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日本の国は病んでいる〜学者の怠慢 [2025年03月30日(Sun)]
【連載】組織の幹部、専門家、学者、宗教者、政治家などのエゴイズム

日本の国は病んでいる
 〜学者の怠慢

 日本はひどい状況である。学者はどう思うのか。

 日本人は、科学者への信頼が低い。  科学者のいうことが信用できない、科学者の行動が 不行動が信用できないのだろう。

 「日本の国は病んでいる」とは、 音楽評論家・吉田秀和の遺言だった。  病んだ国をどうしたらいいのか、科学者は研究しているのだろうか。

 ある県の政治にまつわる自殺が大きな問題になっている。自殺ということを見れば、昔もパワハラによる自殺があった。一例にすぎないが。  「力」あるものによるエゴイズムの精神状況は当時よりも、もっとひどくなった。日本人のエゴイズム精神は重症である。 法律違反のように見えても裁判しない限り、人を自殺に追い込んでも、責任をとらなくてよい姿を 政治家が模範として見せてくれる。そういう政治家を県民が選ぶ。
 「あのように生きていけばいのか」と県民は学び、子どもも学ぶ。

 つらい人が多くて、自殺のおそれがあるひとが相談してくる。抑うつが重症化しているのだ。  うつ病になって薬物療法を受けても治らない場合、もう、治らないままで生きていくしかないと思いこまされる。うつ病になったあるひとが、こう思うように。
    「この病気とは悪友のように今後の人生でずっと付き合っていくのだ、と思った。」
 本当にそうだろうか。心理的ストレスでなったうつ病ならば、逆の心理プロセスで治す方法はないのか。学者は研究しているのか。
 精神科医の治療を受けても治らないのだから、うつ病、パニック症は、もう一生治らないのだと患者に思いこませている。そこから、職業を、将来を制限されて、自殺も起きる。
 本当に、そうだろうか。しろうとの我々が禅の我見・我執を捨てるということを応用した精神療法でうつ病やパニック症が「完治」する人もいる。どうして、専門家から新しい方法が創作されないのか。
 日本は自殺率が高い。精神療法の研究が遅れているのだ。仏教や禅の学問も遅れている。仏教、禅は宗教である。宗教の本質は「苦しみからの解放」のはずだ。現状の国民の解決対策を仏教、禅の学者はどう思われるか。

 仏教による救済方法、うつ病の精神療法が普及しない。なぜなのか。

 学者のエゴイズムを批判したオルテガ。  学者が、若手の学問の自由を抑圧している。自分の説を越える主張を抑圧する。革新説を抑え込む。目立たないがアカデミック・ハラスメントの一種である。これは、裁判では争えないことだから解決しない。
 しかし、これは重大な問題である。 環境が劇的に変化しているのに、従来の学問解釈のままだ。
 そんなふうだから、日本の状況をどうしていけばいいのか、学者から新しい提言が出てこないのだろう。


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 〜 うつ病などに追い込み
 〜 対策がとられない
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【目次】 どの領域にうつ病・自殺のリスクがあるか  〜 不安症、PTSDも
Posted by MF総研/大田 at 07:27 | 自殺予防対策 | この記事のURL