反社会的「カルト」の被害の防止(2) [2025年03月21日(Fri)]
【全体展望】
どの領域にうつ病・自殺のリスクがあるか
〜 不安症、PTSDも 反社会的「カルト」の被害の防止(2)最近の、世情をみていると、何か不穏さを感じる。法律に違反していても、罪の意識がみられないひとがいる。最近の、子どものいじめも陰惨だ。子どもも大人も、自分の行為が他者をどれほど苦しめるか、感じることができない、苦の共感がないようなものが増えたのではないのか。 そして、孤独・孤立のひとが増えており、今はSNSで誘いが多く、居場所をさがしているうちに、容易に「カルト」的な集団にはいっていくかもしれない。 朝日新聞(3月21日)が伝えています。 「オウム真理教を長く取材してきたジャーナリストの江川紹子さんだ。」 「江川さんは「自分たちが絶対に正しく、批判する者を悪だとする考え方や、思うように いかないと、自分たちを被害者だと主張し、陰謀論に走る姿勢。こうした特徴が、社会全体に見え始めている」とする。」 そして「こうした状況の背景を探るための研究や、カルトに絡め取られないための 教育が必要だ、と訴える。」 本当に、これが必要だ。「宗教」的なところもある、仏教教団も檀家信者に、教育してほしい。 仏教学者は、学生に教育してほしい。檀家信者学生のなかで、 孤独の人を救済してほしい。 自治体の長や議員も職員も、地元で居場所の対策を強力に進めてほしい。さもないと、小さな「カルト」がたくさんできて、水面下でつらいひとを傘下にとどめて自由を奪われるひとが増えるおそれがある。罪の意識がなく、反社会的な行動に出るかもしれない。 法を破り罪の意識のない人により、孤独孤立のひとが取り込まれて、自由の抑圧、反社会的な活動、家族を精神疾患に追い込む、自殺がふえるようなことになってはいけない。 いったんはいると、抜けることがとても困難になる。新しい生きる場所、居場所を提供するからだ。従来いた場所、家族や地域、学校、職場は、つらいところだったから、新しい場所のほうが生きていける場所になり、社会から批判されても戻れない。 5月は、「孤独・孤立対策強化月間」だ。勉強会、相談会など開催して、その地域のカルト対策、孤独・孤立対策を話し合いしませんか。
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Posted by
MF総研/大田
at 22:31
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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