双極性障害(双極症)にもマインドフルネス心理療法SIMTを [2023年08月20日(Sun)]
双極性障害(双極症)にもマインドフルネス心理療法SIMTを本日も、双極症のかたが参加されれば、これについて説明します。双極性障害、にも認知行動療法(CBT)が効果があると報告されています(注1)。CBT単独または併用すると、治療後およびCBT提供中に有用な結果をもたらすと考えられています。 CBTにより、抑うつ症状や躁の症状の軽減、再発再燃の減少、心理社会的機能レベルの向上が期待できるとされています。マインドフルネスは瞑想を付加する方法(第3世代の認知行動療法)がブームになっていますが、症状が重いうつ病の治療には向いていません。 しかしSIMTはうつ病、非定型うつ病、パニック症、過食症なども治る人がいます。SIMTは、瞑想だけではなくて、日常生活のすべての場面での認知、行動の変容をめざします。それで、第4世代と呼んでいます。双極性障害にも試験的に実践していただきます。 双極症は、過食、過眠、鉛様麻痺感、という「非定型うつ病」と似たところがあります。不安症(パニック症や社交不安)との併存もあります。非定型うつ病、不安症は、SIMTで治りますので、双極症のこれらの症状が軽くなる可能性があるのです。 (続)
日本うつ病学会診療ガイドライン 双極性障害(双極症)2023) 第5章 https://blog.canpan.info/jitou/archive/5197 【目次ー双極性障害(双極症)に、マインドフルネス自己洞察瞑想療法SIMT |
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Posted by
MF総研/大田
at 06:54
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