東日本大震災から13年〜今回は、能登半島にマインドフルネス心理療法のカウンセラーを養成 [2024年03月11日(Mon)]
東日本大震災から13年
〜今回は、能登半島にマインドフルネス心理療法のカウンセラーを養成
13年になるのですね。
このブログに当時のころの記事が残っています。
被災から3年後に私たちのマインドフルネス心理療法が、
石巻の被災者の方々の目にとまりました。
そして、石巻に数回、伺いました。
★東日本大震災の支援プログラム
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2890
☆ 2014/3/26の記事
https://blog.canpan.info/jitou/archive/3213
☆ 2015/8/31の記事
石巻のかたの目にとまり、3年後に講演とカウンセラー養成講座が実現。
阪神淡路大震災の経験から、震災後は、うつ病、PTSDなどに苦しむ人が多く、自殺もあることが知られていました。それで、東北の被災地でも起きるのではと心配していました。やはり災害関連死の多いことが報道されています。
この数年前から、マインドフルネス心理療法、SIMTの研究開発が進行していた時であり、以前は、6回を標準にしていて、不十分でありました。
その後、経験を重ねて、こういう精神疾患が薬物療法で治らない場合、難治であり、最低、10回10カ月の支援プログラムにすべきであることが判明しました。
震災前から、10回10カ月のプログラムでの経験から効果が確認されて、これに基づき執筆が進行していましたが、震災により太平洋岸の書籍販売網も混乱しており、出版を延期して、2013年に、出版されました。この本は、10回10カ月を標準にしています。
大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
この本は、震災の前から執筆が進行しており、数年かけて出版にこぎつけました。
あれから、13年。3年後に、現地でのカウンセリングと支援者育成のための講座が宮城県石巻で開催されました。 マインドフルネス心理療法のうちでも、瞑想時でなく、行動時の感情・欲求を現在進行形で観察し背後にある評価基準を観察することを重視する自己洞察瞑想療法(Self Insight Meditation Therapy,SIMT)は、うつ病、非定型うつ病、パニック症、広場恐怖症、社交不安症、PTSD、過食症などの「完治」に一定の効果をあげています。さらに、特定の領域への応用研究が必要と考えています。
今も、各地で、うつ病やPTSDが治らずに困っている方がおられます。毎年、自殺が2万人も。そして、うつ病などが治らないひとは、おそらく、何百万人もおられるでしょう。 薬物療法も心理療法も希望するひとがどこでも受けられる仕組みができることを祈っています。
もう、岩手、宮城、福島県の方々のメンタルな面は大丈夫でしょうか。
もし、まだ必要であれば、ご連絡ください。
能登半島地震の被災地
今度は、能登半島で大地震が起こりました仮設住宅にお住まいになるころ、やはり、メンタルな問題のために、
マインドフルネス心理療法SIMTで支援できるカウンセラーが地元にあるといいと思います。
石巻における講座の時に得られた教訓を反映して、地元にマインドフルネス心理療法のスキルを持つひとを養成するお手伝いをさせていただきます。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
★能登で大地震 〜 長期にわたって
うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ
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Posted by
MF総研/大田
at 18:06
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災害とストレス
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