自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例 [2025年01月19日(Sun)]
自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例1993年からうつ病などを「治す」支援活動を開始しました。薬物療法で完治しなかった患者さんが、SIMTの実践会に参加してもらって、うつ病や不安症などに「完治」する効果がありました。この記事では、改善事例をまとめます。 実践会をどのようにすすめるのかは、別の記事にします。1993年から支援を開始しましたが、すでに、30年以上、経過しています。途中の、2013年に、 次の本を出版しました。 大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社 この出版以前の改善事例をグラフにしたのが、次です。 ![]() ◆「マインドフルネス総合研究所」のホームページに掲載しています。 http://mindfulness.jp/katudou/2023-tirasi-jirei.pdf 2013年に出版直前までに、患者さんに実践してもらった例の一部です。半年ほどで、かなり治りますが、再発防止のためには、1年、実践していただくことをすすめていました。しかし、職場復帰を急いだ患者さんは、半年でやめたかたもいます。 その両方を図示しました。 別に詳しく述べますが、うつ病、不安症、PTSDなどの患者さんの眼窩前頭皮質、背外側前頭前野、前部帯状回などに炎症があり、こういう部位が縮小していることが、後に判明します。著書出版の頃には、そういうことはまだ、わかっていなかったのですが、完治するまで、1年とか1年半かかっていました。後になって、心理的トレーニングの実践でこういう部位の神経細胞の再生により、完治回復させるためには、これくらいの期間が必要であるのだと経験的に判明します。 何しろ、薬物療法でも、他の心理療法による支援でも治らない患者さんです。心理的トレーニングで回復するためには、1年かかる、これは、今でもそうです。 今でも、「完治」したいならば、1年実践していただきます。 機関誌「マインドフルネス精神療法」で紹介した事例機関紙「マインドフルネス精神療法」などで、紹介しているもの。これは、日本マインドフルネス精神療法協会の発行した専門誌です。SIMTの開発者大田健次郎、および、SIMTによる支援者(マインドフルネス瞑想療法士![]() ◆機関紙7号 マインドフルメイト 佐藤福男さんの記事 http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/44-satou-all.pdf ◆機関誌7号 マインドフルネス総合研究所 大田健次郎の記事 http://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/ohta6-kaizenrei.pdf 〜 うつ病、非定型うつ病、パニック症、社交不安症、広場恐怖症、PTSD、過食症、慢性の痛み,など この日本財団のブログ 「マインドフルネス心理療法」で記事にした事例このブログは、日本財団によって創設されましたが、大田は、ほとんど創設時からお世話になっており、このブログでSIMTの広報を行ってきました。改善事例も掲載してきました。次の記事に整理しました。◆パニック症、うつ病、非定型うつ病、PTSD、過食症などの改善事例(1) https://blog.canpan.info/jitou/archive/4563 ◆同、(2) https://blog.canpan.info/jitou/archive/4564 ◆同、(3) https://blog.canpan.info/jitou/archive/4565 マインドフルネス総合研究所のホームページ「マインドフルネス総合研究所」のHPにある改善事例のリンクです。http://mindfulness.jp/simt-evidence.htm ◆がん患者さんが闘病しながら実践 ブログで紹介 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3036 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3037 これについては、がん患者のための「マインドフルネス心理療法SIMT」として、 別の記事にします。 (編集中です) この記事は、次の【問題点の展望・目次】の一環です。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555 【目次】孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育 〜 治療法・予防法の研究・開発・臨床・教育 |
Posted by
MF総研/大田
at 17:46
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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