• もっと見る
«孤独・孤立対策は不登校・通信制高校の生徒さんにも | Main | もっとも深いマインドフルネス、自己の洞察»
生徒にいじめ防止の教育を取り入れる [2024年03月09日(Sat)]

子どもの不登校、いじめ、自殺の問題には新しい対策を
 〜 生徒にいじめ防止の教育を取り入れる

 またか、という感じである。
 横浜市の中学校2年の女子生徒が自殺した問題について、第三者委員会が、女子生徒の自殺は同級生によるいじめが原因とする調査結果を公表した。
 生徒から相談を受けたあとに行った関係する生徒への事実確認が不十分であったとしている。 生徒が訴えたのに、学校側には「いじめ」と認知されておらず、組織的な支援が行えていなかったなどと指摘した。

 https://news.yahoo.co.jp/articles/cda478669fceaca57ccf545c1988ce64b11314bc
【日テレニュース】横浜の中2自殺の原因は“いじめ” 第三者委が調査結果公表「学校側の事実確認不十分」、市教委の対応も厳しく批判

https://news.yahoo.co.jp/articles/22762668a841832852292e6ecbbbf0f83f397bef
【毎日新聞】横浜の中2自殺 市教委が「いじめ」表記の削除要請、第三者委が指摘

専門家は、悩みを抱えていたら自分だけで解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどして欲しいとよびかけている。

 だが、不十分だ。不登校や自殺が多く、どうも、これだけでは不充分だ。担任に訴えたのに、適切な対応をしてもらえないのだ、これも問題だ。教師は忙しくて、自身うつ気味の担任もいるはずだ。対策をとる余裕がないのではないか。生徒には、どこに「専門の相談員」がいると教えられていないのではないか。

 自殺や不登校に追い込む「重大事態」が多すぎる。構造的な問題があるのではないか。新しい対策を義務づける必要があるのではないか。 いじめはいけないという教育を1年に数回は生徒に実施したらどうか。下記のようなことを伝える。

1) いじめは、重大な事態になる。いじめから、うつ病、不登校になるおそれがあること。そうなると、調査が始まり、加害者が特定される。被害者と加害者の双方に、一生影響することがあること。だから、やめよう。

2) いじめは、必ず明らかにされる。加害者が突き止められて、加害した生徒も保護者も責められてつらい状況になるから、やめるように。

3)いじめを耐えるとうつ病になり、「死にたくなる」から、我慢せず、訴えること。もし、「死にたく」なったら、実行せず、休み治せること。相談員、担任、保護者に伝えること。うつ病の特徴について、生徒も教師もよく理解していない。

4) 相談先を担任だけではなくて、必ず相談員にも伝わる仕組みを作る。相談員がフォローする。 口頭で相談しにくいなら、手紙に書いて投函するポストを設置。

5) クラスで、学校で生徒たちが自発的いじめを早い段階でやめるのはどうしたらよいか、生徒で話しあいさせる。

 「重大事態」は、多くの関係者が不幸になるから、教師もうつ病についての教育を受けるのがいいと思う。そして、生徒、教師を守るため、他の専門家の支援を受ける仕組みを考えるといい。

 さらに、家庭でも親子一緒に教育を受けるのがいい。自治体の社会教育で行うところがあるだろう。ちなみに、蓮田市、および、埼玉県は今年、登録制度が発足したので、マインドフルネス総合研究所は「うつ病・自殺予防の心得」として行うと登録した。

 こんなケースもある。

https://president.jp/articles/-/64077
なぜ不登校の子は再び学校へ通い出したのか…"不親切な新担任"が家庭訪問で生徒に伝えた内容

 担任は登校させようとするとか、担任が忙しくて、十分な時間をさいてフォローしないと、いじめが継続して、二度と担任に相談しなくなってしまう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5245
★不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5240
★不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5220
★いじめによる自殺事件・調査不十分

 学級の担任だけでは、いじめを生徒から相談されても時間を十分とれないで、「重大事態」に追い込んでいる。いじめの訴えは担任以外に必ずスクールカウンセラーや他の専門家がフォローする仕組みが必要だと思う。

 「希死念慮」があれば、うつ病的であるから、治るまでフォローする制度を作ってほしい。相談制度だけではなくて、都道府県に最低1か所は、精神療法で治す場所を作ってください。

【ほかの関連記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5359
【重要】こども(思春期)の「ひきこもり」や「身体の不調」が自殺に強く関連

 こういう研究報告もあります。抑うつ症状が悪化すると助けを求めない。

https://www.igakuken.or.jp/topics/2023/0904.html
◆うつ症状悪化で相談したい気持ちも低下 思春期の追跡調査で解明
 東京都医学総合研究所
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5346
【目次】子どものいじめ被害・うつ病など精神疾患、自殺防止対策ー2024年
Posted by MF総研/大田 at 18:19 | 子どもの苦悩 | この記事のURL