第1弾 〜 孤独・孤立の概念から考えるとこういう領域にもマインドフルネス心理療法SIMTが関連する [2023年09月03日(Sun)]
孤独・孤立の概念から考えるとこういう領域にもマインドフルネス心理療法SIMTが関連する内閣官房の孤独・孤立対策の資料によれば・・・「一般に、「孤独」は主観的概念であり、ひとりぼっちと感じる精神的な状態を指し、寂しい ことという感情を含めて用いられることがある。 他方、「孤立」は客観的概念であり、社会 とのつながりや助けのない又は少ない状態を指す。 概念は異なるが相互に関連する「孤独」と「孤立」の問題としては、 ●社会とのつながりが少なく「孤立」しており、不安や悩み、寂しさを抱えて「孤独」である 場合がある ●社会とのつながりが一定程度あり「孤立」していないが、不安や悩み、寂しさを抱えて 「孤独」である場合がある ● 社会とのつながりが少なく「孤立」しているが、不安や悩み、寂しさを抱えていないため 「孤独」でない場合もある(ただしその場合でも、家族など周りの方が困難を抱えている 場合も想定される) が考えられるが、孤独・孤立に関して当事者や家族等 が置かれる具体的な状況は多岐 にわたり、孤独・孤立の感じ方・捉え方も人によって多様である。」 「予防の観点」からと「孤独・孤立に悩む状態に至っても可能な限り速やかに当事者の 望む状態に戻れるように取り組むことが重要」とされている。 すでに起きている孤独・孤立からの「解放・脱出・改善」と、まだなっていないひとが孤独・孤立にならない「予防」とが重要とされています。 孤独・孤立の問題に認知行動療法的な支援対策もこういう点からいえば、心理社会的な支援対策も必要なはずで、第4世代の認知行動療法(右、サイドバーを参照)である、マインドフルネス自己洞察瞑想療法SIMTとは、次のような領域にも関連すると思われます。人生、社会生活は、無評価ではない。「マインドフルネス」は、科学ならば、進展していく。次の世代にはいらなければならない。人は、「評価」される時、「孤独・孤立」でなくなる。 評価されるのも、階層がある。SNSで発信して、見てもらって評価されること。スキルを用いて行為したことが評価されると、孤独感を感じないのは、スポーツ選手、芸能人が典型だが、すべての職業従事がこれである。仕事がうまくいかないと孤独感。 さらに、言葉でもなく、職がなくても、それでもなくて、存在するだけで評価する家族の愛。 自己存在を家族からも社会からも「評価」されない時、孤独を感じる。毒親、虐待、不倫などに伴う孤独感。 そして、究極の評価、死を意識する人の孤独感。仕事もできなくなる、愛する人とも別れる時が近いと感じる人の「孤独」感。この深刻な救いの方向は、人間、自己を超えたものが生きよ、生きているだけで評価しているという意識を持つことで救われる孤独感。宗教的です。そういう深い宗教が親鸞、道元、キリスト教にあると西田哲学で場所的論理で説明しています(西田哲学によります)。宗教心がなくても、哲学的理解で実践することができます。 孤独感は負の感情であり、扁桃体が興奮して、HPA系からストレスホルモンが分泌されて、うつ病になるおそれが高まります。 多くの領域で、SIMTが関係する。おもいつくままにあげます。 1)うつ病、不安症、PTSD、依存症(過食症など)などが治らない 〜 ひきこもり、自傷、8050問題
★(2011年)孤独・孤立問題 =中高年のひきこもり、8050問題と関連 小中学生のいじめを含む予防教育(子どもの生活で起きる感情の観察、対処法の練習) 3)不登校から「ひきこもり」への予防 4)不登校の受け皿としての通信制高校に在学中にうつ病、不安症の改善に取り組む (卒業後に「ひきこもり」にならない「予防」) 5)がん、難病の人のうつ病、自殺予防(通院、入院中) 6)介護状態、入院中にあるひとのうつ病の改善と予防支援(アウトリーチ、訪問) 7)産前産後のうつ病の改善、予防 8)相談事業で「死にたい」「人に会えない」という人の相談だけにとどめず、うつ病、不安症ならば治すための受け皿 以下、種々の職場におけるうつ病、自殺予防教育 9)家族のためのうつ病、自殺予防教育(社会教育) 10)職場におけるうつ病、自殺予防教育(マインドフルネス心理療法SIMT、感情、自己中心的評価基準、ハラスメントとなる衝動的反応の観察抑制等)
10−b)影響の大きい、大学教員、医師の職場、芸能関係
★(2018年)虐待された人、する人の苦悩 https://blog.canpan.info/jitou/archive/2812 ★(2013年)虐待する母親を引き受けてくれる病院がない 〜 双極性障害、HSP、依存症、過敏性腸症候群、種々の精神疾患・心身症 13)長期間にわたって、うつ病、PTSDなどで苦しむことがある問題
★東日本大震災のあとの心 【深い問題】 初歩的なマインドフルネス心理療法から宗教的領域(東洋哲学にある絶対無)の観察実践まで必要になるかもしれない領域 例) ●孤独なひとがあいやすいカルトへの誘いの予防教育 ●カルト、宗教2世の心の救済 ●がん、難病、深刻な障害を受けた人の孤独の心の支援 (回復不能・絶望をかかえた三浦綾子さん、星野富弘さんがキリスト教で救われた例があるように、自己存在の深刻な否定苦悩がある。フランクルは本来、宗教の役割だという領域。宗教によらない日本的な後期西田哲学による観察実践がある。) https://blog.canpan.info/jitou/archive/5225 ◆第2弾 〜 こういう領域にもマインドフルネス心理療法 【目次】孤独・孤立の対策& 不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4) https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168
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Posted by
MF総研/大田
at 22:20
| 孤独孤立自殺うつ病不安症
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