうちうつ病、自殺予防

 最近、助成金を申請しませんか、という情報をたくさんいただきます。
 ところが、地元、埼玉県蓮田市で行うと、特に費用が大きくなるわけではありせん。ボランティアで行うので、人件費がかかりません。交通費もかかりません。会場費は大きくありません。
 しかし、私どもが、どこかの都道府県にでかけて開催すれば、宿泊費や交通費がかかります。それは、申請すれば、助成金をいただけるかもしれません。

 最近、痛ましい自殺の報道がしばしばあります。自殺に追い込む人がいて、うつ病からの自殺が理解されていないようです。孤独・孤立には、うつ病、パニック症など、そして、自殺が関係します。 私たちは、第2世代マインドフルネス心理療法の、自己洞察瞑想療法SIMTを活用して、次のプログラムを実施できます。
 どこかの団体で、連携してくださるところがありませんか。申請期限が迫っていますので、なるべく早くご連絡ください。

◆プログラム1.孤独になりがちな主婦、高齢者の居場所。
 うつ病、認知症、生活不活発病などの予防的な「心の健康体操」。
 現在、うつ病などでない主婦や高齢者など孤独・孤立しがちな人。
 椿山自治会館と蓮田市老人福祉センターでやっているものを、どこかで開催していきませんか。 (実演=呼吸法、フリフリグッパー体操、脳トレーニングな、簡単な学び:心と体の健康、うつ病、認知症の予防の心得、など)
 これを行う支援者の育成講座も。

◆プログラム2.相談事業
 うつ病、パニック症、PTSDなどが治らない人、家族の相談を受ける。
 不登校、ひきこもりのひとのうち、上記の疾患かもしれないという人、家族の相談。
 こういう疾患だとわかったひとで、1年かけて治したいひとは、プログラム4に参加できる。

◆プログラム3.マインドフルネス心理療法の基礎研修
 (資格認定講座=心の健康体操指導員)
 マインドフルネス心理療法とは何か、3、4回。=関心ある市民、心理士、学生への講義。 SIMTの理論のやさしい概要の講義。西田哲学の入門、神経生理学、マインドフルネスの全体、など

 つぎは、「一定の専門性を要する支援」に該当しますが。

◆プログラム4.「治す」支援
 うつ病など治したいひとのための「治すセッション」。 セッション1から5までモデル事業をそちらで。グループセッション。 その後も、希望者にセッション6から10まで。

◆プログラム5.資格認定講座
 1年がかり。マインドフルネス心理療法SIMTとは? 
関心ある市民、心理士、学生への詳細な講義。 SIMTの理論、西田哲学の入門、神経生理学、マインドフルネスの全体、など

◆プログラム6.居場所(A)患者家族会
 孤独・孤立しがちな人が毎月1,2回集まり、SIMTの実習、共食、うつ病予防の学習など。 うつ病、パニック症、PTSD、過食症(含む過食嘔吐)、双極性障害(注1)など治りにくい精神疾患の患者と家族が集まり、SIMTで「治す」、「支え合いながら生きていく」居場所。SIMTの実習、やさしい西田哲学の人生哲学の学習、昼食、ピクニック、など。患者、家族も共に運営。マインドフルネス瞑想療法士が支援。オンラインではなくて、実の対面で会い、対話するほうが、治ります。対人関係にかかわる脳の領域が炎症を起こしていて、実際対面がそこを用いるからです。

(注1)双極性障害も、心理社会的支援が症状の緩和に有効とされます。マインドフルネス心理療法SIMTも、症状があっても価値実現への行為を選択する生き方を身につけるトレーニングをアドバイスします。つらい抑うつエピソードの時でもいきぬいていくでしょう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5194
★双極性障害(双極症)にも心理社会的支援が効果的だが提供できる専門家がいるのか

◆プログラム7.居場所(B)不登校、ひきこもりの親子の居場所。
◆プログラム7.居場所(C)その他の居場所。そのほかの理由で孤独・孤立しがちな人の居場所。たとえば、がん患者。

 本人と家族が、月1,2回対面の会に参加する居場所。治す方向の学習と実習。不登校の子どもの中には、うつ病、不安症、などの子供も交じっている。通信教育の学校利用だけでは、卒業後も社会に参加できないおそれがある。
 その他の居場所(C)の場合、孤独・孤立対策をすすめる種々の団体に、こちらのプログラムを追加する方法。たとえば、がん患者。たとえば、精神科クリニック、他の福祉団体、自治体など。

 種々の領域にある孤独・孤立。 孤独・孤立は、広い領域に起きるが、そういうひとの居場所で、マインドフルネス心理療法SIMTを活用して、うつ病、自殺の防止を前面にする居場所。うつ病、不安症などをSIMTで「治す」学習と実習。オンラインではなくて、実際対面でコミュニケーションする居場所。

 私の30年にわたる支援経験からもうつ病は、オンラインよりも実際対面のほうが「治る」。 川島隆太教授の『オンライン脳』(アスコム)で指摘されることと関係が深いだろう。 実際対面の人とは、共感、親愛が生じてくる。 実際対面でないと、うつ病の脳も回復しにくいだろうと私(大田)は思う。対面だと、住まいが近いこともあり信頼が生じて、ときには自宅訪問も。また、信頼して歯をくいしばっても参加してくる。それが、脳を回復するのだろう。オンラインだと、症状があると、そのまま欠席することが多い。これは、経験からそういう傾向があった。

◆プログラム8.講演、講義、授業
 うつ病の症状、治療法、薬物療法、それが効果がない場合、認知行動療法(第1世代から第4世代まで)があること、近く(地元)で受けられるところは?。
 こういうことを知らずに、いつまでも不登校、ひきこもり、自殺になっている場合もありますから。


◆プログラム9.シンポジウム
 孤独・孤立対策の一つとして、SIMTをどう活用するか、
 うつ、パニック症などが治らないひとの支援を、その地域ではどのように実現するか、等。
 人間、だれもが「闇の心理」を発動させます。自分の利益を優先させます。医師も学者もNPO人も役場の人も。苦しみ続ける患者、家族のためになる対策への行為をしてくれるとは限らない。実に、難しい病気です。

 メールでご連絡ください。ご相談していきます。いくつかの助成プログラムがあります。

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★最近、養育過程でつらい目にあってきたひとが、後で、うまく社会に適応できずに、家族の殺害や無差別殺人も起きています。子育ての親も、教育虐待される子どもの苦の感情、脳の成長にかかわること、などを理解してほしい。
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【目次】孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育
 〜 治療法・予防法の研究・開発・臨床・教育


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質の高い教育をみんなに=SDGs 4

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種々のマインドフルネスがある
よく知って提供しないと自殺も起きる
支援者に倫理基準の教育も必要

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【目次】どのような支援プログラムを提供するか
 〜 第2世代のマインドフルネスも一つ
Posted by MF総研/大田 at 23:02 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL