アニメ制作者 17%がうつ病など心の病気なった可能性 [2023年12月06日(Wed)]
アニメ制作者 17%がうつ病など心の病気なった可能性〜 過労、睡眠不足からもうつ病、そして自殺もアニメ制作の職場は、残業が多くて、うつ病などの心の病気なった可能性があるという 団体の調査結果を報道しました。 (12月4日 NHKニュース おはよう日本) 内容は、こちらにあります。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231204/k10014276991000.html ある女性社員の様子を伝えています。 「締め切りに間に合わせるため、泊まり込みで作業を行うことは珍しくない」 「1週間で帰宅時間が30分ほどしかないこともある」 「職場には仮眠室はないため自分のいすか寝袋で寝ながら締め切りに間に合わせている」 こういうことが多いと「うつ病」になります。無理して自殺も起こるでしょう。 睡眠不足、過労は、交感神経を興奮させて、HPA系のストレスホルモンを分泌させて、脳内の免疫細胞、ミクログリアから炎症性サイトカインが分泌されて、前頭前野などを傷つける。 こういう過労、睡眠不足になるところには、もちろん、心理的ストレスも非常に大きいです。いじめ、ハラスメントなどは心理的ストレスが、前面にありますが、過労、睡眠不足の職場には、いじめ、ハラスメントがなくても、心理的ストレスになります。 うつ病が多いのは当たり前の職場環境と言えます。 いったん、うつ病になると、なかなか治らない人がかなりいるのですから、どうしたらいいか職場あげて対策をとるべきです。 会社によって事情が違うだろうから、残業、泊まり込みの多い職場の従業員全体でどうしたら会社の目標を達成しつつ、従業員のいのちを守れるか真剣に討議すべきです。うつ病が悪化すると、突然、起き上がれなくなる日が来て、仕事がストップします。急では他の社員が変わりにくい仕事があるでしょう。会社側(組織もトップ、幹部の個人次第)にとってもそういう事態にならないほうがいいはずです。 自殺しては手遅れ〜社員も家族もうつ病の実態を理解して!とにかく日本は自殺が多い。心理療法が発達しておらず、薬だけでは治らないひとがいる。 自殺が多いのはそのせいだ。社員も家族もうつ病の実態を理解して対策をとってほしい。うつ病になるわけ、治療法の限界、自殺するわけ、そして、会社が理解しない場合、退職も。いのちが大切。生きてさえいれば、他の生き方もある。https://blog.canpan.info/jitou/archive/4722 https://blog.canpan.info/jitou/archive/4798 ★うつ病になったら治りにくい人がいる 「世界保健機関(WHO)の報告では、2030年にはうつ病が世界的に疾病負荷の第一位となることが予測されています。 その一方で、薬物療法や精神療法を受ける3分の2の症例が完全に反応せず、治療に反応した2分の1しか寛解を維持しないなど、薬物治療の限界が報告されており、新たな治療法の開発が喫緊の課題です。」 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119 【目次ー自殺予防2023年】 |
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