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孤独は病気をもたらし寿命を縮める [2024年05月20日(Mon)]
【21日朝、追記】
雑誌「精神科治療学」第38巻1号、は1年前発売の雑誌。今朝(21 日)の新聞で再び。
2023年1月から、このブログで紹介した雑誌。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5121
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5124
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5267
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5283
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5284

孤独は病気をもたらし寿命を縮める

 孤独・孤立対策推進法が施行された。 孤独感に悩むひとが多く、健康を害しやすく、うつ病にもなりやすい。

 孤独感は不快系の感情をもたらすので、対策をとらないと、寿命を短くしてしまう。

 孤独が健康を害するという研究が報告されている。

https://forbesjapan.com/articles/detail/67477
◎孤独は「1日15本の喫煙」に相当する健康への脅威

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75714#google_vignette
◎孤独は脳卒中・心臓病・がん・認知症を誘発、早死の危険性は6割にも

 孤独感が寿命を縮めるのであれば、対策をとりたい。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点を

 この連続記事で、主に「うつ病」「自殺」のリスクについて対策をとりたいことを考えてきた。

 しかし、うつ病、自殺のほかに、認知症や身体の病気をもたらして、孤独でない人と比べて、早死にしているのである。

 孤独感は、楽しくない、さびしい、などの感情のほか、急病などあれば助けなく死亡するかもという孤独死の予期不安や病気になったら看病してくれるひともいない、などから不快系の感情が持続しやすい。気力低下から行動が少なくなり、生活不活発病的にもなりやすい。こうしたストレスから、交感神経の亢進、ストレスホルモンの分泌などから免疫の衰えをもたらし、がん、心疾患、脳血管の病気になりやすい。

 被災地の人々も孤独・孤立状態になりやすく、災害関連死が心配されている。

 こういう病気になると、いよいよつらくなる。だから、孤独・孤立対策の推進が求められる。 法律は今年施行されたばかりである。内閣府が、官民連携プラットフォームを設けた。官と民で連携して対策をとっていくことが求められている。今、5月で、強化月間である。

 孤独感は心理的ストレスの視点からは、マインドフルネス心理療法SIMT(注)でもお手伝いできると思うので、私どもは、5月はこのようなプログラムを行っている。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5393
★マインドフルネス総合研究所の事業が内閣府のプラットフォームに掲載
 〜 孤独・孤立対策の5月「強化月間」の事業

(注)
マインドフルネス心理療法SIMTは、ブームになっている第1世代のマインドフルネス(無評価で観察の瞑想)を活用した 「第3世代の認知行動療法」ではなく、 右の「第4世代の認知行動療法」
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348
「無評価で観察の瞑想」は、対人場面(家族のため仕事のためなど)ではつかえないので、対人場面まで自分、他者の背後の心理まで観察する「行動時自己洞察」を重視する手法を織り込んだ認知行動療法。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【連続記事】孤独孤立対策にうつ病の視点を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【連続記事】地方創生SDGs ターゲット3.4 自殺防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【連続記事】大震災の被災地にうつ病、自殺が増加するおそれ
Posted by MF総研/大田 at 20:12 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL