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【全体展望のリンク目次】今年も「孤独・孤立対策・自殺防止対策・教育」 [2025年01月05日(Sun)]

【全体展望のリンク目次】
今年も「孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育」

 警察庁の発表によれば、昨年の11月までの自殺者数は、18,647人です。
    男性 12,673人
    女性  5,974人
です。
 最近、5年間のうち、12月の自殺者数は、最低でも、1,494人(2019年)でした。 そして、11月の数は、もっと増えるでしょう。警察による死亡原因の把握が少し遅れて判明するからです。

 2024年の自殺者数は、また、2万人を超えるでしょう。そして、日本の総人口は、減少しているのです。  人口あたりの、自殺率は、悪化しているのです。自殺対策がうまく対応できていないのです。

 自殺なさる方の多くが、うつ病になっています。自殺理由が「病気」とされているうちでも、身体の病気(がんなど)になって、さらに、うつ病を併発したと推測されます。がんなど身体疾患の患者さんの「うつ病」の予防、治療の対策も充分ではないのでしょう。

 精神疾患の予防、治療の対策が重要だと思います。
 精神疾患による教員の休職退職も増加しています。
 被災地のストレスも大きく、うつ病、PTSDが心配されます。
 薬物療法だけでは治りにくい抑うつがあると、ヴィクトール・フランクルの時代から言われています。

 うつ病、PTSDの治療法の開発が必要です。現在、治療の中心的役割は、精神科医がになっています。 しかし、薬物療法だけでは、治りきれない精神疾患があること、医師の偏在、医師の働き方改革などの課題があり、精神科医によるうつ病などの治療もどうなるか心配されます。
 次のような報道もあります。

https://www.m3.com/news/iryoishin/1249577
「このままでは病院医療が崩壊」と危機感 - 相澤孝夫・日本病院会会長に聞く
◆Vol.1 「新たな地域医療構想」期待外れ、現状投影に終わる

https://medical-tribune.co.jp/rensai/articles/?blogid=11&entryid=565757
【2025年医学はこうなる】加藤忠史( 順天堂大学精神医学講座教授)
Medical tribune 2024年12月30日

 精神疾患の治療も医療界全体と同様の問題があるかもしれません。治療を受けていても自殺があります。がん患者へのうつ病の予防、治療も重要です。子ども、若者の自殺もうつ病が関係しているでしょう。
 薬以外の治療法も大切です。できれば、予防したいものです。精神疾患についての予防、治療の教育が学生、社会人などに十分になされていないと思います。

 このような状況ですので、今年も次のことを重点的に考えて参ります。

◆地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺の減少
◆地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育をみんなに
◆孤独・孤立対策にも「うつ病」の視点を入れるべきこと

 このブログの記事はすべてが、関連しています。うつ病が治りにくい、そこから自殺が起きる、自殺対策には、上流の対策も必要だが、下流の「なってしまったうつ病を治すこと」も重要だと考えます。
 新年にあたり、【問題点の展望】いたします。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5555
【目次】孤独・孤立対策・自殺防止対策・質の高い教育
 〜 治療法・予防法の研究・開発・臨床・教育


次の領域を今年も研究、臨床、広報をして参ります。
 〜 下記のテーマは上記の精神社会問題に関係します

【被災地では数年にわたってうつ病、不安症、PTSDが起きる可能性】
右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5564
大震災・うつ病・PTSD・不安症
 〜 精神療法で支援を

右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5565
なぜ精神療法が必要か

【全国的に薬物療法で治らない人をSIMTで治す支援】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
◆地方創生SDGs ターゲット 3.4 自殺防止
 〜 薬物療法で効果がない精神疾患に精神療法を
   うつ病、非定型うつ病、適応障害、不安症、PTSD、過食症、など 【孤独とうつ病は相互関係・うつ病で孤独の人に精神療法で支援】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5571
◆孤独・孤立対策にうつ病・不安症などの予防・治療の視点も
【自殺防止、うつ病などの研究開発に役立つかもしれないものが教育されない】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4894
◆地方創生SDGs ゴール4 質の高い教育を
 特に、生命にかかわる科学領域に質の高い教育を
 〜 精神疾患、精神療法、マインドフルネス学、仏教学、哲学(幸福、人生)、力ある者のエゴイズム・倫理、ハラスメント予防学、自殺予防学、日本文化の底に流れる人間哲学を探求した人びと(心の世界遺産)など https://blog.canpan.info/jitou/archive/5573
【どうして新しい治療法が必要か】
 〜 うつ病、非定型うつ病、PTSD、不安症(などが長引く、自殺のリスク)
    右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5574
    アメリカの精神科医はなぜ「マインドフルネス」を熱心に研究開発/ 臨床してきたのか
     〜 うつ病の再発防止の効果を確認した

     (このことは、日本でも同様のはず。)

    右矢印1  https://blog.canpan.info/jitou/archive/5575
     再発予防ではなくて「治療法」にならないか多くの精神科医が試験してみた
     〜 しかし、顕著な効果はみられない、しかも、長期に用いると危険

    しかも、
    第1世代マインドフルネスに倫理的な批判が起きた
     右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5576
【専門家が抑圧、うつ病に追い込むこと、新しい対策をとらないことがある】
右矢印1 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5585
◆専門家のエゴイズム
 〜 組織の長老によるハラスメント
 〜 学問における抑圧=新説の抑圧・排除
 〜 宗教思想の自由の抑圧
 〜 還元主義、画一主義、全体主義

【すぐそばに苦悩するひとがいるのに】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4650
◆「見て見ぬふりする社会」

【新しい治療法が提供されず治らないひとがいると見放された状態になっている】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/1812
◆無視・傍観・軽視・放置・見放される病気 うつ病

【薬物療法で治らないひとでも精神療法なら治る人もいる】
 〜新しい対策の一つに

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5563
◆第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法(SIMT)
 SIMT:Self Insight Meditation Therapy
 後期「西田哲学」の現実的実践化、病気のひともそうでない人も


上は全体展望のリンクですが、時事的な記事のリンク
「自殺対策2025年」
は、こちらにします。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5572
【目次】自殺防止対策ー2025年
Posted by MF総研/大田 at 20:06 | さまざまなマインドフルネス | この記事のURL