第2弾 〜 こういう領域にもマインドフルネス心理療法SIMTが関連する [2023年09月20日(Wed)]
孤独・孤立の概念から考えるとこういう領域にもマインドフルネス心理療法SIMTが関連する
〜 第2弾
内閣官房の孤独・孤立対策の資料によれば・・・
「一般に、「孤独」は主観的概念であり、ひとりぼっちと感じる精神的な状態を指し、寂しい ことという感情を含めて用いられることがある。
他方、「孤立」は客観的概念であり、社会 とのつながりや助けのない又は少ない状態を指す。
概念は異なるが相互に関連する「孤独」と「孤立」の問題としては、
●社会とのつながりが少なく「孤立」しており、不安や悩み、寂しさを抱えて「孤独」である 場合がある
●社会とのつながりが一定程度あり「孤立」していないが、不安や悩み、寂しさを抱えて 「孤独」である場合がある
● 社会とのつながりが少なく「孤立」しているが、不安や悩み、寂しさを抱えていないため 「孤独」でない場合もある(ただしその場合でも、家族など周りの方が困難を抱えている 場合も想定される)
が考えられるが、孤独・孤立に関して当事者や家族等 が置かれる具体的な状況は多岐 にわたり、孤独・孤立の感じ方・捉え方も人によって多様である。」
「予防の観点」からと「孤独・孤立に悩む状態に至っても可能な限り速やかに当事者の 望む状態に戻れるように取り組むことが重要」とされている。
すでに起きている孤独・孤立からの「解放・脱出・改善」と、まだなっていないひとが孤独・孤立にならない「予防」とが重要とされています。
孤独・孤立の問題、自殺防止対策に認知行動療法的な支援対策も(第2弾)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5210
◆続きです。
進化した認知行動療法が提供されるべき領域にかかわる情報や事件。
第2弾です。気になる情報がありました。
1)自殺未遂の人をみる救急の現場
せっかく救命処置をしても、自殺念慮が消えるわけではない。認知行動療法による見守りも。
2)夜、宿直の医師、夜間に急患をみても「休息」扱い! おかしいのでは?
労働時間、睡眠時間がわからなくなる。過労からもうつ病の悪化、自殺があることをご存知ないのか。
3)子どもの「相談したい気持ち」はうつ状態になるほど弱まる
いじめの裁判にも影響する新しい研究。いじめから時間がたってから自殺されるといじめとの因果関係が不明とされる事案が多いようです。いじめから時間がたつにつれて、うつが深まるかもしれません。うつ病になっていて治りきらずに転校して後自殺した場合、いじめとの因果関係が不明とされそうです。保護者は、子どもが不登校になったら、理由がいじめでないかしっかりときいたほうがいいのでは? 保護者への教育が必要か。
4)医師のいない地域がある
うつ病などの支援は、CBTのできるカウンセラーを!
5)夫の産後うつ病
かかりやすいリスク要因がある。事前にうつ病の予防教育を”。そして、うつ病になった父親の回復支援にも、心理職を(医師による薬物療法で回復しない場合)
6)コロナ後遺症
倦怠感、集中力低下は、うつ病と同じ領域に炎症が起きたのかもしれない。ウイルスが免疫細胞ミクログリアを刺激して炎症性サイトカインを分泌したせいかもしれない。だとしたら、この症状は、CBTでも回復するかもしれない。
7)大学教授のアカデミック・ハラスメント
科学・学問の進展を妨害する。大学でハラスメントの教育を。
8)芸能界のハラスメント
トップ、権力ある人が行うので、教育はどうしたらいいのか対策が難しい。しかし、大学で広く教育すれば、マスコミもとりあげて、ハラスメントをしにく社会の雰囲気になるのでは。また、業界のガイドラインを作れないか。
9)寝不足 週末では補えず
睡眠不足からもうつ病になりやすい。働き方改革に配慮するように。
具体的な対策がないと、空理空論になりかねませんので、「マインドフルネス心理療法SIMT」があると提案していますが、もちろん、他の認知行動療法(CBT)(第1,2世代)も活用できるでしょう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5226
★種々の外形的な支援のほかに内面の支援対策に認知行動療法的な対策を
https://blog.canpan.info/jitou/archive/4269
★(古い記事ですが)このような領域にマインドフルネス心理療法SIMT
【目次】孤独・孤立の対策&
不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4)
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168
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Posted by
MF総研/大田
at 21:27
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孤独孤立自殺うつ病不安症
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