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被災地の職員に強い疲労感 [2024年03月24日(Sun)]

被災地の職員に強い疲労感

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市など6市町(珠洲市の他、輪島市や穴水町、能登町、志賀町など)の職員の2割以上が「疲労感が強く要注意」とされたことが22日までに、産業医科大と広島大のチームの分析で分かったという。

災害派遣医療チーム(DMAT)などとして働く医療従事者と比べ高いことから、専門家は「休める環境づくりが必要だ」と訴える。

https://www.saitama-np.co.jp/articles/72309
【埼玉新聞 3/21】職員に強い疲労2割超
能登自治体6市町、専門家が分析

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79437460S4A320C2CE0000/
【日経新聞 3/22】能登6市町の職員、
 強い疲労」2割超 医療チーム分析
 避難所業務など重く 労働環境、個別に把握を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5353
★被災地の自治体職員に燃え尽き症候群やうつ病のおそれ

 東日本大震災の被災地でもあった。
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2242
 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2286
 被災地の市役所職員に不安や抑うつの傾向

 もっとすすむと燃え尽き症候群やうつ病になるひとも現れるおそれがある。もし、うつ病のようであれば、医師による治療を受けていただきたい。ただし、薬物療法で治らないひともいる。薬物療法は、セロトニン神経を活性化させる機序があるが、うつ病は前頭前野、海馬などに炎症が生じていて、薬が十分効果がない患者さんがいる。

 うつ病になり、1年治療しても治らない場合、第4世代の認知行動療法としての「マインドフルネス自己洞察瞑想療法」の実践をおすすすめしたい。 ご自分で実践できない場合、当研究所にメールでご連絡を。

 また、珠洲町、能都町の宿泊施設が再開したら、こちらからうかがい、治す支援とSIMTのスキルを持つ支援者の養成講座を開催するつもり。現地に「治す」支援ができる人がいないと「治す」支援が十分でなくなる。長く治らないひとが、孤独・孤立の状況になる。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348
★第4世代の認知行動療法、マインドフルネス心理療法SIMT

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5319
【目次】被災地の医療関係者のうつ病、自殺の防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【目次】孤独孤立対策にうつ病の視点を

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【目次】能登で大地震
 〜 長期にわたって うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ


第4世代の認知行動療法を活用します
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348
【目次】第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法SIMT
Posted by MF総研/大田 at 20:11 | 災害とストレス | この記事のURL