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子どもの自殺が過去最多 〜 求められる対策 [2025年04月24日(Thu)]
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子どもの自殺が過去最多
 〜 求められる対策

 子どもの自殺が増加しています。これは重大な問題であり、社会に問題があるわけです。 報道でもしばしば指摘されています。

https://www.asahi.com/articles/AST4H35FPT4HULLI00LM.html
◆小学生の自殺率、4〜6月の増加目立つ 学校始まるストレスと関係か
(朝日新聞 4/22/2025)

https://medical-tribune.co.jp/news/articles/?blogid=7&entryid=566069
◆ 15年間で西日本の児童自殺死亡率が2倍に
2009〜23年の自殺統計の解析で判明
(Medical Tribune 2025年1月24日)

 大人の場合、悩み、苦しみから「うつ病」になり、そして「自殺」となるケースが多いのです。 子どももおそらく、うつ病になっている子どもが多いでしょう。
 最近の学説では、セロトニン神経だけの不調ではなくて、前頭前野、帯状回などに炎症が起きていて、それが回復しない限り、うつ病が完治というわけにはいきません。

 子どもは、「うつ病」ということも知らず、治療すればうつ病が治り「死にたい」気持ちが消えるということを知らないことが多いでしょう。
 だから、いじめる側も知らないから、いじめで自殺に追い込む。保護者や教師もそれを理解しておらずに、不適切な対応をして、死なせてしまうことも起きるでしょう。 子どもの自殺は、保護者による虐待、厳しすぎるしつけも子どもにはつらいので、うつ病、自殺も起きる。
 子どもには、自分で処理、回復させるノウハウは知らないはずですから、周囲の大人が「うつ病」が完治していないのではないか理解して、一定期間見守る対策をとるべきです。

 最近、自治体のトップや議員によるハラスメントがしばしば報道されます。そんなところでは、子どもの自殺対策もうまくいくはずがありません。おとなも子どもも、他者から つらいことをされる(=ハラスメントやいじめ)と、苦しみからストレス反応を起こして、脳内に炎症が生じて、うつ病の症状となるのです。トップや議員は、大人に対してハラスメントをするのであり、そんな人間が子どもの自殺対策をすすめるはずがありません。

 子どものそばにいるのが学校の教師ですが、教師自身もうつ病になり退職も多いのですが、教師がうつ病気味になっていると、子どもの配慮が十分になりません。教師のうつ病予防対策も配慮しなければなりません。

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Posted by MF総研/大田 at 17:16 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL