認知症になるリスク要因は14、予防も可能 [2024年12月19日(Thu)]
認知症になるリスク要因は14、予防も可能被災地では、要介護状態になるひとが増えます。東日本大震災での教訓です。
被災地の市町村に要介護者数が増えた(2013年3月5日の記事) https://blog.canpan.info/jitou/archive/2142 【目次】被災地のメンタルケア 次のように、認知症になるリスク要因が14もあります。イギリスのランセットの委員会が発表したリスク因子です。数値が大きいものがリスクが高く、また、みな予防できるのです。 これらの因子は、認知症だけではなくて、うつ病、生活不活発病のリスク因子もあります。 そして、要介護状態、早期死亡のリスク因子も含まれています。 図)予防可能な認知症リスク因子 ![]() 高齢になると、生活不活発病(足が弱って歩行困難になる)、うつ病、認知症のどれか、または、併発して、要介護状態になるおそれがあります。 特に、冬、被災地、雪国、一人暮らしなどによってリスクが高まるでしょう。 認知症やうつ病などを予防したいので、私どもは、高齢者向けの「心の健康体操」をすすめて、実践しています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5530 【ブログ】「心の健康体操」〜蓮田市老人福祉センター マインドフルネス総合研究所のホームページでのご案内 「心の健康クラブ」〜蓮田市椿山自治会館 両方の案内 ◆「蓮田市生涯学習団体情報誌」 (p2)<特定非営利活動法人 マインドフルネス総合研究所>の項 被災地で特にリスクが大きい被災地では、大きな避難所暮らしから、戸建ての仮設住宅に移る段階になります。これから冬にはいります。すると、次のリスクが重なるおそれがあります。
2)対人交流が少ない ![]() 3)被害が大きいことに悩む、生活がつらい、身体の病気がある=「抑うつ」になるおそれ 4)認知症、うつ病、生活不活発病などについて教育されない=「教育歴」 5)個人によっては「難聴」「視力障害」「飲酒」「高血圧」「高LDL-C血症」など 居場所に参加していたのに、来なくなる人がいたら、うつ病や身体の病気になっているかもしれないとして、訪問すれば、早く発見して、支援につなぐことができます。 高齢者は、うつ病、自殺のリスクも高いです。 全国すべての高齢者にもリスクが被災地に限らず、全国の高齢者にリスクがあります。「孤独・孤立対策」の対象になる状況のひとはみな、認知症、うつ病、生活不活発病のリスクから、要介護状態のリスクがあります。もちろん、全国的に高齢者は、うつ病の増加、自殺の増加があります。だから、みな、「居場所」への参加が大切です。出てこれないひとには、訪問サービスができればいいのですが。 私は引退が近いので、いつまでも通うことができませんので、現地に「心の健康体操」指導員になるひとの育成をしたいです。被災地にも連携してくださるところをみつけて、育成プログラムを開催することを模索します。 「地方創生SDGsの官民連携プラットフォーム」では、ターゲット3.4としての「自殺防止」を登録しましたが、みていただけるところがありません。別な方法が必要だと感じています。 そして、地域に担い手がすぐには見つからないかもしれません。私どもの代に実現しなくても、こういうものは地域住民のためには効果的だと思いますので、将来検討していただきたいと思います。 【関連記事】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5518 ★この団体も消滅のきざし https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313 ★能登で大地震 〜 長期にわたって うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ 認知症、生活不活発病、要介護状態も https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338 ★孤独・孤立対策にうつ病の視点を 認知症、生活不活発病、要介護状態、自殺などの予防の視点も |
Posted by
MF総研/大田
at 17:47
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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