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社会的孤立を自覚し孤独を感じることが抑うつ症状を高める [2024年05月28日(Tue)]

社会的孤立を自覚し孤独を感じることが抑うつ症状を高める

 〜うつ病になったひとが治らないのを「治す」支援も

 筑波大学など3つの大学および国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が共同した研究が発表されました。

https://www.tyg.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/240423_pressrelease_aiba.pdf
◆社会的孤立を自覚し孤独を感じることが抑うつ症状を高める

 このことは、私が、孤独からうつ病が起きる、そして、うつ病になって治らない人が3割くらいいて、孤独感を深める、ということを述べました。実際、自殺の原因として「孤独感」というのもかなり多い。

 孤独・孤立のところにはうつ病があり、相互に関係しあっていることを、うつ病の神経炎症説(注1)の視点から 述べました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5368
★孤独とうつ病・自殺は相互関係

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5370
★「孤独孤立からうつ病へ」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5377
★「うつ病から孤独孤立へ」

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5210
★孤独・孤立の概念から考えるとこういう領域にもマインドフルネス 心理療法SIMTが関連する

 上記の筑波大学などによる研究成果は、「孤独からうつ病へ」の仕組みを裏付けるものです。

 この研究の成果は、予防対策に活かされることでしょう。「今後の展開」を拝見すると、孤独感を解決する「予防」対策が想定されていることと思います。
 おそらく、「うつ病になってしまって治らない人」を「治す」心理療法を普及させる対策はこの研究には含まれていないでしょう。薬が効かないうつ病を治すためには、炎症が回復するような方針で、認知行動療法が必要です。そういう対策を「孤独・孤立対策」のなかで、取り組んでほしいと思います。そうでないと、いったん治らないと、いつまでも治らず、孤独感を深めて、自殺のリスクが高まります。「治す」ためには、半年から1年の認知行動療法などが必要でしょう。この仕事をするひとが多くはいません。国の対策として、行ってほしいと思います。

注1)持続するストレス、過労などから扁桃体が亢進し、HPA系が過剰に興奮して副腎皮質からストレスホルモンが分泌される。それが脳内に入り、免疫細胞ミクログリアから炎症性サイトカインが分泌されて、脳神経が炎症を起こす。それがうつ病をひきおこす。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5092
★ここにうつ病の神経炎症説

 この炎症説が真相ならば、炎症が大きいならば、それが回復しないと、うつ病は「完治」とならないだろう。第1世代のマインドフルネス(無評価で観察の瞑想)でさえも「治す」効果は十分ではありません。もっと効果のある認知行動療法を普及してほしい。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【連続記事】地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺防止


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【連続記事】大震災の被災地にうつ病、自殺が増加するおそれ
Posted by MF総研/大田 at 19:33 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL