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(7)うつ病、孤独、自殺ー医師は心理療法を提供できない [2023年08月09日(Wed)]
http://mindfulness.jp/katudou/kodoku&jisatubousi.pdf
http://mindfulness.jp/katudou/kodoku&jisatubousi-naiyou.pdf
8月20日、講演・研究会

http://mindfulness.jp/katudou/2023-sdg-special-kouza.htm
8月21日、うつ病を治すマインドフルネス心理療法SIMTを提供できるマインドフルネス瞑想療法士レジスタードマークの育成講座の第2回

(7)うつ病、孤独、自殺ー医師は心理療法を提供できない

 自殺、孤独のところに、うつ病、不安症、PTSDなどがあります。 薬物療法で治らないで、苦しんでいるひとがいますが、これら は、心理療法でも治るので、新しい対策が必要です。精神科医は、経営上、スキル上、心理療法、精神療法を提供できません。下記の参考書で、その理由が説明されています。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5186
★今のままでは、長引く「うつ病」を治す医師も心理士もいない

 日本では、第3世代の認知行動療法(CBT)である「マインドフルネス」も、 うつ病などの臨床に用いるひとがいません。第三世代のCBTであるMBSR,MBCTは、うつ病などを「治す」には不十分で、うつ病の再発予防の効果です。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5121
★MBSR,MBCTなど「無評価で観察」の「マインドフルネス」(第3世代CBT)をうつ病を治す臨床に用いている執筆者はいない
★治りにくいうつ病などを治す心理療法の支援者が少ない
 雑誌「精神科治療学」1月号で、「マインドフルネス再考」を特集しました。第3世代の認知行動療法についての日本の最近の事情でしょう。
 うつ病などの治療に積極的に用いる専門家がいないようです。うつ病が治らずに自殺が多いのに、第3世代の「マインドフルネス」による自殺の防止に限界を感じます。
 さらに、無評価で観察瞑想を超えた評価現場で観察する第4世代の認知行動療法の研究が必要です。

 「マインドフルネス」は、ブームのようですが、主に、ビジネス領域に用いられています。孤独、自殺の対策には、不十分です。

 西城有朋氏の著書を見ると、イギリスの心理療法も「うつ病」などを治すには、不十分なようです。(参考書B 第8章)
 私たちが、無評価で観察瞑想を超えた実践で支援した(第4世代のCBT)だけでも、かなりの 効果がありました。自己洞察は、古来、日本の「禅」にあったものですから、日本のお家芸のようなものですから、専門家が結集して本格的に研究すれば、効果ある心理療法も開発できるでしょう。 外国ばかりあてにせずに、日本で独自に研究してもらいたいものです。そして、 都道府県に、認知行動療法センターを設置してほしい。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/2323
★外国のものの追試とか技法論でなく、日本の文化の特殊性から普遍性を引き出すような展開を

【参考書】
A)『精神科医の本音』益田祐介、SB新書
B)『精神科医にご用心!』西城有朋、PHP文庫

(続く)

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
【目次ー自殺予防2023年】


https://blog.canpan.info/jitou/archive/5187
【目次】長引く「うつ病」を治す認知行動療法センターを都道府県に作って

Posted by MF総研/大田 at 06:44 | 孤独孤立自殺うつ病不安症 | この記事のURL