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今のままでは、長引く「うつ病」を治す医師も心理士もいない〜  新しい対策を [2023年07月31日(Mon)]

今のままでは、長引く「うつ病」を治す医師も心理士もいない
 新しい対策を

 うつ病、双極性障害、パーソナリティ障害などには、「死にたくなる」という深刻な症状がある。うつ病が治らないと、自殺のリスクがある。
 自殺予防のためにも、孤独・孤立対策のためにも、長引く「うつ病」や「不安症」を治すために新しい対策をとっていただきたい。

 うつ病に限っても、薬物療法では、3−4割が治らず、苦しんでいるひとが多い。現在、医師も心理士も、認知行動療法で治すことを専門に行うことは「職業にならない」ので、これで、うつ病を治す人がいない。 次の記事で触れた。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4939
★和田秀樹氏

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5150
★益田祐介氏

 そして、衝撃的な内容が紹介された。

西城有朋氏『精神科医にご用心!』

 目次を見れば、衝撃的である。

アマゾンの紹介

認知行動療法も懐疑的なようだ。

 第3世代の認知行動療法として、期待された「マインドフルネス」も、無評価で観察の瞑想では、限界があった。うつ病を治す人がいないし、自傷自殺を高めるリスクがあるという発表があった。 「マインドフルネス」は、第3世代の認知行動療法は、うつ病、不安症の治療法としては不十分だ。日本でも、治すことに活用する人はいない。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5121
 雑誌「精神科治療学」1月号で、「マインドフルネス再考」を特集したが、うつ病などの「治療」に活用しているひとはいない。

 地方創生SDGs3.4 自殺防止のためにも、孤独・孤立対策のためにも、新しい対策が必要だ。うつ病などが治らずに孤独・孤立しているひとが多いだろう。不登校、ひきこもり、の問題でもある。長引くと自殺も起きる。カルトへの誘導のおそれもある。

 1993年以来、ほそぼそと支援活動をやっていたが、難治性のうつ病、不安症、PTSDであり、支援にも、多大の時間、エネルギーを要し、ボランティアでやることも無理であった。
 経験から、うつ病、不安症などを「完治」させるには、1年近くかかる。第3世代の認知行動療法は、2か月が基本の「瞑想」だから、「治せない」。もっと、長期的に支援する心理療法の研究開発、そして、実際臨床が必要だ。
 そして、うつ病が治らない割合も高く、深刻な状況になるから、「うつ病」の予防教育も重要だ。家庭での虐待、厳しすぎるしつけ、学校でのいじめ、職場での各種の「ハラスメント」、差別、ネット上の誹謗中傷、宗教による被害、・・・・。加害者になる、被害者になる。保護者、教員、児童生徒、職場の管理者、従業員、すべての社会人に、予防教育が必要だ。

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5168
【連続講演・実践】孤独・孤立の対策&
  不登校・ひきこもり・自殺念慮対策(SDGs3.4)
Posted by MF総研/大田 at 05:50 | うつや自殺念慮の心理療法 | この記事のURL