• もっと見る
«不登校の子どもの一部に不安症(不安障害)があることを認識すべき | Main | 深い人間哲学を探求した人びと 〜 マインドフルネス心の世界遺産»
地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育をみんなに [2025年01月08日(Wed)]

地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育をみんなに

 地方創生SDGsは、広い領域に及んでいます。目標(ゴール)は、17にわたります。

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/
国連本部の17目標です。

 当研究所の活動は、多くの領域に関係します。こちらの記事で述べています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4713
★地方創生SDGsへの取り組み・マインドフルネス総合研究所

そして、最も重点的に活動したいのは、2つになりました。2つの領域で活動しています。次の2つの記事が最初です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4717
Goal3.すべての人に健康と福祉を
 =あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

 このうち、ターゲット3.4 自殺の減少
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4714

 に重点的に取り組んできました。

 特に、当研究所は、うつ病、非定型うつ病、パニック症や広場恐怖症、社交不安症などの不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、過食症などの精神疾患が治らずに、長く休退職している人、自殺するひとに対して「治す」支援をすることです。
 そして、なりやすい高齢者やがん患者さんのうつ病の予防の活動です。

 もうひとつは、

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
★Goal 4 「質の高い教育をみんなに」

 ターゲット3.4に関連する科学、学問領域において、生命にかかわることは、「質の高い教育」になるでしょう。
 自殺防止や精神疾患のかたの支援をする人々の間で、支援方法を立案したり、うつ病などの治療法の開発をするためです。あるいは、こういう人間科学に関することを学習しておけば、カルトの被害者になったり、うつ病になったりすることを防止できる可能性があるのです。
 禅学、仏教学、哲学(西田哲学、フランクル、幸福・人生の哲学など)、マインドフルネス学、精神疾患の科学(扁桃体の科学、うつ病と炎症性サイトカインの関連、眼窩前頭皮質の機能など)、などがあります。
 仏教、禅の研究をするようになって、気づきました。多数派の学説のみが大学で教育され、本が出版されていることを知りました。 うつ病を治すことに実際の臨床活動をするようになると、時代の変化に対応しようとする少数説でないと、この深刻な社会問題の解決法となるような 支援方法(精神療法になる)を開発できませんでした。
 新しい精神療法や精神社会問題の解決法を開発するのに役立ちそうな学問は、多数説では不十分だと思われました。
 なぜ、多数説だけが教えられると、まずいのか。・・・
教育される若いひとに、解決すべき課題があることが教えられず、将来の進路に影響します。学問の自由を抑圧が起こります。古い解釈に執着する団体は、環境の変化から取り残されます。日本全体の力を弱め、学問が遅れます。うつ病からの克服、自殺防止などに役立つものが教えられずに、国民の生命にかかわるものがあります。

◆孤独・孤立対策に密接に関連
 上記の2つは、孤独・孤立対策とも深く関係します。孤独からうつ病になるひとがいます。逆に、うつ病、不安症などが治らず不登校やひきこもりとなり、孤独なひとがおられます。したがって、孤独・孤立対策のためにも、うつ病などを治す精神療法の開発も重要だと思います。うつ病、自殺などの防止のための教育、若い研究者が参画するような革新説の可能性を教育するのも大切だと思います。
 たった1度きりの生命です。みんなかけがえのない尊い生命です。どうか、生き抜いていただきたいのです。

地方創生SDGs ゴール4  「質の高い教育をみんなに」

 少数説が、種々の精神社会問題の解決のために役立ちそうです。そのことをみなさんに知っていただきたいと思います。私どもはほんのスタートにたっただけです。これから、多くのひとが参加して、「質の高い教育」を提供することをすすめていただきたいと思います。
 学問が遅れていることも感じました。従来説では、複雑な現代の問題をのりこえられそうもないと感じました。従来説が長く続いています。従来説を批判することになる少数派の学説が出てきても、排除されないことが保証されないと、新しい社会問題が解決しないのではないでしょうか。SDGsの目標は実現しません。問題が解決せず、日本全体が沈没していくでしょう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5608
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5609
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5612
★仏教教育も可能性ある深い大乗仏教が教育されていない

 これまでの関連記事です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5224
★孤独・孤立対策は、地方創生SDGs ゴール4「質の高い教育をみんなに」とも密接に関係

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4895
★マインドフルネスは解決したい問題によって異なるものがある

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4903
★権力の監視、少数派であることをおそれない、多様な意見と自由

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5531
★【書籍紹介】『禅門の異流 盤珪・正三・良寛・一休』
 〜解説 竹村牧男(東洋大学名誉教授)
(11)時の権威を眼中におかず禅界の本流の腐敗・堕落に敢然として抗議した人びと
 〜 禅門の「異流」で「偉流」の人びと

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5058
★カルトの被害にあわないために教育を

◆ しかし、宗教の公的学校での教育は難しいだろう
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5114
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4719
(ここにも述べたが)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4894
★未来をつくる力は多様性のなかにあるというのに大学から革新説を排除するのは困る
 革新説は多数派の従来説を批判することになるので少数派である

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4950
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5015
★実際にあった多数派説を越える説が百年(?)ぶりに

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4877
★研究者は偏ろうとも、教育者は偏らないで

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5011
★「マインドフルネス」もいろいろある

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5052
★どうしても宗教的レベルの世界観自己観のマインドフルネス探求が必要なひとがいる
 フランクル、西田哲学、などがいう、道元もそうだという井筒俊彦、竹村牧男氏、など

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5034
★西田哲学を否定する説

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5450
★西田哲学を称賛する人

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4953
★メンバーが魅力ある学説を教育されない悲劇

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4267
★学問が深まらない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5015
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5027
★禅学は停滞していたが幾十年ぶりか今年重要な研究が
 これ(道元も深い観察をいう)からも、深い精神療法を開発できる可能性がある

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3461
★見て見ぬふり
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3476
★エゴイズムの教育
 学者、専門家のエゴイズム。ハラスメントやいじめも「エゴイズム」だが、個人のエゴイズムが団体、国の力を損ねること。こういうエゴイズムの危険性の教育。

◆マインドフルネス心の世界遺産
 ほかに、日本の小説、芸術などには、禅や西田哲学に匹敵する深い人々がいます。
 このことは、別にまとめます。
この記事は、次の【問題点の展望・目次】の一環です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555
【目次】孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育
 〜 治療法・予防法の研究・開発・臨床・教育
Posted by MF総研/大田 at 18:42 | 質の高い教育を | この記事のURL