不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない
〜 なぜなのか、別な視点からの調査が必要 [2023年10月11日(Wed)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5219
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10月29日(日)講座
「不登校・ひきこもり・自殺の予防のヒント」
〜蓮田市社会教育課主催の講座・蓮田市広報でおしらせ
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蓮田市外のかたもご参加できます。
皆さんの子どもや孫もいつうつ病、不安症から不登校になるかもしれません。長引かせないコツを勉強してください。
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不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない
〜 なぜなのか、別な視点からの調査が必要
◆不登校
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5240
★2022年度の不登校29万人、いじめ68万件、最多になったと、文科省調査の内容が判明した。
◆不登校の解決相談
不登校になる子どもは、なぜ、相談しようとしないのだろうか。参考になるのが、内閣府の調査だ。不登校ではないが、「外出状況」が少なくなっている理由だが。
◎こども・若者の意識と生活に関する調査 (令和4年度)(令和5年3月 内閣府発表)
「現在の外出状況」について「相談しても解決できないと思うから」が、
10歳から14歳の子ども 男性36.7%、女性48.8%
15歳から19歳の子ども 男女合計で、45.7%
相談相手として、親は当然だが、担任、養護教諭、スクールカウンセラー、医師(学校医)などがいることを知ってはいるだろう。なぜ、相談しないのか、その理由は「相談しても解決できないと思うから」が多いのだ。
なぜ、そうなのか。調査がピントはずれであると、適切な対策がとられず、不登校が増加し、期間がながびくし、自殺も起きる。
興味ある調査報告があった。
読売新聞(10月10日)の報道によれば、
「滋賀県内の不登校経験者と保護者
に支援団体がアンケートを実施したところ、不登校のきっかけは「先
生と合わない、怖い、体罰があった」など先生関連が最多の3割を占
める結果となった。」
なんと「不登校のきっかけは「先生」3割、「合わない・怖い・体罰」など」だという。
もし、そうであれば、子どもや保護者からは、相談しにくいだろう。学校に行くと、きっかけになった先生にあうことが怖いだろう。こわくて相談しづらい。「相談しても解決するとは思わない」。わかる気がする。
ところが、文科省の調査では、不登校の要因は「無気力・不安」が多いが、まるで、子どもだけに問題があるかのような見方に聞こえる。
「きっかけ」が先生であり、子どもは学校にいけないのを、状況としては、無気力・不安に見える。これは、教師、学校側から見た「要因」だ。
もし、教師がきっかけであるならば、教師の側が変化しなければならない点も多いかもしれない。
こんなに不登校が増加しているのだから、真の「要因」を把握しないと、適切な対策を取ることができない。
文科省が、不登校の生徒側にアンケートをする予定があるという。生徒側の本音がわかるだろう。そうして、真相を把握して、的確な対策をとっていただきたい。
先生が怖くて、不登校になり、うつ病の症状や対人不安(先生への不安)、トラウマ、PTSDになっている状況が「無気力・不安」だとしたら、対策は難しい。大人でも、うつ病や不安症、PTSDは簡単には治らない。子どもには、薬は使いにくい。
また、先生が変わらなければならない。
先生が謝罪しても、トラウマが変わりにくい子もいるだろう。同じ先生がいる学校へは子どもは登校しにくいだろう。そのためか、家族ごと、引っ越すのが対策の一つだという。
教師は、うつ病や不安症、PTSDについてよく理解しておくべきで、傷つきやすい子どもを追い込むきっかけを少なくする必要がある。
29日の講座では、こういう状況もふまえて、子どもや保護者はどうしたらいいか、地域で何か対策をとれないか、学校や保護者への要望などを議論したい。
【目次】孤独・孤立の対策&
不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168
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Posted by
MF総研/大田
at 20:59
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子どもの苦悩
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