孤独感を持つひとは認知症のリスク高まる
[2024年05月21日(Tue)]
孤独感を持つひとは認知症のリスク高まる前の記事で、孤独は種々の病気を引き起こすリスクが高まるということをみたが、 特に、認知症のリスクを高めるという研究結果が九州大学ですすめられてきた。ここに紹介されている。 https://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/ 久山町研究 https://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/genki/pdf/vol_19.pdf 九大久山研究室 げんき予報便 VOL.19 65歳以上の高齢者を5年間追跡した結果、情緒的孤独感を有するひとは、 無い人に比べて認知症発症のリスクが1.6倍高いことがわかった。 また、親族や友人との交流がほとんどない場合、情緒的孤独感のある人は ない人に比べて、認知症発症リスクが5.3倍高くなっていた。 孤立、孤独状態でも、「孤独感」を持たなければ(つまり、一人の生活を楽しんでいるとか、たいして孤独感でなげくことがない場合)、認知症のリスクは高まらないが、 「情緒的孤独感」を持つならば、認知症のリスクが高まるわけだ。 こういう結果であるから、家族、友人や知人で、孤独・孤立状態のひとがいれば、 交流の機会を持つように支援することが望ましいのだ。 自治体は「居場所」を提供することが望ましい。 私の住んでいる市には、老人福祉センターがあり、そこで種々のプログラムがある。 私も「こころの健康体操」の講師になっている。 また、私の住む 地区には、健康体操のプログラムがある。 こういうプログラムが認知症の発症リスクに効果をあげているだろう。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338 【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点を https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329 【連続記事】地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺防止 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313 【連続記事】大震災の被災地にうつ病、自殺が増加するおそれ |
Posted by
MF総研/大田
at 21:35
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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