がんや重い病気になると本人だけでなく家族が「うつ病」に [2024年06月05日(Wed)]
がんや重い病気になると本人だけでなく家族が「うつ病」にがんや重い病気になると患者本人が「うつ病」を併発するおそれがあります。しかし、家族、特に、配偶者がうつ病になるリスクが高まります。 そうなっては、もとの患者はさらに苦悩が募って、がんらいの病気と本人のうつ病が重くなるおそれがあります。うつ病の予防の大切さが理解されます。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5430 がん患者の家族のことはここにも述べました。 ほかの病気でも同様です。 ◆配偶者の心疾患で自身のうつ病リスクが上昇 https://medical-tribune.co.jp/news/2024/0419562407/?utm_source=newarrival&utm_medium=email&utm_campaign=240419 ◆がん患者・家族のストレス https://www.jstage.jst.go.jp/article/stresskagakukenkyu/32/0/32_2017007/_pdf ◆家族のうつ病=抗うつ薬が十分効かない“うつ病”は家族内で伝搬しやすい。台湾での大規模調査 https://www.mag2.com/p/news/597383 ◆父のうつ病で子のうつ病リスクが上昇 https://medical-tribune.co.jp/news/2023/0904558130/ 人はみな自分が人生をかけて守りたいもの(マインドフルネス心理療法SIMTで「価値」という)があります。仕事は、行動する、実行する「当為価値」です。 家族は次元が違い「存在価値」です。失われる予測は深刻なストレスです。 ここにも「孤独」が 家族が重い病気になると、家族は頼りにしていたひとが重病になると、愛する家族の苦悩をもらい、愛する存在の消滅をおそれて、数々の心労が重なり、家族も「孤独感」に見舞われます。 家族が重い病気になると、家族が苦しんで「うつ病」になるリスクが高まります。 上記の病気の中に、家族のうつ病があります。うつ病が治らないと家族までがうつ病になるリスクがあります。共倒れです、心中のリスクが高まるでしょう。 うつ病の中には、認知行動療法(CBT)で治るひとがいます。心理療法を洗練、研究していけば、完治率が高まることは疑いありません。 重い身体疾患の患者と家族のうつ病予防の対策、そして、薬物療法で治らないうつ病を「治す」認知行動療法を提供する対策を充実させてほしい。大切な生命なのに、人口が減少していくのに、重点対策にしていただきたい。 医師の働き方改革があり、医師だけではこれ以上、時間がかかる対策がとりにくいでしょう。CBTの治療スキルを持つ心理職が、この分野で生業にできるような政策をとれないでしょうか。 こういう支援対策に力をそそいでほしいと願っています。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338 【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点を https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329 【連続記事】地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺防止 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313 【連続記事】大震災の被災地にうつ病、自殺が増加するおそれ |
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Posted by
MF総研/大田
at 20:15
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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