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【目次】メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由 [2024年08月10日(Sat)]
「地方創生SDGs」には、3−4に「自殺の減少」があります。若者に増加していて深刻な状況です。
◇過労、ハラスメント、いじめ、人間関係、がんや深刻な病気や障害になる、等強い心理的ストレスから、医療関係者でさえも、うつ病、自殺が多い。誰でもなるかもしれない下記の精神疾患など「相談」だけでは治らないです。「治療」しないと長引きます。
◇薬物療法で治らない場合、就職困難・就学困難となり「ひきこもり」そして「孤独・孤立」状況になるひとが多いようです。
◇薬物療法で「完治」しなくても「認知行動療法=CBT」等で「完治」する例が多数報告されています。(注1)

◇非定型うつ病
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4790
◇うつ病
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786
◇適応障害
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4810
◇双極性障害(双極症)(注2)
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5197
◇痛み
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4867
◇パニック症、広場恐怖症
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4563
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2313
◇心的外傷後ストレス障害(PTSD)
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/3899
  その他、こちらのホームページに多数の記事リンクと情報
ほかに、
◇ホームページに記事あり
『マインドフルネス精神療法』にも
(注1)マインドフルネス総合研究所は、深いマインドフルネスを用いた自己洞察瞑想療法=SIMTで、回復支援を行っています。第4世代の認知行動療法(CBT)の一つです。CBTー4は、ほかの研究者も開発していく可能性があります。今後、期待できます。社会のため家族のために生きてください。
(注2)「双極症」は今のところ、CBTで「完治」するかは不明ですが、うつ病が発症した時にCBTで治すと双極症の発症を予防できるかもしれません。
このことは、次のところに詳細に述べています。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5480

【連続記事】 メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

 このような本が発売された。

「精神医療」崩壊
メンタルの不調が心療内科・精神科で良くならない理由
(青春新書インテリジェンス PI 701) 新書 – 2024/8/5 和田秀樹 (著)

 これを解説した記事がDiamond Onlineに。

https://diamond.jp/articles/-/348321
メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由

 こういう事情だから、治らない人の一部が、自殺し、不登校からぬけられず、 学齢期を過ぎても治らずに、「ひきこもり」状態が続くのです。

 いじめ、教師の不適切な対応などによって、子どもが不登校、自殺し、「重大事態」にしてしまうところにも、教職関係者が「うつ病」について理解していない実情から起きているところがあります。

 昔、NHKが報道しましたが、精神療法は発展しませんでした。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/1835
【2009年 連続記事】NHK「うつ病治療 常識が変わる」

 最近の実情を和田秀樹氏が明かしてくださいました。

 次のように、警鐘を鳴らして、治らないかたのごくわずか、支援させていただいて30年です。

◆3割が治らない
【マインドフルネス総合研究所HP】
◆うつ病の薬物療法では3割が治らない
 特に、非定型うつ病が治りにくい
 双極性障害ならば抗うつ薬はだめ、など


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5400
★そもそもうつ病の薬物療法では効果がない人が3−4割
(この中に、西城有朋氏の著書からの引用)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4970
★抗うつ薬を服用し続けるが、・・・
 抗うつ薬は健康関連QOLを長期に改善しない

 治らない人は「不登校」や「ひきこもり」状態です。その一部が自殺なさいます。

 和田氏も指摘されましたが、アメリカでは、精神療法を必死で研究しています。第2世代の認知行動療法(CBTー2)では、治らないひとも多いので、無評価で観察の第3世代のCBT(CBT−3)を研究してきました。しかし、これも、種々の批判と限界が指摘されて、重い自殺念慮のあるひとには向かないという研究報告がありました。こうなると精神療法もアメリカに頼ってばかりでは、日本の自殺が減少しないでしょう。

 日本は、精神療法を重視してこなかったために、心理士は「傾聴」が多くて、認知行動療法のできる心理士が極めて少ないのです。

 子ども、若者の自殺が増えています。
 これから高齢化社会になります。
 各地で地震が起きています。能登半島では、医療が切迫している実情があります。精神医療も不十分ではないかと心配です。
https://www.m3.com/news/iryoishin/1227314
◆公立4病院に患者戻らず、能登北部に基幹病院設置求める声
石川県知事「一つの選択肢」、機能強化検討会初会合
レポート 2024年8月9日 (金)配信小川洋輔(m3.com編集部)

 力を持つ者によるハラスメントが実に広く起きています。

 こういうところでも、うつ病を発症するでしょう。治らない人が何割か出るでしょう。自殺していかれるでしょう。「助かるはずの命がなぜ」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786
【連続記事】なぜうつ病になるのか なぜ自殺が起きるのか 

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5326
★見捨てられている重大な日本の社会問題

【うつ病などの治療法を問題にした書籍】
 うつ病が薬物療法で完治しない割合が高い問題、日本の心理士はうつ病、不安症、PTSDなどを「完治」させる心理療法のスキルを持つ人が少ない問題を批判した著書には、次のものがある。

A)『精神科医の本音』益田祐介、SB新書
B)『精神科医にご用心』西城有朋、PHP文庫
C)『精神医療崩壊 メンタルの不調が診療内科・精神科で良くならない理由』和田秀樹、青春新書
D)『ブラック精神医療』米田倫康、扶桑社新書


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5458
【連続記事】「精神医療」崩壊
メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5492
12)治らない患者であふれるクリニック
「ならばどうしたらいか」を考える
 〜 和田秀樹氏の提言

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5491
ストレスが多い、労働環境が過酷、ハラスメントする幹部
 〜うつ病になり、自殺していく国民

「ならばどうしたらいか」を考える
 〜 和田秀樹氏の提言を見る前に

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5490
11)精神療法(認知行動療法など)への期待
 〜 その7)和田秀樹氏 精神療法の重視

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5488
 〜 その6)奥深い「瞑想」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5487
 〜 その5)ブームの「マインドフルネス」「禅」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5486
 〜 その4)運動療法

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5484
 〜 (7)薬物療法以外の治療法
 〜 その2)患者による自助グループ、読書療法、インターネット認知行動療法(iCBT)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5483
★精神療法(認知行動療法など)への期待
 〜 (7)薬物療法以外の治療法
  〜その1)サプリメント、反復経頭蓋磁気刺激療法、行動活性化

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5480
 〜 (6)地方創生SDGs 自殺対策と孤独・孤立対策からも
  国民の生命を守るために教育の充実
   ☆うつ病は精神療法でも治ることがあること
   ☆仏教、禅、マインドフルネス、人生価値・自己の哲学など
    も少数説の教育の大切さ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5479
 〜 (5)和田秀樹氏=「精神療法でないと治らない病気がある」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5478
 〜 (4)西城有朋氏(3)=では、心理士が治せるのか 「いまだにカウンセラーは、ただ話を聞き、共感することに徹するアプローチをとる人が多い。」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5477
 〜 (4)西城有朋氏(2)=そもそも精神科薬は本当に効くのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5476
 〜 (4)西城有朋氏(1)認知行動療法CBTの効果自体が過大評価されすぎた

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5475
 〜 (3)米田倫康氏=非薬物療法群のほうが薬物療法と比べて予後が良い

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5474
 〜 (2)益田祐介氏=今は産業にならないがカウンセリングは必要

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5473
(11)精神療法(認知行動療法など)への期待
 〜 (1)認知行動療法なども治すのに必要という一般的な了解

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5471
(10)うつ病になると脳の種々の領域に炎症が起きている
 〜 「島皮質」も

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5468
(9)精神療法でうつ病などを治せる医師は極めて少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5466
【別に詳細の記事】(8)身内でさえも自殺が多い
  〜 医療関係者の自殺が多い

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5464
(7)死亡率の順位で若い世代は「自殺が第1位」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5463
(6)自分で治せない重症患者は治せる専門医を紹介するのが常識ではないか?
 〜 なぜ、うつ病を治せない患者を他の専門医に紹介しないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5462
(5)これからも薬物療法のみの研究と治療が続くのか
 〜現在は医学部ほぼすべての教授が薬物療法中心

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5461
(4)うつ病が薬で治らないし認知行動のできる心理士も少ない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5485
★西城有朋氏も治らない患者の状況を伝える
 〜薬物療法で完治せず何年もクリニックに通院

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5460
(3)うつ病は再発が多い
 〜薬物療法だけでは再発を繰り返す

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5459
(2)高校生、大学生、若い人の自殺防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5458
(1)和田秀樹氏『「精神医療」崩壊』の出版

【連続記事】メンタルクリニックが「治らない患者」であふれ返る深刻な理由




【参考記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4814
★うつ病、適応障害にかかる割合

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【連続記事】能登で大地震 〜 長期にわたって  うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【連続記事】自殺防止対策 2024年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点をー2024年
Posted by MF総研/大田 at 06:29 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL