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不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない [2023年10月04日(Wed)]
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5219
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 蓮田市外のかたもご参加できます。
 皆さんの子どもや孫もいつうつ病、不安症から不登校になるかもしれません。長引かせないコツを勉強してください。

不登校最多、相談しない子ども4割、解決するとは思わない

◆不登校

 2022年度の不登校29万人、いじめ68万件、最多になったと、文科省調査の内容が判明した。
★不登校の小中学生は過去最多の約29万9千人。前年度比22・1%の増加。
 不登校の小学生は10万5113人、中学生は19万3936人で計29万9049人(前年度24万4940人)。
★うち学校内外の専門機関に相談していない児童生徒も過去最多の約11万4千人。

◆いじめ

★いじめは小中高などで約68万2千件。
★被害が深刻な「重大事態」は923件。いずれも過去最多だった。

◆暴力行為

 別の文科省の調査があった。
◎小中高校生の暴力行為、過去最多の9万5千件。
★小学校6万1455件、中学校2万9699件、高校4272件。
★県別千人当たりの小中高生の暴力行為の発生件数で多いのが、新潟県、青森県、鳥取県

内容は、生徒間暴力が6万9580件、器物損壊が1万2695件、対教師暴力が1万1973件、対人暴力が1178件。
★加害児童生徒数は小学生が4万5539人、中学生が2万7916人、高校生が4954人。
学年別では中1が1万3028人で最多。2番目が中2の9472人、3番目は小5の8292人だった。

◆不登校の解決相談

 不登校になる子どもは、なぜ、相談しようとしないのだろうか。参考になるのが、内閣府の調査だ。不登校ではないが、「外出状況」が少なくなっている理由だが。

◎こども・若者の意識と生活に関する調査 (令和4年度)(令和5年3月 内閣府発表)

  「現在の外出状況」について「相談しても解決できないと思うから」が、
 10歳から14歳の子ども  男性36.7%、女性48.8%
 15歳から19歳の子ども  男女合計で、45.7%

 相談相手として、親は当然だが、担任、養護教諭、スクールカウンセラー、医師(学校医)などがいることを知ってはいるだろう。なぜ、相談しないのか、その理由は「相談しても解決できないと思うから」が多いのだ。
 なかには、うつ病、不安症、起立性調節障害、発達障害、いじめ、などがあるだろうが、相談しても解決しないと思う子どもが多いことになる。
 子どもへの教育が必要だ。そして、治せるものなら、治せる相談員が必要だ。そういう人がいるという情報も。
 うつ病で学校に行けなくなっている場合、学校にいけない心身の状況(ゆううつ、頭が回転しない、死にたくなる、など)が、まさかうつ病という病気だとは思わず、「相談しても解決しそうもないと思う」かもしれない。治療もしないから、自殺念慮が強くなり自殺するのか。確かに、大人でも、うつ病を知らないと、「死にたくなる」気持ちが「治る」とは思えない人もいるだろう。
 不安症になっていて、学校に行こうとすると、予期不安、動悸がひどくなるのも、改善できるとは思えないかもしれない。相談しないが、つらいので、うつ病も併発するかもしれない。

 新しい対策が必要だろう。改善支援できるスキルを持つ場所、学校教育。

 いじめの多いのは、言葉や暴力が、クラスメートに向かうのだろう。いじめられる他者の苦を共感できない子どもだ、加害の子どもが多いのは、そのように育った家庭の問題もあるだろう。両親の間と自分に向けられる家庭内暴力、虐待を見ていて、それに影響されている子どももいるだろう。これは、実に難しい。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4555
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【目次】孤独・孤立の対策&
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Posted by MF総研/大田 at 13:57 | 子どもの苦悩 | この記事のURL