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「孤独」はなぜつらいのか  〜(3)自己とは何かという哲学から=人はみな世界を作っていく [2024年02月25日(Sun)]
◆4月に孤独孤立対策推進法が施行されます。
◆5月は最初の「強化月間です
http://mindfulness.jp/kodokukoritu/kodokukoritu.htm

「孤独」はなぜつらいのか
 〜(3)自己とは何かという哲学から=人はみな世界を作っていく

 孤独はつらい感情を起こします。強まると「うつ病」になり、自殺にもいたります。

 なぜなのでしょうか。いくつか、解釈があります。その3番目。

3) 自己とは何かという哲学から=人はみな世界を作っていく存在

 西田哲学です。自己とは何か、世界とは何かという哲学です。 やさしく、説明してみます。

 人はみな、世界に中に生まれて、世界の中に自分が世界に貢献できそうな価値 (当為価値=職業、趣味、家族)を見つけて、生きていきます。

 世界との関係があります。世界中で、無数の人間が動き(創造したり破壊したり回るので、 各人が生きる世界、時々刻々と変動しています。

 変動する世界を見て、自分の価値を実行して、なんとか生きていきます。 こうして、世界から何かもらって、自分は世界に何かを産出、表現します。自分の表現が世界の 中に、誰かに(ひとりでも)喜んでもらう(評価される)と幸福だという思いがわきます。 これが、人間の有様です。

 孤独孤立すると、この世界との交流がないと感じるので、他者から責められなくても、 自分がつらくなるのでしょう。

 家族から愛されているとはわかって(存在価値)いても、当為価値ができていないと 思うと世界との交流がないと感じて孤独感が増します。
 そのような自分を承認できないとして「自己肯定感」失われます。

【参考記事】
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4823
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4549

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
【目次】孤独孤立対策ー2024年
【ほかの関連領域】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5346
【目次】子どものいじめ被害・うつ病など精神疾患、自殺防止対策ー2024年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5312
【目次】マインドフルネスは、第1世代から第2世代へ
 〜孤独孤立の対策・自殺防止対 策
 〜大震災からのうつ病、自殺の予防に
 〜至誠・社会創造・平等・無差別・無闘争・共生
Posted by MF総研/大田 at 16:05 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL