• もっと見る
«日本財団が「自殺意識調査」 ―増加傾向にあり―を発表 | Main | オンラインによる通信教育»
日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか [2023年04月30日(Sun)]

日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
【目次・連続記事】【日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか】

https://blog.canpan.info/jitou/archive/4939
★現在の制度のままでは医師は経営的に精神療法を提供できそうもない

 精神科医の和田秀樹さんが、こう言っておられます。

 もっと詳しく述べた本があります。
 『精神科医の本音』益田祐介、SB新書

 「カウンセリングは産業にならない」(p104)

 益田氏は、心理士が心理療法を提供した場合の年収を推測しています。1時間6千円から1万円もらうとした場合、年収は432万円と推測。
 「とても高給取りとは言えません。これでは、能力ある若者が心理士を目指そうとするでしょうか。」(p105)

 これでは、薬物療法で治らないうつ病、パニック症、PTSDなどが薬物療法で治らない場合、認知行動療法(CBT)を行う医師、心理士は現れませんね。

 なお、うつ病については、反復経頭蓋刺激療法(rTMS療法)という治療法がありますね。これでも治らない人、適応ではないひともいるでしょう。この治療法は、うつ病だけが対象だし。

 もちろん、CBTも効果がない人もいるでしょうが、うつ病の一部や他の疾患(もちろん一部)は、CBTで 治るかもしれないのに、そのままであり、自殺も起きるでしょうね。患者さん、ご家族はそれでいいのでしょうか。

 地元に、認知行動療法を提供する医師や心理士がいないと解決しないでしょう。5月28日に、討議しましょう。
https://blog.canpan.info/jitou/archive/5148

https://blog.canpan.info/jitou/archive/3889
日本では、なぜうつ病などの心理療法が普及しないのか

https://blog.canpan.info/jitou/archive/5119
【目次ー自殺予防2023年】
Posted by MF総研/大田 at 20:43 | 自殺防止対策 | この記事のURL