日本人は他人を思いやり苦を共感し同情し救済する心が弱い [2025年03月22日(Sat)]
【全体展望】
どの領域にうつ病・自殺のリスクがあるか
〜 不安症、PTSDも 日本人は他人を思いやり苦を共感し同情し救済する心が弱い朝日新聞(3月22日)で、編集委員の岡崎明子さんが、「「助けてと」と言えない」という記事で、日本人は困っている他者 への同情心がアメリカ人より低いという論文を紹介しています。◆ 名古屋大学 研究成果発信サイト 日本人は困っている人への同情が低い 〜社会支援行動と文化的背景の関係性を解明〜 https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2024/12/post-769.html 次のように述べています。 「一橋大学社会科学高等研究院の鄭 少鳳(テイ・ショウホウ) 講師(研究当時 名古屋大学大学院情報学研究科・博士後期課程学生)と名古屋大学大学院情報学研究科の石井 敬子 教授の研究グループは、日本と米国の一般人参加者を対象とした研究により、精神的に苦しんでいるときの社会的支援の求めやすさに文化差があり、共感や他者の利他的な行動への期待が関与していることを新たに発見しました。」 「困っている人への同情や思いやり、そして他者の利他的な行動への期待は、日本よりも米国で高く、そして社会的支援を求めやすくすることを明らかにしました。」 岡崎さんが、石井さんの話を聞いたところが、掲載されています。 「他人を思いやり同情する「共感的関心」と、他者が利他的な行動を取ることへの期待度・・・ 日本人は共感的関心も期待度も米国人より低かったこと。」 現代の<日本の>仏教も他者の救済をいいません。「ただ坐禅する」だけです。<インドの>部派(小乗)仏教も、家族や職を捨てて出家し、自分の解脱だけを目指すといいます。 日本人は、つらいことになっても、助けを求めず、うつ病を深め、自殺されるのでしょうか。 竹村牧男氏の著書で見たように、元来、<インドの>大乗仏教は他者の救済を重視しているのに、 現代<日本の>仏教は、利他を言わないのです。それを仏教学者も批判しないでしょう。しかし、他の学問や哲学はどうなのでしょうか。 こんなことだから、 日本は、不登校、うつ病、自殺、ハラスメント、内部告発事案における不思議な行為なども 起きるのでしょう。権力者、長老、学者はいいでしょうが、弱いひとが苦しんでも、共感しない日本人だから、苦しみ続けます。孤独・孤立の対策、自殺対策はすすまないでしょう。 苦しい目にあう可能性のある県民、若者のみなさん、こんな日本でいいのですか。 3月は、自殺対策強化月間です。そんな今月も報道では、・・・・。 5月は、「孤独・孤立対策強化月間」です。 こんな日本でいいのか、勉強会、相談会など開催して、孤独・孤立対策を話し合いしませんか。日本の全体がこうなのですから、容易ではないでしょう。 地方創生SDGs ゴール4 「質のいい教育をみんなに」から始めるしかないのでしょうか。 どこでできるでしょうか。大学では期待できないのでしょう。住民が、地域でするしかないのでしょう。 【参考】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5586 ★<インド>大乗仏教 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5495 ★<インド>大乗仏教 唯識 利他を重視 他者を苦しめるのは「悪」 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4052 ★学者は実際行動はしない、するのは心理士 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5615 ★<インドの>大乗仏教は「利他」を強調していたが、日本にきて<日本の>仏教は「自利」を合理化するようになった。昭和初期から学者もそれを自己合理化してきた(「正信論争」としてまとめられた)。学生や社会人はそういう<日本の>仏教を教育される。魅力を感じないでしょう。日本では苦しむ他者の救済支援は容易ではない。地方創生SDGsのターゲット3.4も、ゴール4も黒雲がたちこめている。SDDsターゲット3.4は「自殺を減らす」も含まれているが、自治体の長や議員によっては、不可解な言動がみられる。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3481 ★「正信論争」 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4980 ★無視・傍観される病気、うつ病
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Posted by
MF総研/大田
at 21:10
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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