能登地震関連死、直接死上回る 235人、2011年以後最悪か [2024年11月22日(Fri)]
能登地震関連死、直接死上回る 235人、2011年以後最悪か能登半島地震による災害関連死が、2011年の東日本大震災以後、最も多くなったと みられるという。能登半島地震の影響で心身に負荷がかかり亡くなった「災害関連死」の認定が直接死を上回った。直接死と合わせた能登半島地震の死者は計462人になった。 https://www.sankei.com/article/20241113-CLN6YMYM2FNIHO4R5V4GFATXB4/ ◆産経新聞 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241122/k10014646581000.html ◆NHK https://mainichi.jp/articles/20241122/k00/00m/040/327000c ◆毎日新聞 https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111301115&g=soc ◆時事通信 これから冬を迎えるが、外に出ていくことが少なくなり、心身の不調が拡大するリスクが高まっている。血栓、心理的ストレスによる心と身体の病気が心配される。 自殺も2人と報道されている。 被災地では、うつ病、PTSDも多くなると言われている。いったん、なると、薬物療法だけでは治りにくいひとがいる。セロトニン仮説ではなくて、炎症性サイトカインによって、 脳に炎症が起きているというのが最近の有力説である。そこに効く薬がまだ開発されておらず、精神療法、特に、認知行動療法が期待できる。 医師の不足、偏在も全国的な課題だ。炎症が生じた精神疾患の「治療」は、傾聴ではなく、認知行動療法でないと治りにくいので、心理士、ボランティアの育成が必要ではないだろうか。関係部署や地元の団体などは真剣に検討しているのだろうか。 能登半島もそうだが、福島県の浜通りの町村も同様だろう。 これ以上、自殺を含めて、関連死を出さないための「予防」の取り組みも期待したい。 次のような、高齢者に身体を動かしてもらう取り組みがあるが、こういうものを参考にして、被災地の避難の人びとの心身の健康を維持する取り組みができないだろうか。 ◆高齢者の生活不活発病、うつ病、認知症の予防 【ブログで説明】心の健康体操 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2861 ◆【学習内容2024】このような精神と身体の健康について学習 http://mindfulness.jp/katudou/2023-kenkoutaisou-naiyou.pdf 【関連記事】 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5318 ★災害関連死、うつ病もきがかり https://blog.canpan.info/jitou/archive/5332 ★医師の偏在の例 〜 精神科医のいない地区もある。 (この記事は次に関連する一連のものです) https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313 【連続記事】大震災の被災地にうつ病、自殺が増加するおそれ |
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