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「病的ひきもり」の評価法〜九州大学の研究室が開発 [2024年05月01日(Wed)]

「病的ひきもり」の評価法〜九州大学の研究室が開発

 ひきこもりが長引くと、自殺されたり、8050問題にまで進展するおそれがあります。

 ひきこもりでも、悩んでおらず機会があれば社会にでていき「ひきこもり」が解消できます。 しかし、私は経験から、うつや不安があるために「ひきこもり」を容易に解消できないひとがおられるとみています。

 実際、九州大学が次の研究を発表しています。

「病的ひきこもり」と「非病的(健康な)ひきこもり」とを区別できるツール HiDEを開発
https://www.hikikomori-lab.com/news/entry478.html

 やはり、ひきこもりの人に、抑うつがあると報告されています。そして、「ゲーム依存」もあります。

 これらは、「病的ひきこもり」とされています。たとえば、就職の話がとびこんできても、抑うつやゲーム依存というメンタルな問題があるので、就職できにくいでしょう。
 ほかに、不安症(社交不安、パニック症など)もあるだろうと思います。

 ひきこもりの当事者やご家族は、「評価法」を用いて、「病的」かそうでないか、を評価して、適切な対策に乗り出したほうがいいのです。この病的な傾向は「治療」しないと治らないかもしれないからです。抑うつ、依存症、不安症には、薬物療法、認知行動療法(第2世代)、マインドフルネスSIMT(第4世代の認知行動療法)などがあります。

 「ひきこもり」の方も、「孤独」感に襲われるはずです。ちょうど「孤独孤立対策強化月間」です。相談してみれらることをおすすめします。

 内閣府の 孤独・孤立対策推進室による「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」のポータルサイトに掲載されています。

https://www.notalone-cas.go.jp/category/monthly/
「5月は「孤独・孤立対策の強化月間」


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【目次】孤独孤立対策にうつ病の視点を
Posted by MF総研/大田 at 16:08 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL