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(5)子どものいじめ・不登校の特別相談員を都道府県に [2024年03月06日(Wed)]

子どもの不登校、いじめ、自殺の問題には新しい対策を
 (5)子どものいじめ・不登校の特別相談員を都道府県に

 若者の自殺の源流が小中高の時の、いじめ解決支援が不十分であったため、それ以来、うつ病、不安症、体調不良を引きずって、大学のころや就業後まもなく、自殺することも起きています。

 その間、ずっと悩みがちなのに、薬物療法以外の支援を受けられない状況が続いています。 若者の自殺の源流が小中学生のころのいじめをよく解決してもらえなかったことに関係します。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15878867.html
【朝日新聞】 見落とされるいじめ:3=再び登校、平気な様子に見えたが

 このケースは、中学2年のころ、「死ぬことを決めて」ずっと、それが治っていない。長い年数の間に、「希死念慮」(うつ病の症状だろう)を持ち続けて、治らないという異常な状況である。精神療法を受ける機会がないのでしょう。

 子どもが自殺するなんて、異常な社会です。

 こんなケースもある。
https://president.jp/articles/-/64077
なぜ不登校の子は再び学校へ通い出したのか…"不親切な新担任"が家庭訪問で生徒に伝えた内容

 担任は登校させようとするとか、担任が忙しくて、十分な時間をさいてフォローしないと、いじめが継続して、二度と担任に相談しなくなってしまう。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5245
★不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5240
★不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5220
★いじめによる自殺事件・調査不十分

 学級の担任だけでは、いじめを生徒から相談されても時間を十分とれないで、「重大事態」に追い込んでいます。いじめの訴えは担任以外に必ずスクールカウンセラーや他の専門家がフォローする仕組みを作ってください。

 「希死念慮」があれば、うつ病的であるから、治るまでフォローする制度を作ってほしい。相談制度だけではなくて、都道府県に最低1か所は、精神療法で治す場所を作ってください。

【ほかの関連記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5359
【重要】こども(思春期)の「ひきこもり」や「身体の不調」が自殺に強く関連

 こういう研究報告もあります。抑うつ症状が悪化すると助けを求めない。

https://www.igakuken.or.jp/topics/2023/0904.html
◆うつ症状悪化で相談したい気持ちも低下 思春期の追跡調査で解明
 東京都医学総合研究所
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5346
【目次】子どものいじめ被害・うつ病など精神疾患、自殺防止対策ー2024年
Posted by MF総研/大田 at 16:26 | 子どもの苦悩 | この記事のURL