非定型うつ病 〜 抗うつ薬が効かず難治性 [2025年03月16日(Sun)]
【全体展望】どの精神疾患の治療法(精神療法)を普及すべきか
〜自殺・孤独・ひきこもり・退職をなど解決するために 非定型うつ病 〜 抗うつ薬が効かず難治性うつ病の中でも、少しかわった、非定型うつ病。抗うつ薬による治療でもあまり効果がありません。 非定型うつ病が何年も治らない人が、自己洞察瞑想療法、SIMTを実践してもらったところ、治る人もおられます。https://blog.canpan.info/jitou/archive/5563 【目次】第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法(SIMT) SIMT:Self Insight Meditation Therapy 〜後期「西田哲学」の現実的実践化 〜病気のひともそうでない人も ◆ 非定型うつ病はこんな病気 〜 自殺したくなるという症状もあるが、鉛様麻痺感で身体が重たい 少し変わったタイプのうつ病があります。これは、抗うつ薬が効きにくく、完治しない人が多いでしょう。 拒絶過敏性、鉛様麻痺感、過食、過眠という症状があります。うつ病について、他の症状はもちろんあります。自殺念慮もあります (1) 自分に都合のよい出来事に対して気分が良くなり(気分反応性) (2)過食、過眠。(ほかの「うつ病」とは逆の症状) (3)激しい疲労感があり、特に手や足が重たいとか起き上がることが難しい「鉛様麻痺感」 (4)人間関係においての過敏性が強い(拒絶過敏性) 非定型うつ病は治りにくいです。薬物療法はセロトニン神経に作用する薬が用いられますが、これが、非定型うつ病には効きにくいのです。 そして、気がかりなことがあります。 別に述べる「双極性障害」(双極症)ですが、双極症の診断がつくのに数年かかる場合があります。初めは、抑うつ症状の時期に、診察を受けて、「うつ病」だと診断されて、抗うつ薬を服用し続けて、治らずにいると、数年たってから、 双極症を発症してしまうことが多いとされます。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5212 うつ病が1,2年治らない場合、認知行動療法を 理想を言えば、うつ病と診断されて、抗うつ薬を1,2年服用しても治らない場合、 精神療法を受ければ、抑うつ症状が治り、双極症にならずにすむかもしれません。 (実態はわかりません。そういう治療法を受けているひとはいないでしょうから) 非定型うつ病は、抗うつ薬で治りにくいのですが、自己洞察瞑想療法(SIMT)でなら 完治する人がいます。もちろん、SIMTでも完全なはずがありません。精神療法の研究開発を続けて、できれば、かなり、早い時期から、精神療法を受けられる制度があってほしいものです。国の予算で無理なら、患者家族会が結束したり、クラウドファンディング、何かの補助金を受けて でも。 せめて、非定型うつ病だという診断がついたら、精神療法を受けられるといいのですが。1,2年で、治る可能性があるのですから、 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988 ★自殺対策 〜 心理職に期待 〜 うつ病を完治に導くSIMTのこれまでの経過 【ほかの関連記事】非定型うつ病 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4790 【他の記事への目次になっている】非定型うつ病 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3835 【これも他の記事への目次になっている】非定型うつ病 https://blog.canpan.info/jitou/archive/1779 ★非定型うつ病 https://blog.canpan.info/jitou/archive/1480 ★非定型うつ病のモデル図、および、 SIMTで治し方 ほかの特徴は、うつ病と同じです。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5618 ★うつ病 〜 自殺のある深刻な精神疾患 【参考記事】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3904 ★自殺念慮は消えにくい・日本財団の発表 うつ病には、薬物療法がありますが、完治割合が高くないようです。 特に、非定型うつ病が治りにくい。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4848 ★うつ病の治療法の現在と問題 〜 3割程度が治らない、軽くなっても薬を服用し続ける、効果ない患者も https://blog.canpan.info/jitou/archive/4798 ★うつ病が治らない人がいる 「世界保健機関(WHO)の報告では、2030 年にはうつ病が世界的に疾病負荷の第一位となることが予測されて います。 その一方で、薬物療法や精神療法を受ける3分の2の症例が完全に反応せず、治療に反応した2分 の1しか寛解を維持しないなど、薬物治療の限界が報告されおり、新たな治療法の開発が喫緊の課題です。」 【ほかにも、うつ病について参考記事でほぼ共通】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5618 ★うつ病〜 自殺のある深刻な精神疾患 (注)「うつ病」は別の記事です。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5584 【全体展望目次】どの精神疾患の治療法(精神療法)を普及すべきか 〜自殺・孤独・ひきこもり・退職をなど解決するために |
Posted by
MF総研/大田
at 21:03
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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