【目次】第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法 [2024年02月14日(Wed)]
【目次】第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法SIMTマインドフルネス心理療法SIMTは、第4世代の認知行動療法 です。無評価で観察のマインドフルネスを超える認知行動療法で、第4世代の認知行動療法です。
MBSRなどの第3世代のCBTが、うつ病などの治療法にならないのは、現実の世界は「評価」し「評価」される時が多い、つまり、瞑想でない行動、対面、仕事に従事する時間が多いためです。 自己洞察瞑想療法、SIMTは、第4世代のCBTであり、うつ病、不安症、PTSD、過食症、対人関係の苦悩などを改善する効果があります。ここにあげた精神疾患は、症状が軽くなる程度ではなくて、「完治」する事例が多いです。 今、世界も日本も種々のメンタルに関連する問題が起きています。SIMTが効果的であろうと思います。少し、SIMTの特徴をご紹介します。 マインドフルネスSIMTの専門家は、「マインドフルネス瞑想療法士 ![]() 講座は、次の内容が講義されます。 https://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kouza/textbook.pdf ◆10回の講義のテキスト MMTになりたいひとは、西田哲学、脳神経生理学、精神疾患(うつ病、不安症、PTSD,など)、仏教学、禅学などを学習します。 そのほか、「治したい人」(クライアント。患者)が行う、課題と同じものを10カ月、実践します。 他の人(クライアント)に教えるのですから、MMTも同じ10か月実践しないと資格を取得できません。 うつ病などを治したいひとは、この本に述べている課題を実践します。 http://mindfulness.jp/shoki-hon-siensha.htm ◆大田健次郎(2013)『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社 治したい患者さん(クライアント)は、この本に述べている実践だけです(上記のMMT用のテキストは不要です)。読んで、うつ病が起こる理由(HPA系の興奮で脳に炎症が起きることを簡単に説明してあります)を理解して、治すために行う課題を理解して、毎日実践します。 課題は、瞑想と行動する時の心の使い方(行動時自己洞察)があります。 上記の本を読んで一人で実践できるひとは、10か月すれば、症状が軽くなります。課題を実践すると、炎症を起こしていた脳の部位(背外側前頭前野、眼窩前頭皮質、前部帯状回など)に細胞やネットワークが再生して治ると推測されます。(治るのですから推測です。どこか支援の開始時と10カ月後の脳画像を撮影できるところで臨床試験をしていただきたいのですが) SIMTの課題は、「無評価で観察」の瞑想ではありません。行動時自己洞察が難しいかもしれません。そういう人を支援するMMTがいます。 一人で行うのは、難しいというひとは、マインドフルネス瞑想療法士(MMT)の支援を受けます。全国に数十名おられます。「治療プログラム」は、10か月で修了が標準です。せっかく知り合えたのですが、治ったので自立して、お別れです。 SIMTは、うつ病などを治す「治療プログラム」と、うつ病にならないように予防的に行う人の集まりもあります。マインドフルネス総合研究所では、後者の予防的な集まりを「心の健康クラブ」と呼んでいます。「居場所」でもあります。もともと、うつ病などでないひとの集まりです。がん患者であってうつ病でないひとも参加します。うつ病の予防ですから、がん患者さんも、うつ病にならないように参加します。予防的なプログラムは希望する限り、参加しています。5年、10年、20年の人がいます。1993年以来、30年続いています。 がん患者さんは、「死」を意識されることが多いので、深い自己探求をします。宗教的なレベルまであります。西田哲学で説明しますが、超個の個の探求です。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4917 ◆大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社 「死」を意識しない人は、次の本です。 ◆大田健次郎(2014)『 不安、ストレスが消える心の鍛え方――マインドフルネス入門』清流出版 SIMTについて、少し説明を続けます。 (続く) http://mindfulness.jp/kodokukoritu/kodokukoritu.htm ★内閣官房の「孤独孤立対策官民連携プラットフォーム会員」として活動します。 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4786 ★なぜうつ病 なぜ自殺 http://mindfulness.jp/sdgs/mokuji-sdgs.htm ★地方創生SDGsでも、ターゲット3.4の「自殺の減少」 =薬物療法で治らないうつ病をSIMTで治す =ストレスの多い人生・うつ病にならないようにSIMTで予防する https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168 【連続記事目次】孤独・孤立の対策& 不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4) https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338 【連続記事目次】孤独・孤立対策にマインドフルネス心理療法SIMT https://blog.canpan.info/jitou/archive/5187 ★第4世代認知行動療法のセンターを全都道府県に作ってほしい https://blog.canpan.info/jitou/archive/5215 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5236 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348 ★第4世代の認知行動療法 第1世代のマインドフルネスのさらに拡張深化の観察法として第2世代のマインドフルネス 【重要】第1世代のマインドフルネスは問題が指摘されている うつ病の再発防止にとどまる=第3世代の認知行動療法 倫理的問題をひきおこすおそれ
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5287 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5312 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5314 ★アメリカでは、MBCTは倫理的問題を指摘されている =社会問題を見て見ぬふりを助長すると批判されている =アメリカでも「マインドフルネス」は「第2世代」を模索している https://blog.canpan.info/jitou/archive/2851 ★新しい援助法の開発 うつ病が治らない、自殺がなくならない。従来の相談、治療法だけでは十分でない https://blog.canpan.info/jitou/archive/4988 ★うつ病を完治に導くSIMTのこれまでの経過 「マインドフルネス」は流派によって、扱う心理現象が違う https://blog.canpan.info/jitou/archive/4895 ★マインドフルネスは解決したい問題によって異なるものがある https://blog.canpan.info/jitou/archive/4947 ★無評価で観察のマインドフルネスは自殺念慮の強い人には危険? https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348 【目次】第4世代の認知行動療法としての自己洞察瞑想療法SIMT https://blog.canpan.info/jitou/archive/5450 ★西田哲学が先細り マインドフルネス心理療法SIMTも https://blog.canpan.info/jitou/archive/5222 ★第4世代の認知行動療法の説明はこちらにも https://blog.canpan.info/jitou/archive/5363 ★マインドフルネス瞑想療法士の講座 〜 自己洞察瞑想療法 〜 第4世代の認知行動療法SIMT https://blog.canpan.info/jitou/archive/5351 ★自己洞察瞑想療法 〜 第4世代の認知行動療法SIMTの特徴 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5350 ★(表) 〜マインドフルネスとしては「第2世代のマインドフルネス」 〜認知行動療法としては「第4世代の認知行動療法」 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5348 ★目次 |
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Posted by
MF総研/大田
at 20:33
| さまざまなマインドフルネス
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