• もっと見る
«見捨てられている重大な日本の社会問題 〜3) 非二元論の哲学でない | Main | 見捨てられている重大な日本の社会問題»
心理療法を女性の心理士が提供できないでしょうか [2024年02月04日(Sun)]
◆大地震の被災地でもマインドフルネス心理療法SIMTを
 〜 長期にわたってうつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ

◆マインドフルネスは第2世代へ
◆マインドフルネスは日本の非二元論へ

心理療法を女性の心理士が提供できないでしょうか

 心理療法を女性医師が提供できないでしょうか、と問いかけました。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5336
★女性医師に

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
★大震災の被災地も

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5338
★孤独孤立対策に全国各地に

 同じことを、女性の臨床心理士、公認心理士にも問いかけたいと思います。

 種々の領域に、うつ病、不安症、PTSD、過食症などが治らないとか、不登校、ひきこもり、長いがん患者の闘病中にメンタルケア、終末期の心のケア、大震災における長期のうつ病、 薬物療法で治らないうつ病、再発の多いうつ病、など種々の領域があります。

 女性は、出産・育児で勤労時間が限られるかもしれませんが、完全予約制で、複数の心理士で提供する「認知行動療法による心のケアセンターを運営していただけないでしょうか。

 うつ病、不安症、PTSD、不眠症などが増加しています。そして、うつ病になると、3−4割が完治しないで、苦しみ続ける患者がいます。

 子どもにも不登校、自殺が増えています。うつ病や不安症が背景にあるケースもあるでしょう。

 うつ病には、認知療法が効果があることはわかっています。
 また、うつ病の薬を服用すると、1割が双極症になってしまうと言われます。早い段階で、心理療法で治療すれば、双極症にならないかもしれません。うつ病の初期に心理療法を提供するのは、患者にとって幸いです。

 出産・育児などで忙しい勤務形態では、働くのが難しい女性心理士に、こうした領域に心理療法(精神療法)で、治す支援をするセンターを作っていただけないでしょうか。

 傾聴だけでは、うつ病、非定型うつ病、適応障害などはなおりません。脳に炎症が起きているのですから。相談機関から紹介してもらえるように信頼されるセンターにしてください。

 女性医師との連携でもいいですし、心理士グループ単独でもいいでしょう。
 女性医師のところでも、述べました。 次のように、働く時間を女性心理士の出産、育児の事情に合わせるのです。

◆完全予約制にする。心理士の割ける時間に合わせればよい。

◆詳細な説明を加えるセッションは、多人数に同時にできるので、患者はその日時にも来てもらう。つまり、短い個別面談と、長時間の集団セッションを組み合わせる。

◆対象とする精神疾患は、認知行動療法(CBT)に効果があるとされるものに限定。うつ病(非定型うつ病を含む)、適応障害、不安症、PTSD、過食症など。病名ではないが、不登校、ひきこもりも。がん患者のケアも。

◆医師の薬物療法をそのまま受けてもかまわない。CBTを併用する。CBTのうち、マインドフルネス心理療法SIMTは定型化できて提供しやすいので、活用していただきたい。ほかのCBTがよければそれでいい。 ◆薬は主治医にまかせる。症状が軽くなったら、主治医の処方に任せる。

◆自治体と連携して補助金を得たり、助成団体に申請すれば、報酬の一部に充てることができるかもしれない。

◆CBTは、アドバイスをすることが伴うが、育児の合間をぬって、メール、文書で書くこともできる。ボランティアの協力も得る。

 精神科医は、患者が多くてCBTを提供できる医師は少ないので、治りにくい患者がいます。 CBTを併用すれば、完治の割合が高まります。  自殺対策や孤独孤立対策などで、特例事業として予算をつけてくれるかもしれません。助成団体の支援もあるかもしれません。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4599
★専門家はみな現在の仕事で手一杯加
 新しい人材の投入を。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2785
★女性の医師が精神療法を提供できないでしょうか。心理士も。

東日本大震災(2011年3月11日)の場合

(4か月後) 被災地の産後うつ病の 母親が増えるリスクが高まっている
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2206

(8か月後) 大震災で生き残った人に、自殺があいついでいる
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2268

(9か月後)
岩手の小中高校生、15%が震災後に不眠など
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2291

被災地の市役所職員に不安や抑うつの傾向
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2286

うつ病、不安症、PTSDなどを治す支援は難しい
https://blog.canpan.info/jitou/archive/2785
◆エネルギーと時間を取るので、論文や学生教育に忙しい研究者は参入しません。臨床の現場の、医師や心理士でないとできません。

【関連記事】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4757
★自殺防止

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2142
★被災地の心のケア

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5215
★マインドフルネス心理療法、SIMTか  〜第2世代のマインドフルネス、第4世代の認知行動療法
 ☆ここに、概要が紹介されている(「マインドフルネス精神療法」第7号)
 https://mindful-therapy.sakura.ne.jp/kikansi/hp-07/dai7gou-mokuji.htm
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5329
【目次】自殺防止対策2024年

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5313
【目次】能登で大地震 〜 長期にわたって
 うつ病、PTSD、睡眠障害のおそれ


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168
【目次】孤独・孤立の対策&   不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4)
Posted by MF総研/大田 at 19:12 | うつや自殺念慮の心理療法 | この記事のURL