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【目次】メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由 [2024年08月10日(Sat)]

【連続記事】 メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

 このような本が発売された。

「精神医療」崩壊
メンタルの不調が心療内科・精神科で良くならない理由
(青春新書インテリジェンス PI 701) 新書 – 2024/8/5 和田秀樹 (著)

 これを解説した記事がDiamond Onlineに。

https://diamond.jp/articles/-/348321
メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

 こういう事情だから、治らない人の一部が、自殺し、不登校からぬけられず、 学齢期を過ぎても治らずに、「ひきこもり」状態が続くのです。

 いじめ、教師の不適切な対応などによって、子どもが不登校、自殺し、「重大事態」にしてしまうところにも、教職関係者が「うつ病」について理解していない実情から起きているところがあります。

 昔、NHKが報道しましたが、精神療法は発展しませんでした。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1835
【2009年 連続記事】NHK「うつ病治療 常識が変わる」

 最近の実情を和田秀樹氏が明かしてくださいました。

 次のように、警鐘を鳴らして、治らないかたのごくわずか、支援させていただいて30年です。

◆3割が治らない
【マインドフルネス総合研究所HP】
◆うつ病の薬物療法では3割が治らない
 特に、非定型うつ病が治りにくい
 双極性障害ならば抗うつ薬はだめ、など


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5400
★そもそもうつ病の薬物療法では効果がない人が3−4割
(この中に、西城有朋氏の著書からの引用)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4970
★抗うつ薬を服用し続けるが、・・・
 抗うつ薬は健康関連QOLを長期に改善しない

 治らない人は「不登校」や「ひきこもり」状態です。その一部が自殺なさいます。

 和田氏も指摘されましたが、アメリカでは、精神療法を必死で研究しています。第2世代の認知行動療法(CBTー2)では、治らないひとも多いので、無評価で観察の第3世代のCBT(CBT−3)を研究してきました。しかし、これも、種々の批判と限界が指摘されて、重い自殺念慮のあるひとには向かないという研究報告がありました。こうなると精神療法もアメリカに頼ってばかりでは、日本の自殺が減少しないでしょう。

 日本は、精神療法を重視してこなかったために、心理士は「傾聴」が多くて、認知行動療法のできる心理士が極めて少ないのです。

 子ども、若者の自殺が増えています。
 これから高齢化社会になります。
 各地で地震が起きています。能登半島では、医療が切迫している実情があります。精神医療も不十分ではないかと心配です。
https://www.m3.com/news/iryoishin/1227314
◆公立4病院に患者戻らず、能登北部に基幹病院設置求める声
石川県知事「一つの選択肢」、機能強化検討会初会合
レポート 2024年8月9日 (金)配信小川洋輔(m3.com編集部)

 力を持つ者によるハラスメントが実に広く起きています。

 こういうところでも、うつ病を発症するでしょう。治らない人が何割か出るでしょう。自殺していかれるでしょう。「助かるはずの命がなぜ」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786
【連続記事】なぜうつ病になるのか なぜ自殺が起きるのか 

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5326
★見捨てられている重大な日本の社会問題

【うつ病などの治療法を問題にした書籍】
 うつ病が薬物療法で完治しない割合が高い問題、日本の心理士はうつ病、不安症、PTSDなどを「完治」させる心理療法のスキルを持つ人が少ない問題を批判した著書には、次のものがある。

A)『精神科医の本音』益田祐介、SB新書
B)『精神科医にご用心』西城有朋、PHP文庫
C)『精神医療崩壊 メンタルの不調が診療内科・精神科で良くならない理由』和田秀樹、青春新書
D)『ブラック精神医療』米田倫康、扶桑社新書


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5458
【連続記事】メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5468
(9)精神療法でうつ病などを治せる医師は極めて少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5466
【別に詳細の記事】(8)身内でさえも自殺が多い
  〜 医療関係者の自殺が多い

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5464
(7)死亡率の順位で若い世代は「自殺が第1位」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5463
(6)自分で治せない重症患者は治せる専門医を紹介するのが常識ではないか?
 〜 なぜ、うつ病を治せない患者を他の専門医に紹介しないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5462
(5)これからも薬物療法のみの研究と治療が続くのか
 〜現在は医学部ほぼすべての教授が薬物療法中心

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5461
(4)うつ病が薬で治らないし認知行動のできる心理士も少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5460
(3)うつ病は再発が多い
 〜薬物療法だけでは再発を繰り返す

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5459
(2)高校生、大学生、若い人の自殺防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5458
(1)和田秀樹氏『「精神医療」崩壊』の出版

【連続記事】メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由




【参考記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4814
★うつ病、適応障害にかかる割合

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【連続記事】能登で大地震 〜 長期にわたって  うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【連続記事】自殺防止対策 2024年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点をー2024年
Posted by MF総研/大田 at 06:29 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL